間もなく来日！　元祖モテ男、アダム・レヴィーン（マルーン5）について知っておきたいこと10

バンド名マルーン5の由来はトップシークレットで、ビリー・ジョエルなど極々限られた者しか知らない。ファンの間で有力な説は、メンバーのアダムとジェシーが通ったNYのファイブ・タウンズ大学のスクールカラー「マルーン」と学校名「ファイブ」を足したというもの。「最悪なセンスだから」意味を極秘にしていると語るアダムは、推測を呼ぶことで「実際よりマシなストーリーが流布されてほしい」と願っているが、果たして……？

2001年のデビュー以来トップを走り続けるマルーン5は、ビルボード史上最も偉大なアダルト・ポップ・アーティストとして表彰されている。学生時代NYで出会ったHIPHOP／R&Bから強く影響されたリズミカルなサウンド、プリンス等を意識したというセクシーなMVが特色。ロック・バンドという括りを拒否するフロントマンのアダムは、ジャンルに捉われず「永遠に聴き継がれる楽曲」を作ることを信条としている。

世界一セクシーな男性に選ばれたこともあるアダムは一夫一妻制に疑問を呈すモテ男だったが、モデルのベハティ・プリンスルーとの結婚後は娘も誕生し、40歳を前に「これ以上なにが欲しいかわからない」と語るほど子煩悩な愛妻家となった。ナンバーワンヒット「Girls Like You」は、MeToo時代の勇敢な女性たち、そして男女のサポート関係を讃えるコンセプトで、MVには女性スターたちとともに妻子が登場する。

肉体美を披露することが多いアダムだが、私生活においてもできる限り全裸でいたいヌーディストだと明かしている。実際、家のなかで娘と全裸でいる写真を妻ベハティに投稿されたことも。夫婦揃ってオープンなのか、新婚当時に撮影した「Animals」MVでは裸で抱き合う姿を披露している。ただし、血飛沫が飛び交うなかベハティ演じる女性が肉屋のアダムにストーカーされる猟奇的な内容なため、鑑賞には注意が必要。

筋肉のついたしなやかなボディーはヨガで手に入れたもの。元々ジムでワークアウトしていたが、首が太くなっていった上に腰痛も発生したため、ヨガに転向。 それ以降ジムには9年以上行っていないと明かしている。「ヨガは瞑想のようなものであり幸福への投資」と語るアダムは、コンサートの前に少なくとも1時間のルーティンをこなし心身を整えるそう。『Don’t Wanna Know』のMVでは着ぐるみ姿でヨガを行なっている。

結婚式の定番曲「Sugar」のMVでは、一般人のウェディングで突如パフォーマンスする幸せサプライズを敢行。メンバーは相当なサプライズ好きなのか、ヴァレンタインを前にしたカップルにギフトを贈呈したり、変装して地下鉄でパフォーマンスするなど、様々なドッキリ企画を行なっている。2015年には、アダムの結婚にショックを受けた3才の女の子に花を渡すキュートなサプライズが話題に。

ファンが深く感謝してくれるアジア圏ツアーはもともと好きらしいが、特に2012年の日本武道館公演については「今までやったどのコンサートよりも盛り上がってくれた」と歓喜したことがある。なお、マルーン5は2019年「アメリカ音楽界の頂点」とされるスーパーボウルのハーフタイムショーの出演を果たした。全米トップのステージを経た彼らの日本公演は見逃せない。