17歳の時にフランスから移住したニューヨークでモデル活動を始め、それから女優に転身したアレクサも実はハリウッドの3世代目。祖父は『エデンの東』(‘55)でジェームス・ディーン演じるキャルの、優等生の兄アーロン役で知られる俳優でリチャード・ダヴァロスだ。彼の長女で女優のエイッサと写真家のジェフ・デュナスとの間に生まれたのがアレクサ。祖父も母親もさほどメジャーな役者でなかったので、七光りもコネも使わず、実力で勝負。フランス生まれということもあり、デビューしてからずっと「ヨーロピアンな雰囲気を持った女優」と思われていから、両親共にアメリカ人というのも驚き。とはいえアレクサ自身は「毒づく時はフランス語。英語はあまり出てこない」そう!? フランク・ダラボン監督のお気に入りだし、リドリー・スコットが製作総指揮を務めたTVシリーズ「高い城の男」でヒロインを演じ、注目度が一気に上がった。
写真左から2番目、右端:祖父リチャード・ダヴァロス、アレクサ・ダヴァロス(Richard Davalos, Alexa Davalos)