ドナルド・トランプ現アメリカ合衆国大統領の最初の妻で、イヴァンカ・トランプをはじめ3人の子供の母でもあるイヴァナ・トランプ。離婚から自身のキャリア、好きな男性のタイプに至るまで赤裸々に告白!
モデルとしても活動していた
トランプ大統領は特定のタイプの女性が好みのよう。現妻のメラニア・トランプも元モデルとして活躍していたけれど、イヴァナも母国である元チェコスロバキアでモデルのキャリアをスタートさせた。イヴァナは最初の夫、アルフレッド・ウィンクルマイヤーと共にカナダに移住した後、彼女の運命が好転し始めた。彼女のクライアントリストには、「ゴット・ミルク」のフランチャイズ、デザイナーのオーキー・サンフト、イートンズデパートなどが名を連ねた。彼女がトランプ大統領と出会ったのは、1976年のオリンピックの宣伝活動に従事していたときのことだった。2002年のハワード・スターンによるラジオインタビューの中で、トランプ大統領は、出会った当時はイヴァナのアクセントに魅力を感じたものの、後に苛立ちを感じるようになったと語っている。元妻のアクセントについて、トランプ大統領は「最初は魅力的だったものの、ある朝目が覚めたら、それはもう不愉快で、我慢がならなくなった」とコメントした。
孫たちに「グラム・マ」と呼ばれている
現在、彼女には8人の孫がいる。さらに1人増える予定ではあるものの、間違ってもイヴァナのことを「おばあちゃん」なんて呼んではいけない。「孫からは『グラム・マ(ゴージャスなママ)』とか、まだ幼い孫からは『イヴァナ・マー(イヴァナのママ)』と呼ばれている」とのこと。
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自己ブランディングは得意技
マスコミを大いに賑わせたトランプ大統領との泥沼離婚劇の後、イヴァナは自分を独り立ちしているビジネスウーマンとして確立した。複数の本を出版したのみならず、自身の名を冠したフレグランス、アパレル、ジュエリーコレクションを次々と立ち上げもした。そして1996年、彼女は映画『ファースト・ワイフ・クラブ』(1996)でカメオ出演を果たし「奥様たち、強くあれ、そして独立心を持つこと。そして忘れちゃいけないことは、怒ってはダメってこと。逆にすべて、がっぽりいただいちゃうのよ!」という、伝説的なセリフを放った。また、「ザ・ドナルド」というトランプ大統領のニックネームの名付け親であるのも彼女だ。
courtesy of The First Wives Club via Youtube
リアリティスターの地位を築き上げた
2006年、イヴァナは『Ivana Young Man(原題)』というリアリティ特別番組に出演。その中で、彼女は裕福な中年女性のキャシーと、タイトルが示している通り、若い男性との出会いを助けるキューピッド役という役割を果たした。残念ながら、わずか1話しか放映されなかったけれど、めげずに2010年には、『セレブリティ・ビッグブラザー』のイギリス版リアリティ番組に登場した。
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回顧録を執筆
イヴァナが執筆した『Raising Trump(原題)』が、2018年10月10日に出版される。同著は共産主義国だったチェコスロバキアに始まり、彼女がビジネスウーマン、そしてドナルドの妻となったニューヨークまでの人生を振り返り、子供たちのドナルドJr.、イヴァンカ、そしてエリックに関する脚色されていない、ありのままのパーソナルストーリーを綴ったものだという。彼らもそれぞれの思い出を寄稿し、母親の最新プロジェクトについて「楽しみにしている」と伝えられている。実は、彼女にとって本の出版は今回が初めてではない。過去に半自伝的なロマンス小説『For Love Alone(原題)』、そして自己啓発的な『The Best Is Yet to Come; Coping With Divorce and Enjoying Live Again(原題)』を執筆した実績を持つ。
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元夫の大統領立候補を心から応援
「彼は政治家気質の男ではない。あくまでビジネスマン」と、イヴァナは『ニューヨーク・ポスト』に対して語った。「でも彼は話術に長けている。台本なしに1時間のスピーチをこなすこともできる。彼は、歯に衣着せない物言いをするわ」とも。また「彼にはアメリカ人投資家カール・アイカーンのような素晴らしい顧問が付くでしょう。とびきり、頭脳明晰な人が。そして、そのアドバイスに基づいてトランプが最終的な決断を下すの! それに引き換え、オバマは優柔不断。馬鹿馬鹿しいったらありゃしない」とも発言している。
TV番組『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』のイタリア版に登場
トランプ大統領の2番目の妻で女優のマーラ・メープルズがアメリカのTV番組『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』に出演したことを批判してから1年も経っていないタイミングで、今年69歳になるイヴァナは『バランド・コン・レ・ステッレ(ダンシング・ウィズ・ザ・スターズのイタリア語)』の第9話に出演。ちなみに、彼女のダンスパートナーを務めたのは46歳になる元夫のロッサノ・ルビコンディだった。実は以前、この番組にマーラが出演したことについて、彼女は「品がない!」とダメ出しした上、「私だったら、胸とお尻が丸見えになるほど露出度の高いドレスを着て、あんな番組に出たりなんかしない」ともコメントしていた。
在チェコ共和国米国大使の役職を辞退
2017年9月にイヴァナは『ニューヨーク・ポスト』に対し、「元夫は、私に『イヴァナ、もし君さえ希望するなら、君を任命してやってもいい』と言ったの」と明らかにした。ところが、チェコスロバキア出身の彼女は、その申し出を次のような理由から断ったそう。「その役職を受け入れたら4年間プラハに縛り付けられ、春と秋のマイアミとNY、そして夏のサントロペで過ごせなくなってしまう」。彼女がミロシュ・ゼマン現チェコ大統領に大使のポストを辞退することを伝えたところ、彼はその発言を聞いて激怒したと『プラハ・デイリー・モニター』は伝えている。ゼマン大統領は、イヴァナ以上にこの職にふさわしい候補者は考えられないとした上で、辞退した彼女を“臆病者”呼ばわりした。
若いイタリア人男性がタイプ
イヴァナには4回の結婚歴があるが、最後の2人の元夫は共にガチムチ系の若いイタリア人だった。「私はイタリア人フェチなの。理由はわからないけど、バッドボーイというか、まあ、全員がそうではないけれど、チョイ悪タイプが好み」と、2013年にオプラ・ウィンフリーに対して赤裸々に語っている。この写真で一緒に写っているのは、ロッサノ・ルビコンディ。ふたりは2008年に破局したものの、後に復活している。イヴァナは「ロッサノと私はお互いを愛し合っている」と語った。「私たちがこれからどんな運命を辿るかは誰も知らない。でも、神様は2度目のチャンスを下さった。後は成り行きに任せるだけ」。ルビコンディは、イヴァナと結婚式を挙げたマー・ア・ラゴにほど近いウエストパームビーチに、ピッツェリアをオープンする予定だと伝えられている。
トランプ大統領とは今でも友人
トランプ大統領とイヴァナが1992年に離婚したとき、マスコミは狂喜乱舞し、ゴシップ誌でトランプ大統領とマーラ・メープルズとの不倫ニュースをこぞって取り上げた。ところが、20年ほど後になると友好的な関係を取り戻し、トランプ大統領はイヴァナのことをある種のアドバイザーとみなすまでになった。「彼が何かに出演する前後に会話をするのだけど、必ず後で感想を聞かれる」と、イヴァナは『ニューヨーク・ポスト』に対して語っている。ちなみに、トランプ大統領については「もっと心を落ち着かせるべき」だと考えているそう。
1週間に1度、トランプ大統領と会話をしている
イヴァナは、2018年10月、CBSの『サンデーモーニング』に出演するジム・アクセルロッドに対し、トランプ大統領がツイッタ―の利用に関して彼女にアドバイスを求めたことを明らかにした。「私は『あなたはツイートすべきだと思う。ツイッタ―は新たな手段であり、新たな技術でもある。『ニューヨーク・タイムズ』に対してコメントしたところで、あなたの発言をすべて歪曲されるのだから、自分の言葉を直接伝えたいなら、こうしてメッセージを発信すべき』と伝えたわ」。
Photo:Getty Images
Translation: Rubicon Solutions, Inc.
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