セレブ界の闇……親同様に悲劇的な経験をした二世セレブキッズ10人
ドラッグやアルコール依存など、さまざまなトラブルや問題を抱えていたスターを親に持ち、偶然かあるいは必然か、親と似た悲しい運命を辿ってしまったセレブキッズ10人をご紹介。
▼こちらもCHECK!!
ボビー・クリスティーナ・ブラウン
2015年1月、ホイットニー・ヒューストンの忘れ形見である一人娘ボビー・クリスティーナ・ブラウンが自宅の浴槽で顔を下向きにして、意識不明の状態で発見されたとき、人々の間には衝撃が走った。というのも、彼女の母、ホイットニーも2012年2月のグラミー賞前夜に、滞在していたホテルの客室の浴槽で顔を下向きにした状態で死亡しているのを発見されたからだ。当時検死の結果によりホイットニーの死因は薬物やアルコールの過剰摂取や、薬物による心臓疾患に関連した水死事故とされた。
ボビーは救急隊員の手で一命は取り留めたものの、昏睡状態から回復することはなく、結局、同年7月に療養施設で死去。母親同様に薬物の過剰摂取が関連しているのではと噂されている。
ピーチズ・ゲルドフ
ポーラ・イエーツと歌手のボブ・ゲルドフの次女として生まれ、ティーンエイジャーのころから、UK版『ELLE girl』でコラムを執筆したり、TV司会やモデルとしても活躍し、ファッションアイコンやお騒がせヤングセレブとして人気だったピーチズ。2度目の結婚では2人の子どもも授かり、落ち着いた生活を送っているように見えたが、2014年4月にロンドン郊外の自宅で亡くなっているのが発見。その後、ヘロインの過剰摂取による死亡であることが地元警察により発表された。
実はピーチズの母、ポーラ・イェーツも同じくヘロインの過剰摂取で亡くなっており、2012年に行われたUK版『ELLE』のインタビューでは、「母が亡くなった日のことは覚えてるわ。今でも話すのが辛いの」と語っていたピーチズ。亡くなる前日には幼い頃の母ポーラの腕に抱かれた写真をツイートしていた。
パリス・ジャクソン
2009年、マイケル・ジャクソンが鎮痛剤「プロポフォール」の過剰摂取で急逝。ジャクソン家のメンバーはLAの屋内競技施設で行われた追悼式に出席し、当時11歳だった長女のパリスは壇上で「これまでずっと最高のパパでした」と涙ながらに語った。
最愛の父の死を受け止めることは幼い少女には難しく、15歳だった2013年には自殺を図ったとして、病院に緊急搬送。2017年の『ローリングストーン』誌インタビューでは「みんな時が癒してくれる、って言うけど、そうじゃないわ。ただそれに慣れていくだけ。OKっていうメンタリティで生きていくの。唯一の一番大切なものを失ったの」と父の死について率直に語っている。
ダニエル・スミス
立て続けに起きた親子の死について、未だにさまざまな憶測がなされているアンナ・ニコル・スミスとその一人息子ダニエル・スミス。
最初に亡くなったのは息子のダニエル・スミスの方で、アンナが17歳のときの最初の結婚で授かった彼は、2006年9月、抗うつ薬や鎮痛薬など内服が原因による不整脈により、母アンナと3日前に生まれたばかりの妹を見舞った病院の病室で死亡。そして、その5カ月後には今度は母親のアンナが、ハリウッドのホテルの一室で倒れていることが発見されて、病院で死亡が確認された。死因は処方薬の過剰摂取と言われている。
人気プレイメイトとして『プレイボーイ』誌の表紙を飾ったほか、広告モデル、自身のリアリティ番組の出演など多岐に渡って活躍していたアンナは、1994年に64歳年上の石油王J・ハワード・マーシャルと再婚。結婚からわずか14カ月でマーシャル氏が亡くなってからは15億ドルとも言われたその莫大な遺産を巡って、マーシャル家と泥沼裁判へ。その最中に起きた2人の死は今も多くの謎を残している。
デイヴィッド・キャシディ
’70年代にドラマ「パトリッジ・ファミリー」に出演してティーン・アイドルとして絶大な人気を誇り、2017年に67歳で惜しまれつつ、この世を去ったデイヴィッド・キャシディ。彼はキャリアを通じて、ドラッグやアルコール依存と闘っており、晩年には度重なる飲酒運転や、破産などトラブルも多かったが、この姿は、父ジャック・キャシディ(右)と重なる。
テレビドラマや舞台で活躍したジャック・キャシディだが、デヴィッドの書いた自叙伝によると、強度のアルコール依存症で、さらには双極性障害も患っていたという。1976年に寝タバコが原因の火事で自宅マンションで亡くなっているが、その夜も酒を飲んで酔っていたと考えられている
ライザ・ミネリ
往年の名女優であるジュディ・ガーランドが体重管理や過酷な撮影スケジュールをこなすために、幼い頃から薬漬けにされ、その一生を通じて不眠症、不安神経症、アルコールや薬物の依存に苦しんだ、というのは有名な話だが、娘のライザ・ミネリも母同様に長年に渡ってアルコールや薬物依存の問題と戦ってきたことを明らかにしている。
2008年の英紙ガーディアンのインタビューでは、ライザはアルコール依存について、「私の人生において、この病気はずっと猛威を奮ってた。私はこれを受け継いだの。そしてそれはずっと恐ろしいものだったわ」と語っている。
▼こちらもCHECK!!
毒家族に生まれてVol.6【後編】~わがまま薬物降板女優ジュディ・ガーランドをクスリと仕事漬けにした毒母~
マッケンジー・フィリップス
セレブの親子にまつわる悲劇的な話のなかでも、極めてダークで衝撃的なのが、「ママス&パパス」のリーダー、ジョン・フィリップスとその娘マッケンジーの話だ。
子役からキャリアをスタートし、コメディ・ドラマ『One Day at a Time』で人気になったマッケンジーは、これまでに薬物中毒によって複数回に渡る逮捕、リハビリなどを経験しているが、2009年に回想録『High on Arrival』の出版に合わせて出演したオプラ・ウィンフリーのトーク番組の中で、彼女が最初にコカインを試したのは11歳のときであり、コカイン注射の手ほどきをしたのは父親のジョンだったと明らかにしている。さらに、アルコールやドラッグに溺れていたジョンは、あろうことか娘のマッケンジーをレイプ。マッケンジーにとってトラウマティックな父娘の関係は10年に渡って続いたという。
レッドモンド・オニール
『ある愛の詩』などで知られる俳優のライアン・オニールと、彼の長年のパートナーだったファラ・フォーセットの間に生まれた息子のレッドモンドは、あろうことか2008年にマリブの自宅で薬物不法所持で親子で同時逮捕されている。
ライアンの長男グリフィンが、11歳のときにライアンにコカインを与えられた、と仰天証言しているようにそもそも薬物についての認識がかなり甘そうなオニール一家。三男のレッドモンドだけではなく、4人の子ども全員がそれぞれ薬物依存の過去(そして現在?)を持つ。2008年には娘のテータムがコカイン所持で逮捕。2011年には長男グリフィンがドラッグでハイになった状態で運転し、懲役16カ月の判決を受けた。そして、現在はスポーツキャスターとして活躍する次男パトリックも、過去の薬物依存について打ち明けている。
クビラ・シャバズ
4歳のときに父親が目の前で殺されるというトラウマティックな経験をしたクビラ・シャバズ。彼女の父親はで黒人解放運動活動家のマルコム・Xだ。
彼女は父の死から約30年後となる1995年に、暗殺に関与していたと彼女が信じていた、ネーション・オブ・イスラムの指導者ルイス・ファラッカンの殺害を企てた罪で起訴されている。
ケリー・オズボーン
アルコールとドラッグが原因で所属バンド「ブラック・サバス」を解雇されたこともあるオジー・オズボーン。重度のアルコール&ドラッグ中毒を抱えていたオジーを父に持つケリー・オズボーンもやはり、薬物に手を出してしまったセレブキッズの1人だ。
2004年には自分が鎮痛剤中毒であることを家族に伝えて、20歳で早くもリハビリ施設入り。その後も、依存を断ち切れず何度か薬物治療施設に入所した。ケリーは、自分が依存していたのは処方箋の薬だとしていたが、2011年にはお騒がせセレブのコートニー・ラブが、実はケリーが依存していたのはコカインだったと暴露。「あんたの命を2回も助けてあげたわよ!」と、ケリーが過去にコカイン中毒で少なくとも2度死にかけていたことを明らかにしている。
▼こちらもCHECK!!
才能があるハリウッドセレブ3世、4世【ピーチズのOM(F)G!】