people's choice awards 2017   press room
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エレン・デジェネレス(Ellen Degeneres)

今年の夏、元スタッフや現役スタッフから「劣悪な職場環境」だと告発されたエレン・デジェネレスのトーク番組「エレンの部屋」。プロデューサーらによるハラスメントや差別があったことが暴露されていた。エレン自身はハラスメントは行っていなかったが、これらの行為を見て見ぬふりをしていたと指摘されていた。ワーナー・メディアは告発に関する調査を行い、その後番組は新シーズンがスタート。エレンは初回のエピソードで「みんなで問題について話し合い、必要な点を改善した。これから新しい1章を始める」と語っていた。

でもこの新たな章がうまくいっていないよう。番組の関係者の証言を入手したウェブサイト「バズフィード」によるとセレブ離れが深刻化している。これまでジャスティン・ビーバーやカーダシアン一家、デヴィッド・ベッカムらAクラスのセレブたちがこぞって出演してきたが、今では出演者を確保するのに苦労しているという。あるセレブのパブリシストは「セレブの一部はこの番組に出たくないとはっきり言っている」と証言。また出演すればネガティブに報じられ評判を落とすことになるから、パブリシストの中には「自分のクライアントはこの番組に出さない」と話す人もいる。

"the ellen degeneres show" season 13 bi coastal premiere
Dave Kotinsky//Getty Images
ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)、エレン・デジェネレス(Ellen Degeneres)

離れたのはセレブだけでない。視聴率も下がり、その結果スポンサーも激減している。あるスタッフは予算がないので新しいコンテンツを作ることができないと漏らしている。そのため過去のシーズンのコンテンツを再利用することで乗り切ろうとしているという。また毎年クリスマスに行っているプレゼント企画にも異変が起きている。関係者は「例年は12日間にわたって番組スポンサーの豪華な商品を観客にプレゼントする。スポンサーも喜んで提供したし、観客もこの企画が大好きだった。でも今年は規模を縮小する」。

番組の苦境が報じられる中、エレン自身にも災難が。現地時間12月10日(木)にTwitterで新型コロナウイルスに感染したことを公表した。「幸いなことに体調は良好。これからガイドラインに従って行動する。ホリデーシーズンが終わったら会いましょう」とコメント、これから治療に入ると明かしている。番組の運命はさておき、エレンが元気に戻ってくる日を待ちたい。

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