ジャーナリストのアンジェラ・レヴィンの著書『Harry: Conversations with the Prince(現題)』によれば、ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式に参列していたチェルシーは、壮大なロイヤルウエディングを目の当たりにして、ヘンリー王子と別れることが正しいと確信したのだと、友人のひとりが明らかにしたのだそう。ふたりには多くの共通点があったものの、彼女はプライバシーを非常に大切にしていた為、チェルシーにとって王室での生活が、自分とかけ離れた世界であると、その時はっきり分かったのだとか。

ウィリアム王子の結婚式で、チェルシーはキャサリン妃を自分自身と重ね合わせて、ヘンリー王子の花嫁にはなりたくないと思ってしまったみたい。

Super Eight - England v Australia - Cricket World Cup 2007
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ヘンリー王子の伝記を書いた王室専門家のケイティ・二コルによると、ふたりは2004年からオンオフを繰り返し2011年に別れたものの、2015年の夏、極秘でアフリカにプライベート旅行に行っている。チェルシーとヘンリー王子はもう一度だけ関係を戻そうと試みたけれど、常に注目を浴びる生活をしたくないというチェルシーの思いは変わらず、ふたりは同じ飛行機で英国へ戻ることはなかった。

The Concert for Diana
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2016年6月、チェルシーは『タイム』に、ヘンリー王子と交際していたときのメディアの関心がどれだけのものだったのかを語っていた。「それは、クレイジーで恐ろしく、非常に不快でした」「私はメディアへの対処が出来ませんでした。若かったし、普通のティーンエイジャーになろうとしていたけれど、とても恐かったです」

「一般人でも王室の一員になることができると思いますか?」と記者がチェルシーに尋ねると、彼女はこう返答していた。「分からないけれど、王室に見合う人は絶対にいると思います」

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ふたりは別れてからも仲の良い友人関係が続いていたそう。ヘンリー王子はメーガン妃との結婚式の前週に、チェルシーと電話で会話をしたとの報道も流れた。

『ヴァニティ・フェア』誌にチェルシーの家族の知人は「それは、ふたりの最後の電話でした。お互いに未練がないことを認識する別れの電話でした」と語っている。

「チェルシーはかなり感傷的になっていて、ヘンリー王子の結婚式に行くのをやめる寸前でした。でも最終的に、彼女は披露宴に乱入するようなことはしないとヘンリー王子に約束したのです」

結果、チェルシーは披露宴には招待されなかった。 誰もが憧れる王子様との結婚だけれど、王室の一員になるには、やはりそれなりの覚悟が必要みたい。


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