その美貌でたくさんの人のハートを射抜いているキューバ人女優アナ・デ・アルマスが、4月30日で32歳に。それを記念して、次なるボンドガールにも抜擢され、今ハリウッドで最も熱い視線を集めている彼女の、あなたがまだ知らない事実をご紹介。演技派としてもおしゃれセレブとしても注目を集めてゆきそうなアナのこと、覚えておいて!
Photos: Getty Images, Courtesy of Ana de Armas via Instagram, Aflo
出身はキューバ
1988年4月30日、父ラモンと母アナ(写真右)のもと、カリブ海に浮かぶ島国キューバの首都ハバナで誕生。兄ハビエルと、愛犬エルヴィスがいる。幼い頃は決して裕福ではなく、食糧の配給の世話になったり、燃料不足や停電などを何度も経験したりしたそうだが、本人曰く「幸せな子供時代だった」のだとか。
12歳で女優の道を志す
幼少期、TV自宅にはビデオデッキやDVDプレーヤーなどもなく、「土曜日の20分のアニメと、日曜の昼の映画しか観ることを許されなかった」という。そのため友人の家でハリウッド映画を観ては、鏡の前でセリフの練習をしていたそう。12歳で女優を目指そうと決め、2002年、14歳の時にキューバの国立演劇学校のオーディションを受け合格、演技の道を進み始める。在学中に複数のインディー映画に出演している。
18歳でマドリードに移住
ただし、演劇学校を卒業すると、卒業後数年間は社会奉仕の義務が課せられ国から出ることができなくなってしまうというルールがあったため、学位と未来を天秤にかけたというアナ。その結果直感に従い、約4年通った学校を卒業のわずか数カ月前に中退する。その時彼女は18歳で、女優業で稼いだ200ユーロを握りしめ、新天地で女優の道を開拓すべく、スペイン・マドリードに飛ぶ(母方の祖父母がスペイン人であるため国籍を持っていたそう)。
そこで運よくエージェンシーに所属することができ、2006年のスペイン映画『カリブの白い薔薇』(原題:Una Rosa de Francia)でスクリーンデビュー。TVドラマなどにも出演するようになり、徐々に知名度を上げてゆく。
実はバツイチ
スペイン人イケメン俳優マーク・クロテット(Marc Clotet)と2011年に結婚するが、2013年に離婚している。
英語はほとんど話せなかった
2014年にはハリウッドに移住。なんとそれまで英語はほぼ話せなかったそうだが、1日7時間、約4カ月間勉強して英語をマスターし、今ではすっかりペラペラに。「どうやってそんなに早く覚えたの?」と聞かれるたび、「生活がかかっていたから」と答えていたそう。この本気度、私たちも見習いたい……!
ハリウッドデビューは2015年
キアヌ・リーブス主演の2015年のスリラー『ノック・ノック』でハリウッド映画デビューを飾り、流暢な英語を披露するとともに鮮烈な印象を残している。その後、キアヌの推薦で彼がプロデュース&主演した『エクスポーズ 暗闇の迷宮』(2016)に出演し、以降『ウォー・ドッグス』(2016)や『スクランブル』(2017)、『THE INFORMER 三秒間の死角』(2019)、Netflixオリジナル映画『セルジオ: 世界を救うために戦った男』(2020)などにも登場。気になる人はそれぞれチェックしてみて。
『ブレードランナー2049』でスターダムを駆け上る
グローバルに注目を集めるようになったのは、2017年。世界中が待ち望んでいた、カルトSF『ブレードランナー』の35年ぶりとなる続編『ブレードランナー2049』への出演がきっかけ。アナは主人公K(ライアン・ゴズリング)のAIのガールフレンドであるジョイを演じ、「あのキュートな子は誰!?」と話題に。プロモーションで来日も果たしている。
また、豪華キャスト共演のコミカルミステリー『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)では、ちょっぴり変わった癖を持つ主人公マルタ(キャリア初の主役!)をチャーミングに演じ、見事ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートを果たした。なお本作で共演したダニエル・クレイグとは、すでに撮影していた『007』最新作で仲良くなっており、彼女の才能に惚れ込んだダニエルが、アナをマルタ役に推薦したとも報じられている。
ボンドガールに大抜擢
シリーズ25作目、大注目の最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』では、ボンドを助けるエージェント、パロマという女性を演じるアナ。その活躍ぶりで鮮烈な印象を残し、映画ファンのハートを鷲掴みにしている。公開は2021年10月1日。
ベン・アフレックと熱愛中
アナは現在、16歳上のハリウッド俳優ベン・アフレックと交際中。パトリシア・ハイスミスの著作『水の墓碑銘』を映画化した『Deep Water』(原題)で共演し、交際に発展したよう。3月にはアナの故郷キューバやコスタリカでバケーションを過ごしており、ベンがビーチで撮影した写真をアナがインスタグラムに投稿、そこにベンが「カメラマンの名前も載せてよ(笑)」とコメントするなど、公に仲睦まじい様子を見せつけてもいる。
パンデミック中はLAで一緒に過ごしており、愛犬の散歩をしている姿などがパパラッチされている。今後の恋の動きにもご注目。ちなみにベンの身長が約190cmあるため小柄に見えるが、アナの背は170cm弱。
フロントローの常連に
ファッションウィーク出没率も上昇中のアナ。「ミュウミュウ」や「サンローラン」、「ジョルジオ アルマーニ」などのフロントローでショーを楽しむ姿がとらえられており、メガブランドのキャンペーンモデルに選ばれる日もそう遠くないかも?
ファンをわざわざブロック!?
ほかのセレブと同様、SNSにはアナの最新パパラッチ画像やインタビュー記事をシェアするアカウントがいくつか存在。ほとんどのセレブはこうした自身のファンアカウントをスルーしているが、先日、1万人以上のフォロワーを抱えるアナのファンのツイッターアカウントのひとつが、アナの公式アカウントによりブロックされるというミニ事件が発生。
どうやら、外出自粛が叫ばれているのによく出かけているアナ(&ベン)に対し、軽い皮肉を含ませてツイートしていたのが拡散され、アナのところまで伝わってしまったのが原因のよう。
ただしアカウントの持ち主である23歳のアメリカ人男性は、ブロックされたことでいっそうアナのファンになったのだとか!
アメリカを代表するアイコンにも変身
さらにNetflixオリジナル映画『Blonde』(原題)では、かのマリリン・モンローに扮することも決定。『ジェシー・ジェームズの暗殺』『ジャッキー・コーガン』のアンドリュー・ドミニク監督が長年温めてきたという企画で、ブラピの映画製作会社Plan Bがプロデュースする。
パパラッチ写真を見る限りそっくり度もなかなかで、キューバ人がアメリカのアイコンを演じるエポックメイキングな作品として、大きく関心を集めそう。配信日は未定なので、続報を待ちたいところ。
自らの力でハリウッドスターへの道を掴み取ったアナ、これからの飛躍に期待!