シャーロット王女を出産し、さらに人気が高まっているキャサリン妃。その変わらぬ美しさを支えている秘訣とは? メイクやスキンケアからインナービューティまで7つのビューティシークレットを一挙公開!
ウィリアム王子も嫉妬した、見事な髪の秘密は?
海外訪問だろうが出産後だろうが、トレードマークである胸下ロングのパーフェクトな巻き髪が見事なキャサリン妃。そんな彼女のスタイリングを手がけているのは、王室御用達のヘアデザイナー、アマンダ・クック・タッカーだ。ウィリアム王子とハリー王子が子供の頃から彼らの髪をカットしているデザイナーで、出産後のキャサリン妃がいつ退院するかも、「アマンダが病院に来た(ので、ヘアを整えて退院する)からもうすぐ!」とニュースになったほどのおなじみ。
ただ、そんな御用達のスタイリストがいながらも、高級ヘアサロン「ロッサノ フェレッティ ヘア スパ」に足を運ぶことも忘れないのはさすが。地毛よりも少し明るめのカラーリングや太めのコテで巻いて動きとツヤを出した基本スタイルは、このサロンの提案によるもののよう。セルフケアは、「ケラスターゼ」のヘアオイルと「タングルティーザー」でのブラッシングで、ツヤをキープ。そのボリュームと長さをウィリアム王子から「悪夢のよう」とジョークにされてもどこ吹く風で、今日も見事なロングヘアをたなびかせている。
上から 結婚式の際キャサリン妃のヘアスタイルの仕上げにも使用されたヘアオイル。艶やかでしなやかな仕上がりへと導く。 ユイルスブリム 125ml ¥3,800/ケラスターゼ tel.03-6911-8333 独自の形状で、絡まりやすい髪にも負担をかけず瞬時にサラサラに! ヴィクトリア・ベッカムやエマ・ワトソンなどのUKセレブも愛用。タングルティーザー ザ・オリジナル スカイブルー ¥1,800/プリアップ tel.045-620-3870
自分メイクがいちばん好き! アーチ眉もこなすプロ級の腕前
バラ色の頬に見事なアーチ眉、そして美しいスモーキーアイがキャサリン妃の定番メイク。著名人はプライベートの写真を発掘されて「表舞台に立つときはずいぶん頑張っているのね!」なんて言われがちだが、キャサリン妃の場合は驚くほどにそのギャップがなく、いつパパラッチされても変わらぬ美しさをキープしている。
それもそのはず、キャサリン妃はロイヤルファミリーとしては珍しいセルフメイク派。自ら高級デパート、「ピーター・ジョーンズ」に赴いて買い物をするし、自らのウエディングのときですら自分でメイクした伝説の持ち主なのだ。あの完璧な眉(ボビイ ブラウンのカウンターでレッスン済み!)も自分で描けるほどの腕前なのだから、いつパパラッチされてもスキがないのも納得。
そんなキャサリン妃の愛用品は、「ボビイ ブラウン」の“リップ ペンシル 10”や“リップ カラー 22”、マスカラは「ランコム」の“イプノーズ”(日本未発売)と、品のあるコスメ選びに定評がある。愛され顔になりたいという人は、ぜひキャサリン妃を真似てみて。
上から 時計回りに キャサリン妃愛用の“イプノーズ”は日本未発売。日本でも手に入る“イプノスター”で、長さとカールが両立されたグラマラスな視線をゲット! イプノスター ウォータープルーフ ¥4,000/ランコム tel. 03-6911-8151 ロングラスティング処方と高いトリートメント効果で、長時間美しいリップラインをキープ。リップ ペンシル 10 ¥3,000 品格漂うクリーミーマットな質感が公務に最適。リップ カラー 22 ¥3,300 ツィザーや拡大鏡までセット。いつでもプロ級の眉をキープできる! ブローキット 02 サドル / マホガニー ¥5,000/共にボビイ ブラウン tel. 03-5251-3485
ハンターの香りから、癒しの香りへ! 幸せをつかんだ妃の香り変遷
学生の頃から「ディオール」の“デューン”をまとっていたとも言われ、もともとはセンシュアルなフローラル系の香りがキャサリン妃のお好みだったよう。
ところが、ウィリアム王子との交際が噂されるようになったあたりから身につける香りに変化が生じるように。めでたく挙式となったその日に選んだのは、当時はイギリスでしか買えなかったブランド、「イルミナム」の“ホワイト ガーデニア ペタル”という爽やかなフローラル。ロイヤルファミリーの香りとして一夜にして有名になり、一時期は入手困難なほどの人気となった。
また、結婚式で「ジョー マローン ロンドン」の“オレンジ ブロッサム”のキャンドルを灯したことでも知られる。恋愛のただ中にあるときはセクシーな香りで攻めモードだったのに、恋が実ると次第に穏やかな香りへと好みを変化させたキャサリン妃。そんなところも、王室入りにふさわしいと認められた理由かも。
上から マンダリン、ピオニー、バニラのハーモニーが奏でる、自由を感じさせる香り。デューン オードゥ トワレ 100ml ¥15,000/パルファン・クリスチャン・ディオール tel. 03-3239-0618 ILLUMINUM White Gardenia Petals http://illuminumfragrance.com/ ウォーミーで落ち着きのある香りが、幸福感を演出してくれる。ホーム キャンドル オレンジ ブロッサム ¥8,500/ジョー マローン ロンドン tel. 03-5251-3541
オーガニックと最新テクノロジーも使い分ける“ビューティおたく”な一面も
肌トラブルとは無縁なキャサリン妃だけれど、その陰には日頃の丁寧なスキンケアがある様子。「ランコム」の「ジェニフィック アドバンスト」や「イドラゼン ニュイ クリーム」(日本未発売)、それにノーベル賞を受賞した酸素研究から生まれた「カレンへレゾフ」のオキシジンラインなど、テクノロジーを駆使した最新コスメを日頃のケアに取り入れている。
だが、それと同時にナチュラル派も愛するのはイギリス王室らしいところ。蜂毒入り(!)デトックスマスクや「トリロジー」の“ローズヒップオイル”など、自然の恵みを活用したコスメも大のお気に入り。そしてなんと、5ポンド入りの大缶ニベアクリームも使っているというから、なんとも幅が広い。キャサリン妃さま、実はかなりのスキンケアおたくとお見受けしました!
上から Karin Herzog Essential Mask http://www.karinherzog.com/ 必須脂肪酸を含み、スッと肌に吸い込まれるような使用感。製作の全工程が国際オーガニック認定の安心処方。 トリロジー ローズヒップ オイル 20ml ¥3,800/ピー・エス・インターナショナル tel.03-5484-3483 肌を遺伝子レベルからリセットし、若々しい質感へと導く美容液。 ジェニフィック アドバンスト 30ml ¥10,000 キャサリン妃愛用の「イドラゼン」シリーズから、ナイトクリームが登場。潤いのヴェールに包まれるかのような穏やかな使用感でひと晩中肌を癒してくれる。イドラゼン ニュイ 75ml ¥7,500(2015年7月17日発売)/共にランコム tel. 03-6911-8151
サイズ6と噂されるナイスボディは、持続可能なダイエットのおかげ
引き締まりボディで知られるキャサリン妃だけれど、決してやせ体質なわけではない。ウエディングが決まったときには、母親に勧められて低炭水化物・高たんぱくのデュカン・ダイエットを実践してやせたよう。王室入りしてからダイエットへの意識はさらに高まり、現在はローフードダイエットを実践している。
といっても2児の母でもあるキャサリン妃のこと、極端な無理はしないのが流儀。セビーチェ(魚介のマリネ)やガスパチョ、ゴジベリー(クコの実)、それにアーモンドミルクなどをバランスよく摂り、週に1度はローフードの日を設けるように。また、妹のピッパの影響でグリーンスムージーを飲むようになり、「スムージーの王女」という異名を獲得したのも記憶に新しい。
ちなみに、産後で多忙なキャサリン妃のために、ピッパはフレッシュジュースの配達を手配。大学時代はサイズ10と推測されていたキャサリン妃なのに、2児の母となった今はサイズ6をこなせる理由は、たゆまぬ努力と美容に理解のある妹のおかげかも。
サラリと産んじゃうスーパー体力は、幼い頃から培ったアスリート気質の賜物
幼い頃からテニスやホッケー、水泳、ネットボールなどを楽しむスポーツ万能ガールだったキャサリン妃。妹のピッパはトライアスロンや自転車のロードレースまでこなすほどで、ミドルトン・ファミリーにとってスポーツは常に身近な存在だった。
そんなキャサリン妃が、同じくスポーツ大好きなウィリアム王子と話が合わないはずがない。ふたりの交際が公になったのも、彼女がウィンザー家恒例のスキー旅行に同行したことがきっかけ。それからもイビザ島でのヨット遊びを楽しむなど、スポーツがふたりの関係を深めるキーワードになっていた。
そんなキャサリン妃のこと、妊娠してからもスポーツ熱は冷めることなく、バッキンガム宮殿内のプールで泳いだり、ヨガに励んだり。特に、ヨガの呼吸法はメンタルを穏やかに整えてくれると気に入っていたそう。
産後の入院期間が日本よりも短いイギリスとはいえ、キャサリン妃が第2子、シャーロットを産んで10時間後に退院したというのはやはり驚異的。スポーツで長年培われた体力、侮るべからず!
パーフェクトじゃないのがいい? トレンドをおさえたデンタルケア
キャサリン妃のビッグスマイルが美しいのには、歯のキレイさもひと役買っている。それもそのはず、彼女のデンタルケアを手がけているのはサディ・フロストやジョン・ガリアーノも顧客というセレブドクターなのだ。
ロンドン在住のフランス人医師、ディディエ・フィリオンがそれほどセレブを虜にするのは、“ナチュラルな口元の美しさ”を演出するから。ハリウッド的にぴっちり矯正したパーフェクトスマイルはもはやアウトで、ちょっと歯の向きを治したりラミネートベニアを貼ったりして、素の歯並びが美しいかのように見せる治療が人気なのだとか。もともときれいな歯並びをしていたキャサリン妃のこと、「わざとらしくない仕上がり」が魅力だったのは間違いない。とある歯科医は、キャサリン妃の口元の変遷を見て「3,000ポンド(約60万円)はかけている」と断言していたが、プリンセスのデンタルケアとしては安いかも。
photo : Getty Images,Aflo text : Satoko Takamizawa
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