世界一美しいスウェーデン王室のファッション&ロイヤルウエディング集
"世界一美しい王室"といわれるスウェーデン王室のファッションヒストリーをご紹介。ロイヤルウエディングから、ノーベル賞晩餐会まで、スウェーデン王室の美しさが際立つスタイルをチェックしてみて。
目次
1)ノーベル賞での正装は必見。美しすぎるファッションスタイル集
2)美男美女揃い! スウェーデン王室ファミリー
3)感動秘話も! スウェーデン王室のウエディングヒストリー
ノーベル賞での正装は必見。美しすぎるファッションスタイル集
上質で程よく流行を取り入れたデザインを選びつつも、公務でもスウェーデン発の国民的ブランドをコーディネートし長く愛用するなど、世界でも稀に見る実直で庶民的なスウェーデン王室。
毎年行われるノーベル賞の授賞式と晩餐会は、スウェーデン王室の一大イベントでもあり、そこで披露される最大級の格式ある装いも注目の的だ。
そこで、シルヴィア王妃や、国民から絶大な人気を誇るヴィクトリア王太子などの女性メンバーのファッションスタイルをご紹介。
シルヴィア王妃【正装編】
2018年のノーベル賞授賞式でのシルヴィア王妃。エメラルドグリーンのレースドレスに、ドレスと同色のジュエリーとティアラで完璧な装い。
シルヴィア王妃
どんなファッションも上品に着こなすシルヴィア王妃。2018年12月には、スウェーデン版『ELLE』の表紙を飾り、スウェーデンマダム達のファッションアイコン的存在だ。
写真は、カール16世グスタフ国王の70歳の誕生日のお祝いに着用したグラデーションピンクでコーディネートしたスタイル。
ヴィクトリア王太子【正装編】
こちらは、2016年のノーベル賞授賞式でのヴィクトリア王太子。淡いパープルに、シルバーのジャガードが美しいドレスで登場。
カメオジュエリーのネックレスとティアラは、代々受け継がれた希少なもの。
ヴィクトリア王太子
2016年9月に行われた、カール・フィリップ王子の息子アレクサンダー王子の洗礼式で、ヴィクトリア王太子が着用したのは、「エリー・サーブ」のピンクのドレス。
ドレスと同色のヘッドドレスを合わせてガーリーに。足元は、「ジャンヴィト・ロッシ」のベージュのヒールを合わせて上品に。
マデレーン王女【正装編】
“西洋の薔薇”とも言われる美しいマデレーン王女。2016年のノーベル賞授賞式では、ピンクの花をまとった、まさにプリンセスのようなドレスを着用。
スカート部分にボリュームがあるので、トップはシースルーで軽やかに。大粒のパールイヤリングとダイヤモンドが正統派な装い。
マデレーン王女
2018年6月に行われた、マデレーン王女とクリストファー・オニールの第3子であるアドリアンネ王女の洗礼式。
ここでマデレーン王女が披露したのは、「ジャンバティスタ・ヴァリ」の花柄のドレス。スウェーデンの伝統である花冠を飾り、優しげな雰囲気。
ソフィア妃【正装編】
ソフィア妃が2016年のノーベル賞授賞式で着用したのは、個性派でシンプルなグリーンのドレス。
合わせたのは、ドレスと同色のエメラルドイヤリング。ティアラは、落ち着いた印象のサファイアを一列に施したもの。
ソフィア妃
「UNDP(国連開発計画)」のガラでのソフィア妃は、ブラックのシンプルなハイゲージニットに、フラワーアップリケが施されたロングスカートを合わせたオールブラックのシックなコーディネート。
耳元で揺れる、大ぶりのイヤリングがポイントに。
>>次はスウェーデン王室ファミリーの主要メンバーをご紹介
美男美女揃い! スウェーデン王室ファミリー
カール16世グスタフ国王率いるスウェーデン王室は、「スウェーデンのために、時代とともに」という思いのもと、1980年に世界で初めて、王位継承順位の変更を決めた。それにより、男女に関わらず、第1子を推定王位継承者とすることになった。
カール16世グスタフ国王とシルヴィア王妃には、3人の子供がおり、国民から絶大な信頼を誇り、次の王位継承者でもある娘のヴィクトリアを中心に、開かれたスウェーデン王室を目指している。
そこで、美男美女揃いとの呼び声も高い、スウェーデン王室の主要メンバーをご紹介。
カール16世グスタフ国王&シルヴィア王妃
スウェーデン王室を率いるカール16世グスタフ国王は、第7代目の国王。父親であるグスタフ・アドルフ王太子が、即位前に飛行機事故で逝去したため1973年に祖父の後を継いで国王となった。
スポーツ観戦好きであることでも知られており、シルヴィア王妃ともミュンヘンオリンピックで出会った。
移民への差別が深刻化した際には、「私も移民の子孫ですよ」と発言するなど、とても人間味にあふれた国王として国民に愛されている。
シルヴィア王妃は、ドイツ生まれのブラジル育ち。6カ国語を話す国際的な女性であるが、スウェーデン出身ではないことで国民に受け入れられるまでには時間がかかった。
しかし自らの努力を惜しまず、介護の先進国として知られるスウェーデンで、認知症ケアの普及に力を注ぐ活動が認められ、人気を不動のものに。
ヴィクトリア王太子&ダニエル王子&エステル王女&オスカル王子
カール16世グスタフ国王と、シルヴィア王妃の第一子であるヴィクトリア王太子。
若くして王位継承者となった娘のヴィクトリア王太子は、その責任感とプレッシャーで体調を崩すが、夫であるダニエル王子との出会いで拒食症を克服。
2012年にはエステル王女を、2015年には第二子であるオスカル王子を出産し、世界中を飛び回り、エネルギッシュでパワフルな魅力を放つヴィクトリア王太子。
ディスレクシア(学習障害)であることも隠さずに公表し、王室と国民の間の隔たりの無さを感じた国民から絶大な人気を誇る。その人気はスウェーデン王室のなかで1位といわれている。
カール・フィリップ王子&ソフィア妃&アレクサンダー王子&ガブリエル王子
カール16世グスタフ国王と、シルヴィア王妃の第二子であるカール・フィリップ王子。欧州王室きってのイケメン王子として、世界中の人気を集めるカール・フィリップ王子。
カーレースに出場したり、グラフィックデザインを学ぶなど多才な一面をもつ。
ソフィア妃との結婚で、カール・フィリップ王子がデザインしたエンゲージリングのダイヤモンドの大きさがあまりに「謙虚すぎるほどの小ささ」だった話は有名で、地に足の着いた王子として国民からの支持も厚い。
2016年にはアレクサンダー王子が、2017年には第二子であるガブリエル王子が誕生した。
マデレーン王女&クリストファー・オニール&レオノール王女&ニコラス王子&アドリアンネ王女
カール16世グスタフ国王と、シルヴィア王妃の第三子であるマデレーン王女。スウェーデン版『ELLE』の表紙を飾るなど、スウェーデンいちの美貌とも名高い。
マデレーン王女は、シルヴィア王妃とともに、世界中の助けを必要としている子供たちへの支援活動に継続的に取り組んでいる。
自身も、2014年に誕生したレオノール王女、2015年に誕生したニコラス王子、そして2018年に誕生したアドリアンネ王女の三子の母でもある。
2018年、夫であるクリストファー・オニールと子供たちとアメリカのフロリダ州に移住し、アメリカでの更なる活動が期待されている。
>>次はスウェーデン王室のロイヤルウエディングをご紹介
感動秘話も! スウェーデン王室のウエディングヒストリー
スウェーデン王室のロイヤルウエディングも、ほかの国のロイヤルウエディングと同様、全国民が注目し盛り上がりをみせる一大イベント。
スウェーデン王室が特別なのは、開かれた王室であることと同時に、厳格さも兼ね備えている部分だ。そのオープンマインドは、結婚相手にも表れており、民間出身のパートナーと根気よく交際を続けてゴールインするという、一途な愛の持ち主ばかり。
そんなスウェーデン王室のロイヤルウエディングの軌跡をご紹介。
【1976年結婚】カール16世グスタフ国王&シルヴィア王妃
カール16世グスタフ国王とシルヴィア王妃の出会いは、1972年に開催されたミュンヘン・オリンピック。
カール16世グスタフ国王の担当コンパニオンを務めたシルヴィア王妃に、国王が一目惚れして交際が始まったといわれている。
6カ国語を操る才女だったにも関わらず、スウェーデン出身でないことで周囲から猛反対され、結婚までに4年の期間を要したが、1976年に晴れて結婚。
ストックホルムの大聖堂で行われた結婚式でシルヴィア王妃は、「クリスチャン・ディオール」の真っ白なウエディングドレスをまとい、スウェーデン王室の家宝であるカメオのティアラを着用した。
式の前夜には、スウェーデン出身の世界的ミュージシャンであるアバが、新曲「ダンシング・クイーン」を初披露。その後この曲が世界的に大ヒットしたのは有名な話。
【2010年結婚】ヴィクトリア王太子&ダニエル王子
今や、スウェーデン王室で押しも押されもせぬ人気のヴィクトリア王太子とダニエル王子。
ふたりは、1996年頃から重責による拒食症を患っていたヴィクトリア王太子が、体を鍛えるために通い始めたジムで出会った。
担当トレーナーであったダニエル王子は、ヴィクトリア王太子を特別扱いすることなく、温かく寄り添いふたりは交際をスタートしたがカール16世グスタフ国王が猛反対。
しかしふたりはめげずに交際を続け、ついに“王室の一員になるためにマナーを全てマスターしたら、結婚を認める”という提案を国王から受け努力を重ね、交際から8年後の2009年に婚約し2010年に結婚した。
ストックホルム大聖堂にて行われた挙式では、1100人近くが出席した。ヴィクトリア王太子は、スウェーデン人デザイナー、パール・エングスヘデンによるドレスと、シルヴィア王妃が結婚式でもつけた、カメオがあしらわれたティアラを着用。ふたりは11段のウエディングケーキとともに結婚を祝った。
【2013年結婚】マデレーン王女&クリストファー・オニール
ニューヨークで出会い、2011年から交際をスタートさせたマデレーン王女とファイナンシャル・アドバイザーのクリストファー・オニール。クリストファーはロンドン出身で、英国と米国の二重国籍を持つ。
ふたりは2012年に婚約し、2013年にストックホルム宮殿のロイヤルチャペルにて結婚式を行った。
470人が参列した式で、マデレーン王女は「ヴァレンティノ」のオートクチュールウエディングドレスを披露。
スカートの長さは4メートル、シャンティリーレースが全面に刺繍されたベールは6メートルもの長さだった。
【2015年結婚】カール・フィリップ王子&ソフィア妃
海沿いの町バスタッドにあるクラブで、お互い一目惚れだったというカール・フィリップ王子とソフィア妃の出会いは2009年。
早々に交際を公表し2014年に婚約、2015年にストックホルム宮殿のロイヤルチャペルにて結婚式を行った。
ソフィア妃は、モデルとして男性誌やリアリティ番組で活躍し、民間出身だったことから反対の声も上がっていたが、自身の過去について「恥じてはいません」と宣言した潔い姿に、国民の感情も徐々に好意的なものに。
結婚式では、スウェーデンの人気デザイナー、イダ・シューステットが手がけたウエディングドレスを着用。
エメラルドとダイヤモンドのティアラは、カール・フィリップ王子の両親である、カール16世グスタフ国王とシルヴィア王妃から、ソフィア妃へのプレゼントだという。
photo : Getty Images
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