事実その2
なかには裸で撮影することを気にしない俳優もいるけれど、衣装担当のサラ・バスタはこう打ち明ける。「私たちが携帯するキットに必ず入っているものは、男性器に被せるカバーと女性器を隠す当て布。男性用のカバーは肌色の袋状で、すべてを中にしまえるようになっていて紐がついているの。そこに全部いれて、二重に結べる。二重結びはとても重要よ」と彼女は繰り返す。女優の場合は、細長い当て布を両面テープか“ビキニバイト”という防水加工で粘着性のものにつける。バスタは、女優が当て布をつけるのを手伝うことは多いが、男優は自分でつける人がほとんだという。「以前、とても有名な俳優に、どの部分までカバーに入れたらいいかと聞かれたことがあって、私は“ぜんぶです”と答えた。彼は“なんだって?これにぜんぶ入れるのか”と驚いていたわ」