uniqlo u

2021年1月22日(金)より発売が予定されている、「ユニクロ ユー」2021春夏コレクション。10シーズン目を迎える今回は、春を迎える喜びを表すような軽やかなシルエットと、スタイリッシュなアースカラーが印象的。そして、今シーズンは初のキッズコレクションも登場する。

ウィメンズ、メンズ、キッズと家族全員で楽しめるワードローブには、これまでルメール自身が長らく貫いてきた“エッセンシャルウェア”へのこだわり、そして目まぐるしく変わる日々の生活をサポートする実用性が反映されている。「初めてのキッズコレクション制作は刺激的だった」と語るアーティスティックディレクターのクリストフ・ルメールに、今シーズンのポイントや制作秘話をインタビュー。

uniqlo u
実用的で機能的、本当に必要なものだけをシンプルに

――今回のコレクション制作は、どのように始まったのでしょうか?

長く愛される、エッセンシャルなものを創りたいと思いました。現在、そして近い将来にも起こるであろうさまざまな変化、進化の可能性も考えながら、リモートワークやワンマイルウェアとして活躍するコンセプト、そして屋内外問わず活用できるアイテムなど、現代のライフスタイルに沿った服を作りました。実用的で機能的、そして本当に必要なものだけをシンプルに。また、だんだんと暖かくなる春に向けて、爽やかな素材で、軽やかでリラックスしたシルエットのものを作りたいと考えました。

uniqlo u

――コレクション全体のコンセプトと、カラーパレットについて教えてください。

「色」については、常に慎重に、かつ情熱と愛情をもって取り組んでいます。ニュートラルカラーから少し褪せたカラー、そして明るい色まで。全体的には、自然とのつながりを感じられるような爽やかさと、冬の重苦しさから解放されるような軽やかさを表現したいと思いました。そのため、ダスティピンク、アースカラー、オフホワイトに、さわやかなグリーン、明るいシトラス、キンカン、マンダリン、ラベンダー、ブルー、インディゴカラーをミックスしています。

uniqlo u

――ウィメンズ、メンズ、キッズ、それぞれのコレクションのポイントはどこでしょうか?

まずウィメンズは、すっきりとしたシルエットで、一枚でサマになる万能なアイテムばかりです。空気のように軽く、流れるようなシルエットが特徴。家でもケアしやすい素材にこだわり、コットンナイロンやコットンポリエステル、ジャージー素材を使用しています。ニットは縫い目のない3Dニットを今回も取り入れ、夏らしい素材を採用して仕上げています。

メンズにおいては、長く使え、上質で凡庸性の高いアイテムがこれまで以上に求められていると感じています。世の中のあらゆるものが変化している今こそ、実用性の高いアイテムを厳選しました。今回のメンズは、ベーシックなアイテムで構成しており、シルエットはより洗練されたフィット感のあるタイムレスなものにしました。また、素材はとことんシンプルにこだわり、経年変化を楽しめるように仕上げています。

そしてキッズ。初めてのキッズコレクションはとても刺激的でした。ゼロから始めるのではなく、すでにある「ユニクロ ユー」のアイテムをスケールダウンし、大人向けにデザインしたサンプルをキッズサイズに戻したんです。そのときの喜びは大きかったですね。「ユニクロ ユー」のアイテムは、大人用のパターンも子どもに合わせられるという決断を信じたことも、うまくいって満足しています。

uniqlo u

――2021春夏で、「ユニクロ ユー」は10シーズン目を迎えました。始まった当初と現在について、エピソードがあれば教えてください。

2014年に「ユニクロ」から連絡をもらい、その後2シーズン続いた「ユニクロ アンド ルメール」の成功を経て、お互い長期的な関係性を作ろうと話し合ったんです。「ユニクロ ユー」は、メインラインである「ユニクロ」の延長線上に、“ライフウェア”のコンセプトに沿ったコレクションを展開していこうと考えました。デザインの基本理念はいつだって「シンプルであること」。そうやって誕生したのが「ユニクロ ユー」です。

私たちが作るのは進化し続けるエッセンシャル。本当に必要なものは何なのか? エッセンシャルとは何なのか? と、常に考えています。質の良さ、機能性、動きやすさ、耐久性、快適であること、そしてタイムレスであること。私にとって“エッセンシャル”の定義は、「欲しい」と「必要」の両方を兼ね備えたもの。それこそが、「ユニクロ ユー」なのです。


「ユニクロ ユー」2021春夏コレクションは2021年1月22日(金)より発売、キッズコレクションは2月26日(金)より発売予定。フルラインナップは全国67店舗と「ユニクロ」公式オンラインストアにて発売。一部商品は全店舗にて展開される。

lemaire

クリストフ・ルメール
1991年に自身のブランド「ルメール」を立ち上げて以降、「ラコステ」や「エルメス」といった世界を代表するブランドやメゾンのアーティスティックディレクターなどを歴任。2015年秋冬及び 2016年春夏には、自身の「ルメール」ブランドと「ユニクロ」のコラボレーションによる「ユニクロ アンド ルメール」コレクションを展開。2016 年より、「ユニクロ」パリ R&D センターのアーティスティックディレクターとして就任、「ユニクロ」メンバーの一員として強固なチームワークで「ユニクロ ユー」の商品作りに携わっている。


問い合わせ先/ユニクロ
https://www.uniqlo.com/UniqloU