『ジバンシィ』を創設した偉大なクチュリエ、ユベール・ド・ジバンシィがパリで2018年3月10日(現地時間)、91歳の人生に幕を閉じた。24歳でデザイナーとして独立、シンプルながら絶妙なフォルムで女性のエレガンスを引き立てるブラックドレスを発表し、“モードの神童”として注目を浴びたユベール。そんな彼がデザインする服を公私にわたって着用したのが、オードリー・ヘップバーン。『麗しのサブリナ』『パリの恋人』『ティファニーで朝食を』など、さまざまな映画でタッグを組んだふたりによる伝説的なファッションを振り返る。
『麗しのサブリナ』(1954年)
『麗しのサブリナ』(1954年)
『麗しのサブリナ』(1954年)
第26回アカデミー賞(1954年)
映画『ローマの休日』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したオードリー。
授賞式で着たドレスは、ユベールによるデザイン。
『パリの恋人』(1957年)
『パリの恋人』(1957年)
『パリの恋人』(1957年)
『パリの恋人』(1957年)
『パリの恋人』(1957年)
『昼下りの情事』(1957年)
『尼僧物語』(1959年)
『ティファニーで朝食を』(1961年)
『ティファニーで朝食を』(1961年)
『シャレード』(1963年)
『シャレード』(1963年)
『おしゃれ泥棒』(1966年)
『おしゃれ泥棒』(1966年)
アンドレア・マリオ・ドッティとの結婚式(1969年)
イタリア人精神科医アンドレア・マリオ・ドッティと再婚した1969年、オードリーは『ジバンシィ』による淡いピンクのミニワンピを着用した。
「ジバンシィは私の外見にさまざまなものを加えてくれました。彼はいつも素晴らしく、そして最高でい続けてくれました。彼と私の好みはずっと同じだったのです。特別な素材と途方もない才能で仕立てられた、シンプルな細身のドレスと一組のイアリング以上に美しい装いはないでしょう」と生前、オードリー・ヘップバーンは語った。偉大なクチュリエが生み出したファッションスタイルは、永遠に私たちの憧れであり続ける。
Photo: Getty Images