クリッシー・テイゲン(chrissy teigen)
Emma McIntyre//Getty Images
クリッシー・テイゲン(Chrissy Teigen)

この1か月ほど表舞台からもSNSからも姿を消していたクリッシー・テイゲン。発端となったのはモデルでリアリティタレントのコートニー・ストッデンが過去にクリッシー・テイゲンからいじめを受けたと告白したこと。コートニーは2011年、16歳のときに51歳の俳優ダグ・ハッチソンと結婚した。ところがこの結婚は祝福されるどころか嫌がらせやバッシングの引き金に。コートニーのSNSには「お金目当てだ」「売名行為だ」というコメントが殺到した。先月コートニーはウェブサイト「デイリー・ビースト」のインタビューでこの頃のいじめについて回想、嫌がらせをしてきたトロールの中にクリッシー・テイゲンがいたことを告白した。「彼女は『あなたのことが大嫌い』『夢はあなたが埋葬されること』と私にツイートしてきた。さらにダイレクトメッセージで『あなたが死ぬのが待ちきれない』と自殺を促すようなことも言ってきた」。コートニーの告発がきっかけとなり、クリッシーが他にもリンジー・ローハンやリアリティセレブのファラ・アブラハムにもネットで嫌がらせをしていたことが発覚した。

コートニー・ストッデン(courtney stodden)
Tibrina Hobson//Getty Images
ダグ・ハッチソン(Doug Hutchison)、コートニー・ストッデン(Courtney Stodden)

コートニーのインタビューが公開され騒ぎになるとクリッシーはTwitterで謝罪、その後は沈黙を守っていた。これらの過去のいじめが原因でクリッシーは予定されていたイベントを中止。またナレーションを務めていたNetflixのドラマ「私の"初めて"日記」も降板した。彼女がプロデュースしたキッチングッズの取り扱いを中止する百貨店も現れた。

ますます大きくなる騒ぎを受け、現地時間6月14日(月)にクリッシーがSNSで謝罪声明を発表した。「過去の発言に対する後悔の気持ちで押しつぶされそうにならなかった日はない」とコメント。「私の過去のツイートはまったく言い訳のできないものだ。標的にされた人たちには、そのような言葉を向けられるいわれはなかった」「標的にされた人の多くは、ざっくばらんで鋭いユーモアに見せかけた私の残酷な言葉ではなく共感や親切さ、理解や支えを必要としていた。私はトロールだった。本当にごめんなさい」。当時はセレブをSNSでからかうことで「みんなからクールで親近感を覚えてもらえると思っていた」とも。

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courtesy of Chrissy Teigen via Instagram

「私の行動は正当化できるものではない。犠牲者は私ではない。あなたの、そして私の思いやりが向けられるべきなのは私が貶めた人たち」と反省しているクリッシー。さらに「今の私はあのようなひどいことを書いた人間ではない」。セラピーを何度も受け、人生経験を積む中で成長したと語っている。「人生は私をより思いやりのある人間にした。有名であるがゆえに無敵だと思える人を攻撃し、叩き、石を投げることで簡単に得られる満足感がネットで嫌がらせをすることの動機になっていることも理解している。信じられないくらい辛辣な言葉を受け取ることがどんな気持ちか、今の私にはわかる。この皮肉を痛感している」。

ここ数年クリッシーは飾らない意見や心境をSNSに綴り、Twitterの女王と呼ばれるほどの支持を獲得してきた。その彼女が過去にいじめを行なっていたことはファンに大きなショックを与えた。この謝罪声明で一件落着となるのか、注目したい。