ブレイク必至! 2021年、エンタメ分野で注目のニューカマー22人【UK版エル選定】
次世代のビリー・アイリッシュを探せ! 2021年に最も活躍が期待されている俳優、歌手、モデルのニューフェイス22人をUK版『ELLE』がピックアップ。
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ホリー・ハンバーストーン(ミュージシャン)
現在スターダムの頂点に立つ20歳のホリー・ハンバーストーン。今年最も活躍が期待させる新人アーティストのリスト「BBC Sound of 2021」で最終候補に選ばれた彼女は、Apple Musicの「Up Next」にもピックアップされた、ビリー・アイリッシュやベニーに続く新星だ。
彼女は2019年のグラストンベリーで行われた「BBC Introducing」のステージで注目を集め、それをきっかけにルイス・キャパルディのツアーに参加。ヒット曲「Vanilla」を収録したダークポップなEP『Falling Asleep At The Wheel』をリリースした。
昨年のロックダウン中にはジミー・キンメルの番組に(英ミッドランズのグランサムの自宅で、父親の車のボンネットの上で)出演。6月に予定されている彼女のツアーは間違いなく見逃せないものになるだろう。
ライラ・モス(モデル)
スーパーモデルのケイト・モスと『Dazed』メディアの共同創設者ジェファーソン・ハックの娘であるライラ・モスは、これからさらに多くの人が目にすることになるであろう、Z世代のItガールだ。
14歳でモデルとしての初仕事をこなした彼女は、18歳にしてすでに「マーク ジェイコブス」、「シャネル」、「ミュウミュウ」のキャンペーンを経験。『Dazed & Confused』の表紙を飾っている。
最近のランウェイデビューは、「ミュウミュウ」の2021年春夏コレクションで、ショーのオープニングを務めた。
ラヴァ・ラ・ルー(ミュージシャン)
ロンドンのラドブローク・グローブ出身のラヴァ・ラ・ルーは、2018年にYouTubeの音楽プラットフォームCOLORSで「Widdit」をパフォーマンスしてブレイク以来、自分のDIYサウンドを完成させてきた。滑らかなラップからファンキーなインストゥルメンタルまで、ラヴァのサウンドはR&Bとヒップホップを自己流にミックス。彼女の歌詞はしばしばクィアな自己愛を謳い上げる。
昨年には、2014年に彼女が設立した、Biig Piigも参加するアーティスト集団「NiNE8」と共作した2枚目のミックステープ『No Smoke Vol.2』をリリース。
今年予定されている新作のミックステープやMVも期待大だ。
ローレン・リドロフ(俳優)
聴覚障がいをもつ女優ローレンについては「ウォーキング・デッド」シリーズでおなじみかも知れないが、彼女は今年『エターナルズ』でマーベル初の耳が聞こえないスーパーヒーローを演じ、歴史にその名を刻むことになる。同作品にはアンジェリーナ・ジョリーやジェンマ・チャン、サルマ・ハエック、リチャード・マッデンらも出演する。
彼女は聴力を失ったヘビーメタルのドラマーを描いた、昨年公開のリズ・アーメッド主演の感動作『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』にも登場している。
アシュニコ(ミュージシャン)
シングル「Stupid ft Yung Baby Tate」で一躍注目の存在となったアシュニコにとって、今年は大きな一年となる。
米ノースカロライナ州出身でロンドンを拠点に活動する彼女は、率直な物言いと性に対しての楽観的なスタイルも持ち味の一つ。TikTokの一発屋では終わらず、昨年リリースしたシングル曲「Daisy」もヒット。近日中にミックステープ『Demidevil』がリリース予定だ。
ナバーン・リズワン(俳優)
レナ・ダナムの新作ドラマ「インダストリー」やリズ・アーメッドの『Mogul Mowgli』で脇役を務めたほか、BBCのドラマ「The Informer」でも知られるナバーン・リズワンにとって、今年は飛躍の一年になりそうだ。
まず最初に紹介したいのは恋愛映画のヒット作『Last Letter From Your Lover』で、ナバーンは謎のラブレターの出所を探るうちにジャーナリストのエリー(フェリシティ・ジョーンズ)と恋に落ちる新聞社のアーキビスト、ローリーを演じている。同作品にはシェイリーン・ウッドリーとカラム・ターナーも出演する。
そのほか、チャイルディッシュ・ガンビーノの「This Is America」のMVを担当したヒロ・ムライが監督を務めるパンデミックSFスリラーのミニシリーズ「Station Eleven」にも出演が決まっている。
テムズ(ミュージシャン)
ナイジェリアで最も注目されている新人の一人であるテムズが世界に進出。R&Bとソウルの型破りなミックスにアフリカのニュアンスを加えた彼女の2020年のEP『For Broken Ears』は、大ヒット曲「Try Me」に続き、注目の一枚になった。
経済学を専攻する学生だったテムズが、母親の夢よりも自分の夢を優先させてくれたことに我々は感謝しかない。ぜひ彼女の音楽を聞いて、夢中になって、パンデミック後のツアーに期待したい!
オリヴィア・クック(女優)
『ぼくとアールと彼女のさよなら』や『Pixie(原題)』、ドラマ「ベイツ・モーテル」に出演していたオリビア・クックが好きなら、2021年は大いに盛り上がるはず。アカデミー賞の話題でもちきりのドラマ映画『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』で彼女は、聴覚を失うドラマーの主人公ルーベン(リズ・アーメッド)のガールフレンドを演じている。
また、ロマンティック・パンデミック・スリラー映画『リトル・フィッシュ』では、ジャック・オコンネルと夫婦役で共演。記憶喪失ウイルスが蔓延するディストピアの未来を舞台にしたラブストーリーで主演を務めた。
その他、『A Naked Singularity(原題)』でもジョン・ボイエガと共演しているなど、今年は彼女の話題が尽きない。
グリフ(ミュージシャン)
デュア・リパの次にブリティッシュポップの顔となるのはグリフだ。ストレートで高揚感のある歌詞でBBCの「Sound of 2021」にノミネートされた彼女は、年末のディズニーのクリスマス広告&キャンペーンの歌手も務めた。
彼女は兄弟が持っていた音楽ソフトLogicを使って独学で音楽制作を学び、2019年にデビューEP『The Mirror Talk』を発表。続くシングル2曲、「Say It Again」「Good Stuff」と、特徴的なヘアスタイルで一気にスターダムを駆け上がった。
ライター、プロデューサー、スタイリスト、デザイナー、クリエイティブ・ディレクターとしても活躍する多才な彼女に刮目!
プレシャス・リー(モデル)
子供時代、プレシャス・リーは自分の体型ではハイファッションのモデルにはなれないと思い、弁護士になることを夢見ていたという。友人に連れられていった公開モデルオーディションで見初められて、契約を結ぶことになった彼女は、モデルを始めて間もなく、自分がカメラの前に立つことで声を必要としている人々を助けることができることに気付く。
2016年、プレシャス・リーは、『Sports Illustrated』の年間水着号に初のアフリカ系アフリカ人のプラスサイズモデルとして登場。これまでに『ミュウミュウ』や『マーク ジェイコブス』のキャンペーンを務めたほか、『ヴェルサーチ』や『トミー ヒルフィガー』のランウェイも歩いている。
2021年も彼女の人気はとどまるところを知らない。
ミラー・メイ(ミュージシャン)
2020年のMOBOアワードで最優秀新人賞にノミネートされ、注目を集める実力派シンガーソングライターのミラー・メイ。批評家から絶賛された彼女のEP『Dark』をまだ聴いていない人も、彼女がジョルジャ・スミスと共作しトップ10入りしたヒット曲「Be Honest」は聞き覚えがあるはずだ。
ロンドン北部トッテナム出身のこのシンガーソングライターは、夏らしいアフロビート調R&Bで自己愛を説き、セクシュアル・コンセントからボディポジティヴまでのさまざまなテーマを取り扱う。デビューEP『N15』のプロデュースは、エイミー・ワインハウスとの仕事で知られる伝説のアーティスト、サラーム・レミが担当した。
2021年にはフェスティバルの出演が控えており、新曲も発表する予定だ。
ジュリア・ガーナー(俳優)
Netflixのヒット作「オザークへようこそ」のルース役で2度のエミー賞を受賞したジュリア・ガーナーは、2021年、「Inventing Anna」の主役としてストリーミングサービスに戻ってくる。
詐欺師アンナ・ソロキンによる実在の事件を基にした同ミニシリーズでは、ある1人のジャーナリストが、ニューヨークのエリート富裕層の心とお金を盗み、インスタグラムに突如現れた偽物の令嬢アナ・デルヴィーを調査していく。アンナ・ソロキンは複数の詐欺の罪で懲役12年の実刑判決を受けている。
そのほか、夜盗で浮浪者のジャック・ブラックのベストセラー自伝を基にした映画『You Can't Win』でも主演を務めている。
ローレル(ミュージシャン)
2020年のEP『Petrol Bloom』でサウンドをインディーズからシンセポップへと移行させ、再生を遂げたロンドンを拠点に活動するシンガーソングライターのローレル。
ロックダウン中には、これまで6人組バンド、スポーツ・チームやミュージシャン、アーロ・パークスなどを支援してきたアーティスト育成プログラム「ヴェロ・アンプリファイ」に選ばれた。
2021年には新しいEPをリリース予定!
ジャスミン・ジョブソン(俳優)
犯罪ヒューマンドラマ「トップボーイ」シーズン3でのジャック役で私たちの視線を捉えたジャスミン・ジョブソン。2019年にはMViSAsで「最優秀エマージング・タレント」賞を受賞し、BAFTA最優秀助演俳優賞にノミネートされた。
2021年には、未発表のビッグプロジェクトも控えており、彼女から目が離せない。
チカ(ミュージシャン)
2020年にグラミー賞最優秀新人アーティストにノミネートされたラッパーのチカ。2021年には待望のデビューアルバムがドロップする。
ブレイクのきっかけはトランプ支持のカニエ・ウェストに挑戦状を突きつけたラップ動画。エリカ・バドゥやカーディ・Bもファンを公言している。「カルバン クライン」の#MyCalvinsキャンペーンなどにも登場し、セレブの仲間入りを果たした彼女だが、自身のプラットフォーム通じて人種やメンタルヘルス、セクシュアリティ、アイデンティティなどについてのレトリックに対抗することにより大きな関心を寄せている。
エニー(ミュージシャン)
シングル曲「Peng Black Girls」のリミックスをジョルジャ・スミスが発表したことで、インスタグラムで突如ブレイクしたサウスロンドン出身の新進ラッパー、エニー。ナイジェリア系イギリス人アーティスト、アミナ・ブレイブをフィーチャリングしたこのシングルは、あらゆる肌の色や体型の黒人英国人女性を称えた一曲だ。
今のところ3曲しかリリースしていない彼女だが、キャッチーなデビュー曲「He's Not Into You」が2020年の早い段階でジョルジャ・スミスの目に留まり、スミスの新レーベル「FAMM」の最初の契約アーティストとなった。
音楽性にはローリン・ヒルからスティーヴィー・ワンダーまでさまざまなミュージシャンの影響が挙げられるが、彼女が最も愛するのは14歳のときに恋に落ちたというJ.コールのリリシズムだ。
アナ・デ・アルマス(俳優)
ミステリー映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』のマルタ・カブレラ役でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたキューバ系スペイン人俳優のアナ・デ・アルマス。4月には、『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』でダニエル・クレイグとコンビを組み、一味違うボンドガールに扮する。
そのほか、現在の恋人であるベン・アフレックと共演したエロティックスリラー『Deep Water(原題)』や、マリリン・モンローを演じた『Blonde(原題)』など話題作が目白押し。
アマリー(ミュージシャン)
一躍人気となったガーナ系アメリカ人のアフロポップスター、アマリーのサウンドは、ラップや官能的なR&B、ハードロック、そしてヒットチャートの好むポップを融合させたものだ。14曲で構成された彼女のデビュー作『The Angel You Don't Know』は昨年11月にリリースされ、全世界のオーディエンスに向けて彼女の歌声が勢いよく放たれた。彼女はデビュー作について「バッドなビッチのためのノンストップな確言と決まり文句」と表現している。
西アフリカやその他の国でもコラボレーターとして引く手あまたの彼女は、26歳にしてすでに2ダース近くの作品を発表しており、2021年にはさらに多くの音楽とワクワクを期待することができるはずだ。
Raheaven(ミュージシャン)
ノース・ロンドン出身のRaheavenのファースト・シングル「7AM」は、Radio 1Xtraの今週の1枚に選ばれたこともある名曲。ワンナイトのあとに去っていった恋人へのフラストレーションを歌ったガール・ギャング・アンセムだ。
エルサ・キダネやヘレン・メレスといった幼少期に聴いて育ったエリトリア人歌手の影響を受けた、R&Bとソウルに根ざしたサウンドが彼女の持ち味。2021年は彼女のデビューEPをヘビロテ間違いなし。
ビビ・アブドゥルカディル(モデル)
16歳のときにロンドンでスカウトされたケニア出身のビビ・アブドゥルカディルは、薬理学の学士号を取得後にモデル活動を開始。
すでに「ロクサンダ」「シモーネ ロシャ」「アシシュ」などのランウェイを歩いている彼女は、インスタグラムで黒人の作家をフィーチャーしたブッククラブ@bibisbookも主催している。