抜群のスタイルとファッションセンス、明るく率直なキャラクターやユーモアで、全米ティーンの憧れの的となっているゼンデイヤ。歌って踊れて演技もできるスーパースターの彼女が、9月1日で23歳を迎えるのを祝して、知っておきたい事実とトリビアをご紹介。
モデル発、ディズニー・チャンネル経由ハリウッド行き
抜群のプロポーションを武器に、幼い頃からモデルとして広告やCMに出演し、また8歳から習っているというダンスのスキルをいかしてパフォーマーとしても活躍、さらに劇場で働いていた母の影響で演技にも触れていたというゼンデイヤ。
出世作は、14歳の時に出演したディズニー・チャンネルのドラマ『シェキラ!』(2010~2013)で、オーディションでロッキー・ブルー役を勝ち取り、ベラ・ソーンと共演。高い視聴率と人気を獲得する。
その後はディズニー・チャンネルのオリジナル映画や『スパイダーマン』(2017~)シリーズ、ブルーノ・マーズのPV、日本でもロングランヒットした『グレイテスト・ショーマン』(2018)などに出演、活躍の場を世界に広げていく。
歌唱力も抜群で、2013年には自身の名をタイトルに付けたアルバムをリリースしたり、声で出演したCGアニメ映画『スモールフット』のサウンドトラックにも、ボーカルで参加したりしている。
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あのリアーナも一目置くファッションセンス
ダイアナ・ロスとシェールをスタイルアイコンに挙げるだけあって、おしゃれぶりにも定評があるゼンデイヤ。23歳にしてレッドカーペットの常連であり、ひねりの効いた着こなしや大胆なルックで常にパパラッチの的になっている。
そのセンスが買われてか、2016年には自身の名を冠したブランド「Daya by Zendaya」をローンチしたり、2018年にはトミー・ヒルフィガーのブランドアンバサダーに選ばれカプセルコレクションを発表したりするなど、ビジネス面でも手腕を発揮。
ファッション界最大の祭典・METガラにも何度も出席しており、あのリアーナもゼンデイヤのMETガラでの着こなしを絶賛、そのセンスには一目置いている様子。ただし、ゼンデイヤ本人は特定のスタイルのこだわりは持っていないそう。
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14歳からずっと同じスタイリスト
その抜きん出たセンスを支えているのが、ゼンデイヤが「家族の一員」とも呼んでいるスタイリストのロー・ローチ。ゼンデイヤがブレイクした14歳の頃からスタイリングを担当しているそうで、ほかにもアリアナ・グランデやトム・ホランド、アン・ハサウェイ、ティファニー・ハディッシュら豪華スターたちのスタイリングを手がけている売れっ子。
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バービーにもなった全米女子のロールモデル
2015年のアカデミー賞授賞式のレッドカーペットには、自らのルーツを称えるような豊かなドレッドヘアで登場したゼンデイヤ。それを「髪からマリファナのニオイがしそう」とディスったTVパーソナリティに対し、インスタグラムでピシャリと反論して称賛を浴びた。すると、バービー人形で有名なマテル社が彼女に感銘を受け、同社初となるドレッドヘアのゼンデイヤ・バービーを発売して話題に。さらに同年には、米『タイム』誌が選ぶ「世界で最も影響力のある10代」にも選ばれた。
ほかにも、投票に行ったことをSNSでシェアしたり、ネットいじめの被害者を自分のブランドのモデルに抜擢したり、ウイメンズ・マーチに参加したり、国連とともにHIV検査を受けるよう呼びかけたりするなど、若い女の子たちのよきお手本であろうとしっかり意識している様子。ミシェル・オバマをして「ロールモデル」と言わしめるほど、黒人の強さや美しさ、女性のエンパワーメントなどについて言及している。
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スーパーヒーローが彼氏?
2017年からスタートしたご存じ新生『スパイダーマン』シリーズには、MJ役で出演。主人公スパイダーマン/ピーター・パーカーを演じた大人気俳優トム・ホランドとは、この共演がきっかけでプライベートでも仲良くなり、その親密ぶりから交際が囁かれていた。ある時などはゼンデイヤの友人の母親がツイッター上で2人の交際を認めた後、「先週私のアカウントはハッキングされていました。ポストされたことは私が言ったことではありません」と否定する怪しげな騒ぎまで勃発。
とはいえ当の本人たちは交際を否定しており、歴代スパイダーマンとヒロインを演じてきた俳優たちはみんな実生活でもカップルになったけれど、ゼンデイヤとトムホはあくまでよき友人のよう。
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イケメンと共演する大作SFが待機中
1984年に鬼才デヴィッド・リンチ監督が手がけたSFスペクタクル『デューン/砂の惑星』を、『メッセージ』(2016)『ブレードランナー 2049』(2017)のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がリメイクする『Dune(原題)』が、2020年秋に全米公開待機中。主人公ポールを演じるのは超人気次世代イケメン俳優ティモシー・シャラメで、ゼンデイヤはそのロマンスの相手となるチャニを演じる。
ちなみに実はティモシー、スパイダーマン役のオーディションも受けており、もしかするとゼンデイヤと共演することになっていたのはトムホではなく彼だったかも!?
マルチな才能で引っ張りだこの彼女の活躍から、目を離さないで!
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