縁の切れ目は裁判の始まり？【ピーチズのOM(F)G！】

映画『ハニーボーイ』（’19）共演をきっかけにシャイア・ラブーフと交際を始めたが、1年後に恋人に別れを告げたFKAツイッグス。それから1年以上も経ったこの12月に元恋人を虐待で告訴したのは、「メディアは軽く見ているけれどシャイアは危険な男で、女性被害者をこれ以上出さないために訴えることを決意した」とのこと。もちろん、#MeToo精神が浸透したハリウッドでは早くも彼女を支持する声が上がっている。訴状によると交際中のシャイアは彼女に度重なる肉体的・精神的な虐待を加え、“殺人犯を演じるための心理を掴む”として野良犬を銃殺しようとしたとのこと。記憶力がいいようでFKAツイッグスは恐ろしい虐待の全てを詳細に書き出しているが、目撃者がいない事件に関してはシャイアが否定する可能性大。シャイアと復縁したミア・ゴスは果たしてどう感じているのか？　裁判の行方を見守りたい。

写真左から：FKAツイッグス、シャイア・ラブーフ（FKA twigs, Shia LaBeouf）

この6月、元妻レネーテ・ブリューエルさんから離婚時の契約違反で訴えられたのがエルトン。300万ポンドの違約金を求める訴状によると、彼の自叙伝『Me』の出版や大ヒットした映画『ロケットマン』（’19）のせいでレネーテさんの存在に再び脚光が当たったために、静かな生活を破壊されたとのこと。エルトン側は裁判で本も映画も離婚時の契約に反していないと反論したが、裁判で明らかにされたのはふたりが結婚していた間の細々とした出来事と彼女のメンタル・ヘルスの問題。新婚旅行に元恋人のマネジャー、ジョン・リードを同行させたり、王族を招いた食事会でパニックを起こしたレネーテさんを別室に追いやったことなどが彼女の精神を蝕んだことが明らかに！　双方の言い分を聞いた判事が当事者同士で決着することを勧め、今後は絶対に結婚とこの裁判に関して口にしないという約束を交わしてジ・エンド。エルトン側は、レネーテさんが精神分析医などに支払った医療費のほかに和解金も支払ったようだ。

写真左から：エルトン・ジョン、レネーテ・ブリューエル（Elton John, Renate Blauel）

波瀾万丈な恋愛を繰り広げ、服役を終えた元恋人と電撃結婚したニッキーは法廷闘争をいくつも抱えていて、元恋人との告訴合戦もその一つ。2016年に当時の恋人ミーク・ミルと揉めていた際に元恋人サファリー・サミュエルズが精神的・肉体的に虐待されたこと、彼女のアルバム製作への協力費の支払いを求めてニッキーを告訴。その後、サファリーはTwitterで同棲中にニッキーにナイフで刺されて、救急車で運ばれかけたと激白。ツイートにはニッキーを逮捕させないために警察には自分で刺したと嘘をついたことも書かれていた。これに激昂したニッキーは、サファリーが嘘つきでニッキーのクレジットカードを盗んで買春したと糾弾。SNSを舞台にした醜い暴露合戦は、法廷闘争に不利になると判断した弁護チームがニッキーにストップをかけるまで続いた。裁判は現在も続行中で、どちらが勝つのか？

写真左から：ニッキー・ミナージュ、サファリー・サミュエルズ（Nicki Minaj, Safaree Samuels）