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モナコの伝説の公妃グレース・ケリーのドラマチック人生と2歳からのボブヘア遍歴

52歳で人生の幕を閉じるまで、ボブヘアを貫いて。

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グレースケリーのボブヘアと人生

11月12日は亡きモナコ公妃、グレース・ケリーの誕生日。1982年に52歳という若さでこの世を去ったが、今もなお、気品あふれる美貌によって愛されている。実は2歳のときから生涯、ボブヘアを貫いた彼女。俳優として栄華を極めた頃や公妃として注目を集めた晩年など50年分の人生を、ボブヘアアレンジとともにプレイバック。

1931年/2歳

grace kelly as a baby
Bettmann//Getty Images

オリンピックのボート競技で金メダリストとなった父、ジョン・ブレンダン・ケリーと母、マーガレットの間に1929年11月12日、米・ペンシルベニア州にて誕生。経済的に恵まれた環境のなかで育ったといわれている。

2歳のときの彼女は、“おかっぱ”頭の前髪をリボンで留めて、愛らしい笑顔を見せていた。

1938年/9歳

grace kelly with sister lizanne
Bettmann//Getty Images

4人兄弟の3番目だったグレース。妹のエリザベスとともに。ショートボブをサイドパーツにして留めた、ブーケとおそろいのヘアアクセがお似合い♡ 少女時代はおとなしく引っ込み思案だったとか。

1941年/12歳

grace kelly
Aflo

ダンスやピアノを習い、演技に目覚めていったというグレース。明るく、自信あふれる笑顔を見せて。サイドパーツにしたボブヘアに、カールが加わった頃。のちに俳優として大成功し、アイコンとなったヘアスタイルは、このころから顕在。

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1944年/15歳

grace kelly congratulating jack kelly
Bettmann//Getty Images

後のメルボルンオリンピックのボート競技で銅メダルを獲得した兄、ジョンとのリラックスしたひとコマ。このときも、髪の中心からカールを加えたアイコンヘアで。

1947年/18歳

grace kelly as a young woman
Bettmann//Getty Images

グレースといえば、つややかなカールヘアだけれど、他の女優と大きく異なるのはフェイスラインにも臆さずうねりを作っていたこと。こちらのポートレートは、前髪にナチュラルな毛流れを残したオールバックでハンサムに。

この頃、家族の反対を押し切って俳優を志しNYへ。モデルのアルバイトをしながら演技を学んでいた。

1949年/20歳

grace kelly portrait session
Ed Vebell//Getty Images

フェイスラインを内巻きにして、ショートボブを愛くるしく見せている。控えめにはね上げたアイライナーと扇型にドラマチックに広がったアイラッシュからも、20歳とは思えない優雅さが漂う。

この年に舞台『父』でブロードウェイデビュー。

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1952年/23歳

a woman posing for a picture
Aflo

1951年、22歳で映画『Fourteen Hours』に出演。その作品を見た映画プロデューサーのスタンリー・クレイマーが、『真昼の決闘』にて、ゲイリー・クーパーの相手役に抜擢した。

『真昼の決闘』では、妖艶な美しさが見事に開花したグレース。この頃のボブヘアは、カールを強めにしてセンターパーツにしていた。

1954年/25歳

movie princess
Virgil Apger//Getty Images

この年、公開されたヒッチコックの名画『裏窓』で、世界中がグレースの虜に。美と気品を極めた、ため息が出るほどの美しさ!

フロントからボリュームを出しながら立ち上げたヘアをアシンメトリーにまとめて、知的な印象に見せていた。

1954年/25歳

rear window, grace kelly, 1954
Aflo

同じく『裏窓』より。オールバックにして前髪を立ち上げ、ハンサムなアレンジに。パールのアクセサリーをあしらい、エレガンスをトッピング。

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1955年3月/25歳

grace kelly holding her academy award
Bettmann//Getty Images

ビング・クロスビーと共演した映画、『喝采』でアカデミー主演女優賞に輝いたグレース。デビューしてからわずか6年、若干25歳での受賞に、高揚感あふれる表情を見せた。

前髪を立ち上げ、タイトにまとめたヘアは、甘くエレガントな彼女のアレンジのなかでも最もクールな印象。ゴールデンバランスの顔立ちを主役にして。

1955年5月/25歳

grace at cannes
Hulton Archive//Getty Images

カンヌ国際映画祭に出席。ポピーレッドのリップで、ピュアな笑顔を見せたグレース。12歳のときのボブヘアとほぼ変わらないのが微笑ましい。

なおこのときのカンヌ国際映画祭で、モナコ大公のレーニエ3世と運命の出会いが! 2人はその後、密かに愛を育み、7カ月後の12月、レーニエ大公がアメリカを訪れた際にプロポーズしたそう。

1955年/26歳

kelly in lace
Archive Photos//Getty Images

数々のヒット作に出演し、俳優としてのキャリアも人気も頂点を極めていた頃。ツヤ髪と相まって、まぶしいほどの美人オーラ! ふんわりとした“グレースバングス”の美しいフォルムを強調すべく、カチューシャをやや後ろにON。

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1955年/26歳

grace kelly
Archive Photos//Getty Images

この頃のポートレートでは、控えめなオールバックヘアとスカーフのコンビネーションでヨーロピアンシックな印象に。トップをふっくらさせて、彼女らしい甘美なムードをキープ。

1955年/26歳

grace kelly
Silver Screen Collection//Getty Images

毛先まで大きくうねらせた曲線カールヘアとボリュームまつ毛は、グレースなりのハリウッドスタイル。コーラルレッドのつややかな口元で愛され顔に。

1955年/26歳

grace kelly
IPC Magazines/Picture Post//Getty Images

『PICTURE POST』誌の表紙を飾ったときのグレース。流麗なワンカールヘアとレッドリップで、ミニマムだけれど強く優美な美しさを披露。このころからレッドリップは、グレースの美しさを引き立てるメイクルックとして君臨。

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1956年1月/26歳

prince rainer iii of monaco, 32, and grace kelly, 26, after
New York Daily News Archive//Getty Images

レーニエ大公との婚約を発表。2人のこの笑顔からも、相思相愛ぶりが伝わってくる。アイコンのレッドリップに、公妃となる覚悟を湛えているよう。

1956年4月/26歳

royal couple
Haywood Magee//Getty Images

モンテカルロのモナコ大聖堂で4月18日、レーニエ大公との挙式が執り行われた。甘美なウエディングドレスに合わせたヘアアレンジは、全体を強めにカールさせたヘアに、複数のリボンをオン。まるでドールみたいなかわいらしさ♡ プリンセスムード全開に。

1956年4月/26歳

a man and woman laughing
Aflo

結婚式から5日後、幸せいっぱいの笑顔を見せた2人♡ バックをふくらませたつやつやのボブヘアが、表情をより生き生きと引き立てていた。

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1956年/27歳

princess grace arriving in paris
Bettmann//Getty Images

プリンセスとしての生活がスタート。この日パリを訪れたグレースは、彼女らしい巻き髪スタイルを封印し、パリジェンヌらしいコンパクトなシニヨンヘアで登場。

1956年/27歳

grace kelly
API//Getty Images

アイウェアに濃いめのリップという、俳優時代には見せなかったであろうルックを車中から披露。いつものパーフェクトなコーミングをナチュラルに崩し、27歳とは思えない貫禄を携えて。

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