トレンドやシーズンに関わらず、エターナルに愛せるベーシックな白スニーカーは、おしゃれの相棒として常に手もとに置いておきたいもの。今回はファッションアイコンの着こなしを交え、トレンドのスポーティな着こなしからモードなスタイルにもマッチする不朽の名作を厳選ラインナップ。白スニーカーの汚れの落とし方や洗い方、汚れ防止の方法も解説。
往年女優に学ぶ、白スニーカーのお手本コーデ
1.ジェーン・バーキン
永遠のスタイルアイコン、ジェーン・バーキンの1976年に撮影されたスナップ。無地のTシャツにストレートデニムという彼女を象徴する着こなしに、ソックス×スニーカーの白レイヤードで、今もなお色褪せないスタイル。
2.ローレン・ハットン
1980年代に撮影された、ローレン・ハットンのポートレート。ガーリーなデニムミニを、真っ白なスニーカー&Tシャツでボーイッシュに味付け。
3. シャルロット・ゲンズブール
シャルロット・ゲンズブールが1985年の『なまいきシャルロット』で見せた、フレンチシックの王道スタイルにも白スニーカーが欠かせない。ハイウエストデニムのナーディなムードを、白スニーカーで洗練されたカジュアルに。
4. ローレン・バコール
1957年の映画『バラの肌着』では、ファッションデザイナー役を演じるローレン・バコールの衣装も見どころのひとつ。海辺ではドレッシーなシャツを、デニムと白スニーカーでカジュアルダウン。
レディース向け白スニーカーのおすすめ30選
「ナイキ」“エアフォース1”や「アディダス」“スタンスミス”、「コンバース」“ジャックパーセル”といった不朽の名作スニーカーから、「ヴェジャ」の気鋭のサステナブルブランド、「ペリーコ」や「ダニエラ&ジェマ」などの大人っぽく履ける白スニーカーまで、人気の白スニーカーをエディターがピックアップ。メンズ兼用モデルも!
1.「ナイキ」“エアフォース1”
1982年に“ナイキエア”を搭載した世界初のバスケットボールシューズとして初めて市場に登場した“エアフォース1”。発売当初はハイカットモデルのみのラインナップで、それを追うかたちでローカットモデルが発売され、1985年に“エア・ジョーダン”が登場してからは、ストリートシューズとして人気が定着。ハリのあるレザーやクラシックなオールホワイトカラー、光沢感など見事なほどに絶妙なバランス感を兼ね備えた名品中の名品。
現在は「白をきれいに履く」という当時のトレンドはそのままに、チャンキーソールやずれたロゴデザイン、軽量のアウトソールにリモデルされ、ヒットを継続中。
2.「ニューバランス」”CM996”
「ナイキ」や「アディダス」よりも前、1906年に創業した「ニューバランス」は、もともとインソール製造メーカーとしてスタート。そのため、サイズ展開も豊富なうえ、さまざまな足の悩みを持つ人に絶大な支持を集め続けている。
ブランドの顔として長く愛され続けるロングセラースニーカー、996シリーズは、1988年に誕生。細身のフォルムとランニングシューズらしい耐久性&軽量性に優れた高機能ソールが人気の理由。996の数字の前に、MやCM、MRLなどの表記があるが、Mがハンドメイドによるアメリカ製、CMやMRLが軽量化にこだわったアジア製で、価格は異なるが品質に大差があるわけではない。
3.「コンバース」”ジャックパーセル”
バドミントンワールドチャンピオンシップに輝いた、伝説のバドミントンプレイヤー、ジャック・パーセルが開発に携わり、1935年に誕生した「コンバース」名品中の名品、“ジャックパーセル”。
トウ先端の“スマイル”と呼ばれるネイビーラインや、“ヒゲ”と呼ばれるアイコニックなディテールがアクセント。ファッション好きなら誰もが持っている定番シューズは、白にこだわったシンプルなデザインが長く愛される秘密。
4.「リーボック クラシック」”インスタポンプ フューリー”
1994年、それまでシューズの内側に内臓されていたエアチェンバーをアッパーの一部にすることで画期的なスプリットソールを実現させたアイテム。25年以上たった今なお前衛的なデザイン性を誇る、スニーカー史に残る名品。
5.「ヴァンズ」 “オールドスクール”
1966年にカリフォルニアで誕生して以来、スケーターカルチャーを牽引してきた「ヴァンズ」。“エラ”と共に名作スケートシューズとして名を馳せるのが、1977年にリリースされた“オールドスクール”。
「ヴァンズ」の象徴ともいえる“サーフライン”をはじめ、フィット感のある履き心地や動きやすさ、耐久性などを兼ね備えた不動の名作スケートスニーカー。
6.「ナイキ」“ コルテッツ ベーシック”
1972年にリリースされた「ナイキ」のオリジナルランニングシューズ。定番でリリースされ続けている、伝説のスニーカーのひとつ。映画『フォレスト・ガンプ』で主演のトム・ハンクスが使用していたシューズとしても有名。なかでもやはりアイコンは白&赤のバイカラー。いつの時代も色あせない、究極の色合い。
7.「アシックス」”スニーカー JAPAN S”
バスケットボールシューズFABRE JAPAN Sをベースに、タウンユースとしてアップデートしたモデル。クラシックなコートシルエットで、さまざまなファッションにコーディネートしやすい。
8.「コンバース」”キャンバス オールスター J HI”
定番のキャンバス地とは異なり、生成りテープ、コットンシューレースでアレンジされた“オールスター”の日本製モデル。ヒールラベルの下部分に「MADE IN JAPAN」を印字、赤字で印されたインソールのコンバースロゴは日本の国旗をイメージ。
9.「アディダスオリジナルス」 “スーパースター”
1970年にバスケットボール用のシューズとして開発されたことをきっかけに、一時はNBA選手の大半が履くほどの人気に。その後、ヒップホップグループの『ラン・ディーエムシー』がひもナシで愛用したことから、ストリートでも人気の白スニーカーとして定着。2015年の復刻時には、ファレル・ウィリアムスやNIGOとのコラボモデルも登場したレジェンドスニーカー。
10.「アディダス」”スタンスミス”
1971年に発表された「アディダスオリジナルス」の代表的スニーカー“スタンスミス”、ギネスブックにも“世界一売れたスニーカー”として認定された、クラシックスニーカーの定番として今なお愛され続ける、言わずと知れた名品。
>>スタン・スミス氏へのインタビューはコチラ
2014年に復刻した“スタンスミス”は、パーフォレーションであしらわれたトレードマークの3本ラインやグリーンの差し色、すっきりとしたシルエットに。ケイト・モスやファレル・ウィリアムス、ステラ・マッカートニー、フィービー・ファイロなど多くのクリエイターとコラボするなど、デビュー以来、完成されたデザインで未だに人々を魅了し続ける、スニーカー界のキング。
11.「ナイキ」“エア マックス 90”
その名の通り、1990年にリリースされた“エアマックス90”。“エアマックス1”(1987年)、“エアマックスライト”(1989年)に続く三代目エアマックスとして発売された。90年代にリリースされたシリーズの中では“エアマックス95”と並び高い人気を誇る名作スニーカー。
12.「アシックス」“GEL-PTG”ハイカット
1983年発売のバスケットボールシューズ「Fabre Point Getter」を略して“PTG”と呼ぶのがそのルーツで、デザインのベースにもなっている。ブランド独自のスポンジ材“fuzeGEL(フューズゲル)”が採用され、履き心地も向上。「ナイキ」の“コルテッツ”と「アディダス」の“スタンスミス”に並ぶ、流行り廃りのない王道の一足。
13.「ナイキ」“M2K テクノ”
2000年初頭にオリジナルが発売したときは日本未上陸、アメリカでは“お父さんシューズ”の代名詞といわれた『ナイキ』の“モナーク”。先のメゾンによるダッドスニーカーの着想源になったことを背景に、リモデルされたのがこちら。一時はプレミアがつき、若者が店頭に並ぶほどに。今や新鋭2大巨頭の1つと言われる、21世紀を代表する名作。
14.「プーマ」”スウェード”
1980年代の有名アーティストたちに愛用されて以来、40年以上にわたり世界中で売れ続けているプーマ不朽の名作“スウェード”。1960年代に誕生したスウェードを使用した「プーマ」のトレーニングシューズが由来。
1973年のオリンピックメキシコ大会でトミー・スミス選手がブラックパワーサリュートとして表彰台で「プーマ」のシューズをこぶしと共に掲げたり、70年代後半から黒人バスケットボール選手、ウォルト・“クライド”・フレイジャーのシグネチャーシューズとして脚光を浴びるなど、ブラックカルチャーのシンボル的な存在に。1980年代に入ると、PUMA SUEDEとしてニューヨークを中心としたヒップホップカルチャーや、後にローカルバンドやスケートボードなどとリンクを果たし、ストリート&サブカルチャーを好む若者たちの間で爆発的な人気を呼んだ。
最近では、さらにリアーナとのコラボをヒット再燃の背景に、プラットフォームタイプのニューモデルもヒット中。
15.「フィラ」 “ディスラプター2”
発売当初、爆発的に売れたことを背景に海外主宰『スニーカーオブザイヤー2018』も受賞。ここ数年、100万足のメガヒットで猛威を振るっているモンスタースニーカー。ミレニアル世代を狙った、1万円以内で買える価格帯も魅力のひとつ。時代の波をうまく救い上げ、今の時代背景にマッチングした平成最後の大ヒット作。
16.「スプリングコート」“G2 クラシック キャンバス”
1936年フランス生まれのスニーカーブランド「スプリングコート」。抜群のクッション性や通気性に優れたソールなど、ローテクスニーカー界随一のはき心地にリピーター続出。トレンドに流されないデザインも人気の理由。
17.「リーボック」”クラシックレザー”
「リーボック」ブランドを象徴する、'80年代のレガシーシューズ。'83年の発売当時に画期的と言われた、アッパー全体に使われている高級天然皮革「ガーメントレザー」が最大のポイント。
18.「ムーンスター 」”ローバスケット”
福岡県の久留米市で生産されている「ムーンスター」の白スニーカーは、生成り色のキャンバス素材と、てらいのないシンプルなデザインに視線が集まる。真っ白なカラーに苦手意識がある人でも挑戦しやすいスニーカー。
19.「コンバース」”レザー オールスター クップ”
ドレッシーなカップソールを採用した“オールスター”モデルの大人顔デザイン。「オールスター」をベースに、ハトメのないシューレース、クラシックなデザインの立体ヒールラベルでアレンジ。
20.「アディダス」 ”アドバンテージ ベース”
つややかなレザー風のアッパーに、パンチングのスリーストライプスをあしらわれたストリート仕様のコートシューズ。滑らかなラバーカップソールと合わせ、モダンな薄型シルエットがレトロで憎い演出!
21.「ルコックスポルティフ」”LA ローラン”
軽量性・フィット感をコンセプトにした、ブランド定番のコートスニーカー。アウトソールはラバーとEVAを適切に配置することでクッション性と軽量性を考慮し、履き心地にもこだわりを追求。
22.「アシックス」”ジャパン エス”
「アシックス」のバスケットボールシューズをベースに、タウンユースとしてアップデート。人工スエードのアッパーがやわらかい印象。クラシックなコートシルエットで、さまざまなファッションにコーディネートしやすい。
23.「ペリーコ」“イントレチャートスリッポン”
イタリアのシューズブランド「ペリーコ」のスリッポンは、簡単に履ける仕様ながら洗練されたデザインで、大人におすすめのレディースシューズ。しなやかなレザーを丁寧に編み込み、動きやすいデザインなのにきれいめルックスに仕上がる。
24.「ヴェジャ」“RECIFE スニーカー”
エシカルスニーカー「ヴェジャ」は環境に配慮したマテリアルを使い、生産者に直接利益が渡るフェアトレードビジネスによって作られた白スニーカー。長時間歩いても疲れにくいのがポイント。カジュアルコーデからきれいめコーデまで、テイスト問わず合わせやすい一足。
25.「ランバン オン ブルー」“コンバースコラボスニーカー”
「コンバース」と「ランバン オン ブルー」のコラボスニーカー。サイドにブランドロゴがあしらわれ、スポーティーとエレガンスをミックスしたデザイン。コンバースの人気モデル“オールスター クップ”を採用し、トレンドに関係なくいつまでも履き続けられる白スニーカー。
26.「コンバース」SSENSE 限定 オフホワイト & グレー Chuck 70 ハイカット
キャンバスとブラッシュ仕上げフェルトのパネル仕立てハイカットスニーカー。オフホワイトとグレーのカラーブロック。
27.「23.65」“V2 ダットスニーカー”
注目の韓国ブランド「23.65」。ボリューム感のあるソールやおしゃれな配色デザイン、サイドのブランドロゴがポイント。
28.「オニツカタイガー」”EDR 78”
「オニツカタイガー」から1978年に発売されたトレイルランニングシューズをデザインベースにしたモデル。つま先とかかとのラギッドなアウターソールの巻き上げが特徴。
29.ダニエラ&ジェマ 型押しスリッポン
白で統一された雨の日にも使えるスリッポン。クロコダイル柄で洗練されたイメージながら、防水加工が施されており雨が降りそうな日のレインシューズとしても活躍。軽量ソールでストレスフリーな履き心地もポイント。
30.「ラコステ」“CARNABY EVO”
「ラコステ」のブランドロゴがアクセントとなったシンプルな白スニーカー。バックには刺繍があしらわれ、さりげないこだわりが詰め込まれているのもポイント。ジーンズやスカートなど幅広いアイテムとコーディネートしやすい。
白スニーカーの最新おしゃれレディースコーデ15
モデルやインフルエンサー、海外エディターがおしゃれに実践する白スニーカーコーデをピックアップ。
黒ベースの着こなしに軽快なアクセントとして投入。襟元のタートルと色をリンクさせれば統一感も生まれる。
足首が見える丈のパンツにハイカットの「ナイキ」“エアフォース1”を合わせるだけで、大人の抜け感が手に入る。
白スニーカーはワンピースとも相性抜群。スポーツソックスをアクセントにする技はぜひ取り入れてみたい。
ジャンプスーツの裾をロールアップして、ローテクなスニーカーをON。ジュエリーのレイヤードで大人の余裕とこなれ感を漂わせて。
レトロなテニス風スタイルに「ラコステ」の白スニーカーを合わせて。白スニーカー&白ソックスの足元は、来春はミニスカートトレンドにもぴったり。
メンズライクなカーゴパンツに白スニーカーを合わせたユニセックスなコーディネート。
オリジナリティあふれるブリーチデニムをスマートに支える白スニーカーは、「ナイキ」“エアフォース1”。
やっぱりデニム×白スニーカーは永遠。80sライクなシルエットのデニムに「アディダス」“スタンスミス”を合わせたリラックスコーデ。
メンズライクなジャケットに「コンバース」のキャンバススニーカーが好相性。
クロップト丈デニム×程よいボリュームが魅力の「ナイキ」“エアフォース1”の組み合わせは、今すぐ真似したい。
リラックス感あふれるヴィンテージコーデにも、白スニーカーはベストマッチ。
フーディ×スニーカーのスポーティな着こなしも、ジャケットを羽織るだけでぐっとストリートモードに。
ミニスカートに合わせたのは「ニューバランス」の“2002R”。スポーティなスニーカーにソックスをスタイリングするテクニックはミニボトムスに特に有効。「エスメス」の“ケリーバッグ”でクラスアップ。
オールホワイトコーデも今季の気分。ダウンベストのボリュームに合わせて、白スニーカーもボリュームのあるハイカットをチョイス。
白スニーカーの汚れの落とし方と洗い方
ここでは白スニーカーの汚れの落とし方や洗い方、汚れ防止ケアの方法を解説。
①簡単な汚れの落とし方とお手入れ方法
汚れが目立つ白スニーカーは、汚れを放置せずにマメにお手入れをしておきたい。出かける前や履き終わったあとに白スニーカーをチェックして、気になる汚れや黄ばみにはシューズ専用の消しゴムを使う。水を使わずに簡単ケアができる。
合皮やナイロン、ラバー、キャンバス、メッシュ素材に使えるスニーカー用消しゴム。白スニーカーの汚れや擦れ、黒ずみを簡単にお手入れできる。
革のスニーカーに使える消しゴム。汚れがついたパーツを擦るだけで、やさしくケアが可能。ケースつきなので持ち運びにも便利。革のスニーカー以外にも、スエードやベロアのアイテムや、レザーバッグやベルトにも使える。
②白スニーカーの正しい洗い方
汚れや黄ばみが気になりやすい白スニーカーは、定期的に洗って大切に履くのがおしゃれな大人の流儀。白スニーカーの正しい洗い方は下記の記事をチェック。
白スニーカーを洗うときにおすすめのシューケアキット。化学薬品や研磨剤は不使用ながら強力な洗浄力がポイント。スニーカーだけではなく家具やラグ、帽子にも使えるので、ひとつ持っておくと重宝する。
③汚れ防止に防水スプレーを使う
汚れを落とすだけではなく、汚れがつきにくくするケアも大切。白スニーカーを履く前に防水スプレーをしておくと、雨の日対策と同時に汚れ防止ができる。
握りやすい持ち手で、ムラなく均一にスプレーができる防水スプレー。2回行うことで撥水効果をよりキープ。コンパクトかつ白ベースのシンプルデザインなので、インテリアを邪魔せず保管できる。
通勤におすすめのレザーシューズや晴雨兼用シューズについてもあわせてチェック!