「あの時に戻れたら」「時間を変えられたら」――誰もが考えるテーマがモチーフの映画を楽しんで
6月10日は、『日本書紀』で日本初の時計の鐘が打たれたとされ、“日常生活を合理的にしよう”という提唱を受けて制定された「時の記念日」。いつもより時間を大切にしたいこんな日は、時間がキーワードになった10本の名作映画を観て過ごしてみてはいかが?
Photos: Getty Images, Aflo
時間といえばやはり、このスーパーヒットSFコメディは欠かせない。舞台は1985年。高校生のマーティ(マイケル・J・フォックス)は、「ドク」ことエメット博士(クリストファー・ロイド)が開発したタイムマシンの実験を手伝っていたところ、誤って1955年にタイムスリップしてしまい――。さまざまな映画でもネタにされているほか、シリーズ第3弾まであるので、観ておいて損はナシ!
自己中心的で高慢な天気予報士フィル(ビル・マーレイ)は、取材のためペンシルバニア州の街パンクスタウニーを訪れる。悪態をつきつつ文句タラタラで仕事を終え、街をあとにしようとしたところ、吹雪により道路が閉鎖され電話も不通になってしまう。仕方なくもう1泊するが、目覚めると何もかもが昨日と同じで……?
ある日、刑事ジョン(ジム・カヴィーゼル)はクローゼットの奥で父フランク(デニス・クエイド)の形見の無線機を発見。オーロラの輝く晩、ジョンはある男との交信に成功するが、それはなんと30年前に殉職したはずの父だった。タイムパラドックスをベースに、親子の絆とサスペンスを盛り込んだエンタメ作。
タイムリープ能力に目覚めた青年を追うカルトSFスリラー。少年時代のある出来事が原因で、幼馴染みの少女と引き裂かれてしまったエヴァン(アシュトン・カッチャー)。彼女のその後の運命を知った彼は、タイムリープを利用して何度も過去を変えようとする。“バタフライ・エフェクト”とは、「ある場所での蝶の羽ばたきが、地球の反対側で竜巻を起こす=ほんの些細な違いが将来的に大きな差を生む」という考え方のこと。
全米ベストセラーを映画化した、時空を超えるラブロマンス。自分の意思に関係なく過去や未来へ旅してしまう男ヘンリー(エリック・バナ)。孤独な人生を送る彼は、過去でひとりの少女クレアと出会う。その後、美しく成長した彼女(レイチェル・マクアダムス)と同じ時空で出会ったヘンリーは、彼女と愛し合うようになるが……。
ジャスティン・ティンバーレイク主演のSFサスペンスアクション。技術の進歩により人間は25歳で成長が止まり、そこから先は左腕に埋め込まれた時計が示す残り時間だけ生きることができる近未来。ある日、貧困層の青年ウィル(ジャスティン)はひとりの男から100年分の時間を譲り受けるが、彼を殺した疑いをかけられ追われる身となってしまう。
シカゴで乗客全員が死亡する列車爆破事故が発生し、事件解決に向け政府は極秘ミッションを始動。その遂行を命じられたスティーヴンス大尉(ジェイク・ギレンホール)は、犠牲者が死亡する8分前の意識に入り込み、爆破犯を見つけ出そうと奔走するが……。列車内の乗客たちの最期を追体験していく、スリリングな“死にゲー”ムービー。意外な展開から目が離せない。
『ノッティングヒルの恋人』『ラブ・アクチュアリー』を手がけた名匠リチャード・カーティス監督による、ヒューマンコメディ。21歳の誕生日、父(ビル・ナイ)からタイムトラベルできる能力を持つと知らされた青年ティム(ドーナル・グリーソン)は、その力を利用して意中の女性メアリー(レイチェル・マクアダムス)との関係を進展させようと奮闘。売れっ子になる前のマーゴット・ロビーも登場。
『ブレードランナー2049』の鬼才ドゥニ・ヴィルヌーヴが放つ、奥深い余韻を残すSF。地球の各地に突如巨大な宇宙船が降り立ち、言語学者ルイーズ(エイミー・アダムス)は知的生命体とコミュニケーションを取るよう軍から依頼される。異星人が人間にどんなメッセージを伝えようとしているのかを探っていくうち、彼女は時間を遡るような不思議な感覚にとらわれ、そして――。
ちょっぴり異色の学園ホラーコメディ。誕生日の朝、見知らぬ男のベッドで目覚めた遊び人の女子大生ツリー(ジェシカ・ロース)。慌ただしい一日を過ごし夜はパーティに向かうが、その道中でマスクをかぶった何者に殺されてしまう。だが、気が付くとそこは再び誕生日の朝の同じベッドで……。続編『ハッピー・デス・デイ・2U』も必ず観ておいて。第3弾も制作準備中だそうなので、こちらもお楽しみに!
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