モード誌や広告など、ファッション界の第一線で活躍する人気スタイリストが、新時代の名品バッグ&シューズをご指名!
数えきれないほどのアイテムを日々目にし、鍛え上げられた審美眼でセレクトしていく敏腕スタイリストたちが、個人的に「ずっと使い続けたい」と思った今シーズンのアイテムをヒアリング。
photo:HITOSHI FUJIMAKI/flame
着想源は18世紀から男性靴の定番とされていたバイカラーのダービーやオックスフォードシューズだという、「シャネル」のバイカラーシューズ。脚を長く見せるベージュとつま先を小さく見せてくれる黒の2色使いは、メゾンのアイコン的存在だ。「脚が本当に美しく見える配色。あえてカジュアルなスタイルに合わせて、デイリーユースにしたいですね」
ゴートスキンバックストラップサンダル(H6.5㎝)¥82,000/シャネル(シャネル カスタマーケア)
19世紀生まれという歴史のある「ルイ・ヴィトン」の“モノグラム”。「ずっと巾着型のバッグが欲しくて探していたのですが、この『ルイ・ヴィトン』は小さいサイズがかわいくて惹かれました。『ルイ・ヴィトン』の“モノグラム”は母から譲り受けたものも持っていますが、世代を超えて使えるアイテムのひとつだと思います」
バッグ“ノエ・パース”(H11.5×W11.5×D12㎝)¥155,000(予定価格)/ルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン クライアントサービス)
「セリーヌ」の新作バッグ“タンブール”は、フランス語で太鼓という意味。コロンとしたフォルムとどこか’70sなムードが特徴的。
「丸いフォルムとクラシックで上品なところが気に入っています。荷物が少ない派の私にはサイズ感もぴったりで、マイ・ヴィンテージに育てたい。ラフィアかロゴタイプ、どちらを買うか迷い中です」
バッグ“ミディアム タンブール”(H12×W17×D17㎝)¥315,000/セリーヌ バイ エディ・スリマン(セリーヌ ジャパン)
開口部はダブルジップ、内部にポケット付きで機能性にも優れたカーフレザーバッグ。「『プラダ』から出たこのクラシカルなフォルムのバッグは、10年20年と時間を経ても変わらない魅力があります。レディライクなスタイリングはもちろん、カジュアルなルックにも合わせて、いろんな冒険を楽しみたいですね」
バッグ“プラダ ルイーズ”(H32 ×W33 ×D12㎝)¥440,000(予定価格)/プラダ(プラダ クライアントサービス)
1960年代に真鍮をつなぎ合わせたドレスを発表し、一世を風靡した「パコ ラバンヌ」。「このバッグは’60s風だけど古臭くなく、メタリックだけどフューチャリスティックすぎない。形自体は奇をてらわずとてもシンプルなのに、カジュアルにもドレスアップにも似合うという、いろんな面でとてもバランスがいいアイテムだと思います」
バッグ(H25×W23×D3㎝)¥157,000/パコ ラバンヌ(エドストローム オフィス)
「長く一緒に過ごしていけるものって何だろうと考えたときに、上質なレザーに行き着きました。大切に管理をしていれば、長くそして年々違った風合いを楽しむこともできます。
『ザ・ロウ』のブーツはレザーが柔らかくて軽く履きやすく、細身なのでスカートにもパンツの下にも合わせられて万能。エレガントでミニマルでありながらニーハイという遊び心にも惹かれます」
ニーハイブーツ(H1.5㎝)¥329,000/ザ・ロウ(ザ・ロウ・ジャパン)
20代の頃から、パンキッシュな厚底ラバーソールは何足か持っているという長澤さん。「20歳の頃から履いてきたタイプだけれど、このエルメスのシューズを見たときに、この先の20年を共にしたい!と直感で思いました。メゾンが持つエレガンスとクラフツマンシップで、パンクなテイストをここまで品よく昇華させているのはさすがです」
シューズ“リシュリュー”(H5㎝)¥205,000/エルメス(エルメスジャポン)
「ボッテガ・ヴェネタ」を象徴する、レザーを編み込んだ“イントレチャート”に、フリンジ使いがインパクトのあるバッグ。「癖のあるバッグが好きでたくさん持っているのですが、そのなかでもこちらのバッグは、黒だし長く使えそう。20年後も少しエッジの利いたスタイリングを楽しませてくれるのではないかと思います」
バッグ“ザ・フリンジ クリスクロス”(H37×W29×D29㎝)¥480,000/ボッテガ・ヴェネタ(ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)
今月号のエルは、毎年恒例のパリ特集をお届け! パンデミックによって当たり前の日常が失われてしまった今年は、フランス映画を通して旅をするように楽しめるパリを大特集。そのほか、心地よく、そしてポジティブになれるニューノーマルなファッションを考える“withコロナのおしゃれ革命”、新たなライフスタイルに寄り添う“2020秋冬新作バッグ&シューズ特集”、今選択すべき“クリーンビューティ”など、さまざまなトピックをお届け。ELLE MENには人気俳優、吉沢亮が登場するほか、世界で活躍するK-POPグループ、セブンティーンの特集もお見逃しなく。
購入・詳細はこちら
人気ブランドで最初に買うべき名作ジュエリー19
一生ものリングを見つけるために。ブライダルジュエリーの基本をマスター
橋本愛の”モノ”語り vol.9|「ロロ・ピアーナ」の極上ニット
おしゃれな人のマイベーシック、マイプレシャス【ビジュアルアーティスト/タカコ ノエル】
時計の目利きが断言! いま買うべき、一生モノのご投資ウォッチ11選
暮らしの中の愛すべき定番――エル的 エッセンシャルアイテム23
上質クローゼットを完成させる、シン・ベーシックアイテム10選
2023年本当に買ってよかったモノ大賞|エディター&業界人のベストバイ59選
おしゃれな人のマイベーシック、マイプレシャス【スタイリスト/飯田珠緒】
注目デザイナーの心ときめくガーリークローゼット【センスがいい人のスタイル術】
独自の感性で作る“ミックス&マッチ”スタイル【センスがいい人のスタイル術】
パリ流クワイエット・ラグジュアリーの極意【センスがいい人のスタイル術】