【毛穴対策スペシャル・顔編】黒ずみ、毛穴汚れ、たるみ……タイプ別目立つ毛穴を徹底ケア！

目立ってしまう毛穴には大きく分けて4タイプが。「『詰まり毛穴』や『黒ずみ毛穴」が皮脂分泌がさかんな人に多く見られるのに対し、『乾燥毛穴』、『たるみ毛穴』は加齢の兆しが現れる世代に増えるのが特徴」とビューティサイエンティストの岡部美代治さん。

「全てのタイプにいえるのは、毛穴が目立つと肌のキメが粗く見え、光も均一に反射できなくなってくすんだ印象や老けた印象、清潔感を欠いたイメージを周囲に与えてしまうということ。凹凸が顕著だとファンデーションが密着しにくくなり、化粧崩れしやすくなるのもデメリットです」。

まず自分の毛穴はどの状態か、正しく知ることが解決策に辿り着くための近道に。「ただ、セルフチェックの際は判断の目が厳しくなり過ぎる人が多いため、鏡よりセルフィーで確認するのがおすすめ。気にし過ぎて触ってしまうと逆効果です」。日々変化する肌コンディションを把握するためのバロメーターとしても、“毛穴チェック”は有効だ。

1つ目の要因は蓄積した汚れや古い角質、皮脂の酸化。毛穴の奥にまでアプローチできるキメの細かな泡ソープを使って、丁寧に洗顔するのが対策に。

2つ目は、毛穴まわりのメラノサイトが活性化され、メラニンによる色素沈着が起こっているパターン。ホワイトニングコスメや抗酸化成分が配合されたアイテムでスキンケアをするほか、一年中紫外線対策をすることも必須。そして、これらの方法を根気よく試しても一向に改善されない場合は、太く短い産毛が埋没している可能性が。

☑毛穴がポツポツと黒く見える
☑触るとザラザラする
☑皮脂分泌の多い鼻まわりに多発

エイジングの進行などで皮脂腺が萎縮すると脂分の分泌量が減少し、毛穴まわりが乾いて凹凸が目立ってしまう要因に。キメが乱れて肌荒れしているように見えることも。

一番の対策はセラミドやヒアルロン酸などの水分保持機能に優れた成分を含むコスメを使って、保湿ケアを強化すること。また、睡眠不足や食生活の乱れもドライスキンの引き金となるので、生活習慣を見直すのも手。なお、角栓用のシートパックを使用するとかえって乾燥を助長することがあるのでご用心！

☑保湿すると目立たなくなる
☑毛穴の輪郭がシワシワしている
☑頰や顎まわりにできる

古い角質や皮脂が混ざって角栓となり、毛穴を覆ってしまうのが“詰まり毛穴”ができるメカニズム。ストレスや不規則な生活習慣、加齢などで肌細胞のターンオーバーが乱れると、生まれやすくなる傾向が。

日々の洗顔に角栓を溶かすジェルクレンザーや吸着力の高い炭入り洗顔を取り入れるほか、週に1回程度はクレイなどで肌の“大掃除”を。またピーリングエッセンスを取り入れて、肌の再生サイクルを整えるのもおすすめ。その場しのぎではなく、継続的なケアが決め手に。

☑触れるとザラついている
☑白っぽいものが詰まっている
☑鼻や頰などベタつくパーツにある

加齢によって真皮層の構造にゆるみが生じると肌のハリが失われ、毛穴も重力に引っ張られるように下向きに……。代表的なのは、細長いしずく形になってしまうケース。

対策としてトライしたいのは、引き締め効果やハリ感アップが望めるエイジングケアコスメ。また、たるんだ立毛筋や下半顔を鍛える、フェイスエクササイズのためのプロダクトを取り入れるのも有効！　たるみ対策は自覚症状がないうちから先手のケアとして実践しておくとより高い効果が期待できる。

☑毛穴の形が長細い
☑フェイスラインがたるんできた
☑ほうれい線付近にできる