映画やドラマで息のあった名演技を披露したり、ラブラブなカップルやBFFを演じたりするセレブたち。でもストーリーとは裏腹に、実は共演中にバトルを繰り返していた人たちも! 仲の悪さを隠そうとしなかったあの大物俳優から今も不仲なあのふたりまで、もう共演NGかもしれない不仲なセレブたちをピックアップ。
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シャーリーズ・セロン&トム・ハーディ
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で共演したシャーリーズ・セロンとトム・ハーディ。『マッドマックス』シリーズといえばメル・ギブソンの出世作。2人ともメルから主演を引き継ぐことのプレッシャーに苦しみ、その結果セットでは険悪な状態になっていたとか。
今年5月のインタビューでシャーリーズは「今思うとメル・ギブソンの後任を務めることがどんな気分なのかを理解する思いやりが私にはなかった。怖いことだと思う。私も怖かったから、『あなたにとって怖いことだし、それは私も一緒。だからお互いに優しくしましょう』って言う代わりに自分を守るために壁を作っていたの」。トムも「後から考えれば、いろいろな意味で僕の能力を超えていた。時々僕たちはプレッシャーに負けそうになっていたんだ。シャーリーズが僕に求めていたのは、きっともっと経験のある優れたパートナーだった。でもそのふりはできなかったよ」。
サラ・ジェシカ・パーカー&キム・キャトラル
映画版『セックス・アンド・ザ・シティ』第三弾の制作が中止になった原因と言われているのがサラ・ジェシカ・パーカーとキム・キャトラルの不仲。キムはインタビューで「私たちが友達だったことはない」「あの映画に関わった人たち、特にサラはもっと人に親切になれると思う」とコメント、サラがキムを仲間外れにしていたという証言も浮上した。サラはこれに対して「とても動揺したわ。私はそういう風に受け止めていなかった。とても悲しい」とも。キムの弟が亡くなったとき、インスタグラムでお悔やみのコメントを発表したサラにキムは「私はあなたの愛もサポートも必要としていない」と投稿! 険悪な関係を隠しもしなかった。
レオナルド・ディカプリオ&クレア・デーンズ
1996年の映画『ロミオ+ジュエリエット』で共演したレオナルド・ディカプリオとクレア・デーンズ。シェイクスピアの描いた永遠のカップルロミオとジュリエットを演じたけれど、セットでの2人は険悪そのもの。当時クレアは「レオはスタジオでいたずらばかりしていて、みんなに迷惑をかけていた。不真面目だった」と激怒、カメラの回っていないところでは口も聞かなかったという。一方のレオも「思いあがっていて、嫌になるほど真面目な女」とクレアを非難。ちなみにクレアは「もう二度とレオとは共演しない」とも。この言葉を守っているのか、今まで再共演はしていない。
ライアン・ゴズリング&レイチェル・マクアダムス
ハリウッド史に残る恋愛映画『きみに読む物語』で共演したライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムス。プライベートでも交際していたけれど、当初は不仲。リハーサルでも2人の息は全く合わなかったとか。監督したニック・カサヴェテス曰く「エキストラが150人もいる前で、ライアンが『レイチェルの代わりに違う女優とカメラテストをしたい』って言い出したんだ。『彼女とはもう共演できない』ってね」。レイチェルもライアンのこんな態度に激怒! 撮影中、常に言い争いをしていたそう。
ジュリア・ロバーツ&スーザン・サランドン
1998年の映画『グッドナイト・ムーン』で共演したジュリア・ロバーツとスーザン・サランドン。公開時、セットでバトルを繰り広げていたという報道が浮上。「2人はお互いに憎みあっている」「敵意を隠そうともしない」と噂されていた。その後共演作がないことから、ずっと険悪な関係だと言われていたけれど、スーザンが2017年についにこの噂についてコメント。「私の広報担当者が噂を流していたの。映画の宣伝をするための話題を作ろうとしてね」と頑なに否定している。
キーファー・サザーランド&フレディ・プリンゼ・Jr
ドラマ「24-TWENTY FOUR-」で共演したキーファー・サザーランドとフレディ・プリンゼ・Jrの不仲も本物。フレディがあるインタビューで「『24』は最悪だった。すべてが最悪でいやだった。世界中探しても、キーファーぐらいプロ意識にかけたやつはいない。彼に面と向かって言いたいよ。あの仕事のせいで俳優って仕事にすっかり嫌気がさした」と言いたい放題! プロモーションでは共演者ケイティ・サッコフを挟んで並んだこともあったけれど、笑顔がぎこちないような……?
パトリック・スウェイジ&ジェニファー・グレイ
1987年に公開された恋愛映画の名作『ダーティ・ダンシング』でセクシーなダンスシーンを演じたパトリック・スウェイジとジェニファー・グレイ。実はこの2人はこの作品の前に映画『若き勇者たち』で共演した時からギクシャク。2度目の共演でも関係は改善せず、むしろ悪化。パトリックは後日、自伝で「ジェニファーは感情的になることがあって、誰かに批判されれば泣き出してしまうこともあった」「そうかと思うとふざけた気分になって笑いが止まらなくなり、何度も何度も撮り直さなくてはならないこともあった」。実は当初、パトリックの役は他の俳優が演じるはずだったそう。ジェニファーは「最初からパトリックが相手役だったら出演しなかった」と語っている。
ニッキー・ミナージュ&マライア・キャリー
リアリティ番組史上に残る不仲な2人といえば、2013年に「アメリカン・アイドル」の審査員を務めたニッキー・ミナージュとマライア・キャリー。マライアは番組終了後「ニッキーとの共演は本当に嫌だった。毎日地獄に悪魔と仕事をしに行くようなものだった」とラジオ番組で暴露。一方のニッキーもマライアのことが嫌い。Twitterに「マライアは情緒不安定。陰険な女」と悪口を書き込んでいたことも。セットでは「私に拳銃があったらあのビッチを撃ち殺してやる」と喚いていたとか。一緒に審査員を務めたランディ・ジャクソンを両側から抱きしめるショットはあったけれど、2人が仲直りのハグをすることはなかった。
ジュリアナ・マルグリース&アーチー・パンジャビ
ドラマ「グッドワイフ」で弁護士&調査スタッフとして共演していたジュリアナ・マルグリースとアーチー・パンジャビ。途中から全く2ショットシーンがなくなってしまったことから不仲説が浮上。シーズン6で、数年振りに2ショットシーンが撮影されたけれど演技が不自然なことから「合成シーンだったのでは?」という噂まで! ジュリアナは別々に撮影し合成したことを認めつつも「アーチーに別の番組『The Fall』の撮影があったから、スケジュールが合わなかった」。インタビューで不仲説を否定した。でもアーチーはこの否定コメントを一蹴! このインタビューが報じられるとすぐに「『The Fall』はまだ始まっていなかった」。黙っていればいいのに、わざわざ訂正するあたり、不仲なのは間違いなさそう。
ジェローム・フリン&レナ・ヘディ
「ゲーム・オブ・スローンズ」でブロンとサーセイを演じているフリンとヘディ。劇中で出会う可能性は十分にあるが、噂によると2人は絶対共演NGだと言う。その理由とは? 関係者よると実生活でリアルカップルだった2人は言葉を交わす関係になく、一緒に働くことを拒否しているそう。とあるソースが2014年の英紙テレグラフに語ったところによると「ジェロームとレナはもはや会話をするのも嫌で、同じ空間にいることもしない」そう。「彼らは一時期自体を収拾させたようにも見えたので残念です。噂によると今では何があっても別々でないといけないそうです」
ブレイク・ライブリー&レイトン・ミースター
「ゴシップ・ガール」で共演したブレイクとレイトンは、カメラの回っていないところではピリピリした関係だったとか。とはいえ不仲の原因は撮影での長時間労働だという噂もあり、ブレイクは撮影中の未公開スナップをインスタグラムで披露するなど、今ではいい思い出になっているみたい!
アンジェリーナ・ジョリー&ジョニー・デップ
アンジーとジョニデは2010年の映画『ツーリスト』の撮影時、仲が悪かったという。関係者曰く、「彼らの相性はバッチリのはずでしたが、プライベートではウマが合っていませんでした。彼女は、彼が役柄のために体を鍛えなかったことや、髪を短くしなかったことに失望していました。そしてジョニーは呼ばれるまで自分のトレーラーに隠れていて出てきませんでした。彼はアンジェリーナが傲慢だと考えていました」と散々だった様子。
リア・ミシェル&サマンサ・ウェア
ドラマ「glee/グリー」のシーズン6に出演していたサマンサ・ウェアから、人種差別で告発されたリア・ミシェル。サマンサは「私の初めてのテレビ出演を生き地獄にしたことを忘れちゃったの?! 私は一生忘れない。あなたはチャンスがあるなら私のウィッグに『クソしてやりたい』ってみんなに言っていたよね。トラウマになるような自覚なき差別のせいで、私はハリウッドでキャリアを築くことに疑問を感じるようになった」とツイートし、リアはスポークスパーソンを務めていた企業から契約を打ち切られるという事態に。リアは謝罪と弁解声明を発表したけれど、批判がすぐに収まることはなさそう。
シャイア・ラブーフ&トム・ハーディ
映画『欲望のバージニア』で共演したシャイア・ラブーフ&トム・ハーディ。BuzzFeedによると“ふたりが撮影中に殴り合いのケンカをしてシャイアがトムをノックアウトさせた”というウワサが当時流れたそう。これに対しトムは「シャイアに見事にノックアウトされたよ。彼は怖いやつだ」とウワサを認めたけれど、シャイアは「トムはいつも冗談で言っている」と否定。本当は仲良しでお互いじゃれ合っているだけでは?と思いきや、監督のジョン・ヒルコートが「ふたりの間には間違いなくケンカがあった。ふたりとも拘束しなければならないところまでエスカレートした」と発言したことで事態はますます複雑に。笑えない“ガチ”の殴り合いだったからこそジョークにしているのかも……。
ジェニファー・アニストン&ジェイ・モーア
1997年公開のラブコメ映画『ピクチャー・パーフェクト~彼女が彼に決めた理由~』でジェニファー・アニストンと共演したジェイ・モーアは、撮影時のことを「人生最悪の体験」と語っている。その理由は、当時ジェニファーと交際していたテイト・ドノヴァンを抑えてジェイがスクリーンでの恋人役を勝ち取ったこと。「ジェニファーは撮影初日から僕の存在に不満を抱えていたよ。当時の僕はそれほど多くの映画に出演したこともなかったし、かなりたくさんの有名な人たちがスクリーンテストをしたにもかかわらず、なぜか僕が主役に選ばれた。ジェニファーは撮影の合間にほかの俳優に向かって『まさか!』と大声で言っていたよ。母の家に行って泣きたい気分だったな」。
エミリー・オスメント&マイリー・サイラス
ディズニー・チャンネルの人気ドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』で親友同士を演じたマイリー・サイラス&エミリー・オスメント。ふたりはプライベートでも親友……とはいかなかったようで、マイリーは自身の著書『Miles to Go』のなかで「番組が私にとってリアルだったので、リリーとの関係もリアルなものにしたかった。ショービジネスはショービジネスなので、そうする必要がないことはわかっていましたが、がっかりしました」「“私たちが友達になれない”と思ったこともありました。どうやって仲良くしたらいいのか、わからなかったの」と書いている。その後10年の時を経て、マイリーのインスタライブにエミリーが登場するなど現在はすっかり仲良しの様子!
ドウェイン・ジョンソン&ヴィン・ディーゼル
映画『ワイルド・スピード』シリーズで共演しているこのふたり、実は以前から不仲説が絶えない。ドウェイン・ジョンソンは自身のインスタグラムで「男性共演者のなかには“真のプロフェッショナル”でない人がいる。そういう人はとにかく臆病で何もできないあまのじゃくなんだ。来年の4月にこの映画(『ワイルド・スピード ICE BREAK』)を観て、いくつかのシーンで私が演技をしていないように見えたり、私の血が騒いでいるように見えたりしたら……そういうことだ」と語る動画を投稿。名前は明かしていないものの、のちにヴィン・ディーゼルのことであると判明した。ヴィンは「作品をよくするためにプロデューサーとして厳しく接した」ことが確執を生んだ原因とほのめかしている。
ニーナ・ドブレフ&ポール・ウェズレイ
アメリカの人気テレビドラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』で共演したニーナ・ドブレフ&ポール・ウェズレイ。撮影が始まってから5カ月間、ニーナは「私とポールはお互いに仲が悪かった」「私はポールを尊敬していましたが、好きではありませんでした」とポッドキャストのインタビューでぶっちゃけ告白。とはいえ現在はすっかり仲良しの友達になったとか。「本当にいい友達なの。彼の奥さんも大好き。彼が私の親友になるなんて思ってもみなかったから、時がすべてを変えてしまうのはとてもおもしろいわ」と語っている。
アメリカ・フェレ―ラ、リンジー・ローハン
ドラマ「アグリーベティ」で共演したアメリカ・フェレーラと、お騒がせセレブとして知られるリンジー・ローハンも不仲説が報じられていた2人。ベティの高校時代の同級生役を演じていたリンジー・ローハンは、アメリカより先にセットに登場することを拒否していたんだとか。リンジーの現場での態度が悪かったこともあるけど、不仲も相まってシーズン3ではリンジーの出演シーンは大幅に削られてしまったそう。
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