「記念日になに買った?」ファッション業界人が記念日買いした“一生もの”20選
スタイリストやプレス、エディターなど、ファッション業界人が大切な“記念日”に買った憧れの逸品とは?
それぞれのパーソナリティを映し出す“一生モノ”や“名品”は、自分にとって忘れられない「記念日」に買うことで、よりいっそう思いが深まるもの。そこで、自分にとって大切な記念日に購入した逸品たちをおしゃれ業界人19名にヒアリング。誕生日や出張記念、子どもの出産祝いから独立記念まで、心温まるエピソードとともに眼福な一生モノをお届け。
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30歳の誕生日記念に「エルメス」の“シェーヌ・ダンクル・パンク”リング
大司麻紀子/エディター
「パリでひと目惚れし、30歳記念を言い訳に購入したリングです。1938年の誕生以来、『エルメス』を代表するアイコニックな “シェーヌ・ダンクル”を、安全ピンをモチーフにし“パンク”に。でもとびきりエレガントな曲線で仕上げた、二面性のあるデザインが大好き。シャワー中も着用しているので常に傷だらけですが(笑)、もはやお守りのような存在です」
娘の小学校入学記念に「シャネル」のジャケット
TAKAKO/「エル」コンテンツ マネージャー
「娘の小学校入学を機に、ずっと憧れだった『シャネル』のジャケットを購入。私にとって『シャネル』のジャケットこそ、“大人の女の象徴”。母親としての自覚のため、そして6歳まで娘を育てた自分へのご褒美として、思い切って購入しました。
ツイードジャケットよりもカジュアルな雰囲気のニットジャケットを選んだので、学校行事や冠婚葬祭などの特別なシーンだけでなく、デニムやTシャツと合わせてカジュアルに着ることも。これからもずっと大切に着て、娘に受け継いでいきたいと思っています」
※私物に関するブティックへのお問い合わせはお控え下さい
独立した記念に「カルティエ」“タンクソロ”
藤林美紀/フリーランスPR&Sales
「“タンク”は、戦車にインスパイアされたという歴史があるそうで、立ち向かうという意味をもつ時計。大企業の社長さんたちは大きな商談の際、お守りのように“タンク”を身につけて挑む人もいると聞き、独立してこれから1人でやっていくと決めた私には、ピッタリの時計だと思いました。
それに、結婚指輪が『カルティエ』なので今度は時計を買いたいと思っていたことや、ちょうど“タンク”が誕生して100周年の年だったこともあり、思い切って購入しました。憧れのダイアナ妃が愛用していたモデルということも、購入への背中を押してくれたポイントのひとつです。ひとさし指のリングはお気に入りの『グリン』。時計とも相性がよく、一緒によくつけています」
自身のブランド立ち上げ記念に「プラダ」のコンバットブーツ
濱本愛弓/スタイリスト
「今秋に自身のブランド『ヒロサイ』を『ゾゾタウン』からローンチしたのですが、そのブランド立ち上げの記念に購入したのがこの『プラダ』のブーツ。もともと気になっていたアイテムで、これを言い訳に思い切って購入しました(笑)。お気に入りの点はやっぱりごつめのソール。パンツやスカートにも合わせやすく、冬コーデの十八番になっています」
25歳の誕生日記念に「ディオール」の“ブックトート”
NACO/ライター、SNSエディター
「25歳の誕生日記念に、韓国留学に行く直前に買いました。誕生日もそうですが、数年ぶりにはじめる学生生活を前に、これを買って毎日の学生生活を楽しもうと気合いも込めて。教科書もたくさん入って通学にとっても便利。ここ1年半で一番使用頻度の高いバッグです」
独立記念に「クロムハーツ」のリング、息子の出産記念に「マユオカマツ」のネックレス
水口絢詠/フリーランス PR・コンサルタント
「リングは、昨年末、新卒から働いた会社を退社し、独立をするタイミングで購入。今までの人生で一番高いお買い物でしたが、全く後悔はしていません。太いリングで存在感があるのですが、ほかのジュエリーと相性がよく、じゃらっと重ね付けしてもOKなデザインが気に入っています。
『マユオカマツ』のネックレスは、10月に息子を出産したのですが、その記念に購入しました。“The One”という名前のネックレスは、出産記念にぴったり。肌に上品に輝くK18 YGの華奢なチェーンと、ブラウンダイヤモンドのシンプルなデザインなので、トレンドに左右されずお守りのようにつけています。しかもトップの部分はリバーシブルに、ダイヤやゴールドプレートと、気分によって見せ方を変えられるところも好きです」
40歳の誕生日記念に「フォトコピュー」のセットアップ
佐藤果林/フリーランスPR
「節目を迎えたタイミングで、ジャケットのセットアップを購入しました。実は、今まで1セットも持っていなかったので、買うのであれば毎シーズン気になっていた『フォトコピュー』がいいなと思っていました。
ジャケットはクラッシックなアイテムながらも、ボックスシルエットのウエストが細身で、女性らしいデザインにぐっときました。付属のベルトを締めることで、ボタンを閉めなくても羽織り感覚で着用できます。トラウザーはハイウエストで腰まわりがすっきりとしていて、クロップト丈なのでブーツなどにも合わせやすくお気に入りです」
友人の結婚式記念に「ジュゼッペ ザノッティ」の“Betty”サンダル
坂井麻衣/スタイリスト
「お友達の結婚式記念に買った『ジュゼッペ ザノッティ』の“Betty”は、キラキラのビジューが見てて幸せな気分になります。普段使いにはなかなかのヒールの高さだけど、これからの季節にはカラータイツを合わせてカジュアルにはきこなしたい。特別なお出掛けのときなど、スペシャルなシーンでも活躍させたいです」
結婚記念日に「カルティエ」の“トリニティ リング”
平良祐子/「PA Communication」シニアマネージャー
「忙しい毎日の生活の中でも気負わずにつけられて気分が上がる、相棒のようなリングを探していました。カジュアル、フォーマル問わず、どんな服にもマッチする心強い存在。3色のゴールドリングが絡み合って、スルスルっと指にはまる着け心地の良さも気に入っています」
独立記念に「ジルサンダー」のコート
座間温子/PR&コンサルタント
「フリーランスになって、今まで以上にTPOに合わせて服を選ぶようになってきたと感じ、これからずっと付き合えるコートを新調しようと思い、購入しました。
オーバーサイズながらも上品に見え、ウールコートだけど生地は柔らかくとても温かくてお気に入り。シルバーの大きいボタンがアクセントになっていて、シンプルながらもデザイン性があるところに惹かれて即決でした。以来、毎冬シーズンに大活躍しています」
初パリ出張記念に「シャルロット シェネ」のリング
福崎綾子/「ステディスタディ」PR
「初パリ出張の際に、『シャルロット シェネ』のオフィスにお邪魔し、ご本人から直接購入させて頂いた思い出のリングです! 上司も同じリングを持っていて、いつも素敵だなーと思っていたので、初パリ出張記念に初心忘るべからずという気持ちで購入しました。
カジュアルでもドレッシーでも、どちらのムードにもあうので気に入っています。リースの際にいつもプレスの皆様に褒めて頂けるカンバセーションピースにもなっています」
初ワールドツアー記念に「ゴヤール」のショルダーバッグ
島津 藍/LA在住ダンサー
「マドンナが私にとっての初ワールドツアーだったのですが、そのツアー中に自分へのご褒美も含め購入しました! お気に入りポイントは、どんな服にも合わせやすい色と形、そして一生ものというところです。毎日使うバッグではないですが、特別なイベントやディナーなどの際に使うことが多いです」
28歳の誕生日記念に「メゾン マルジェラ」2020春夏のジャケット
CHISATO/「エル」エディター
「28歳を迎えた今年は『メゾン マルジェラ』2020春夏のジャケットをセレクト。360度どこから見ても新しい発見のあるデザイン、シルエットにひと目惚れしたお買い物でした。
定番のブラックジャケットに遊び、捻りを加えた一着は、まさに私のスタイルそのもの。ワードローブには間違いない定番よりも、どこか突き抜けた個性のある服が揃っているのですが、いくつになってもいい意味で“守りに入らぬよう”、自分への戒めも込めて。好みや気分は少しずつ変化していくものですが、根底にある自分のスタイルはいくつになっても変わらないものだと思うので……」
30歳の誕生日記念に、ヴィンテージの「カルティエ」のウォッチ
金子真由美/ヘアスタイリスト
「30歳の誕生日の際に、働く女性の身だしなみとして、腕時計は必要かなと思い選んだのが『カルティエ』のウォッチです。ゴールドのフレームやフェミニンな丸いケースなど、時を経ても美しいたたずまいにひと目惚れしました。デイリーに身に着けられるので、毎日のスタイルに欠かせない存在になっています」
誕生日記念に「アルティーダウード」のリーフ パヴェダイヤモンド リング
佐々木詩乃/「PR01.」プレス
「どんなときもふと目に入る自分の手もとを明るくしたいと思い、 パヴェダイヤモンドがきらきらと輝くこちらを自分の誕生日記念に購入しました。デザインとして素敵なのはもちろんですが、インド製でほとんどの行程を手作業によって作られているという背景にも惹かれています」
誕生日記念にヴインテージのリングと「Mixto」のネックレス
重本沙絵/パラアスリート
「ふらりと入ったヴィンテージショップでひと目惚れしたリングは、サイズもぴったりですぐに気に入りました。グアダルーペ聖母のネックレスは、ネットショップの『Mixto』で購入。気分によって使い分けることもできますし、金属アレルギーにも対応しているチェーンなので、敏感肌の私も安心してつけています」
引っ越し記念に、吉田直嗣さんの花器
YUKINO/『エル・ジャポン』エディター
「引っ越し記念に、憧れの吉田直嗣さんの花器をSyuRoで購入しました。ウッド家具とも合うモノトーンのデザインにひと目惚れ。お花を生けていなくても存在感があり、これ1つで和とモダンな雰囲気がぐっと高まった気がします。逆に、花を生けるのが、自分にとっては少し難しい花器なので、生け花のお稽古に対するモチベーションにもなっています!」
出張記念に「ザロウ」「S.T. Dupont」のコラボライター
福崎綾子/「ステディスタディ」PR
「今年2月のNYFWの際に、『ザ ロウ』NY本店で購入しました。リミテッドエディションと日本で取り扱いがないアイテムだったので、2月の寒い中頑張ったご褒美として買いました。 『ザ ロウ』がジャッキー・ケネディ、パブロ・ピカソ、マリリン・モンローなどの早々たる歴代のアイコンたちのために、『S.T. Dupont』が独自の特注ライターのデザインを制作してきた、伝統的なノウハウにインスパイアされて実現したコラボレーションです。さりげないロゴとサイケデリックなデザインが気に入っています」
転職記念に「ラ ブーシュ ルージュ」のレザーケースとリフィル
村井日奈子/「エドストロームオフィス 」プレス
「サステナブルな取り組みで注目を集める『ラ ブーシュ ルージュ』。レザーケースにはイニシャルを刻印することができるので自分のイニシャルをいれました。このケースを見る度に新しいスタートを切った時の自分の決意を思い出させてくれ、長く愛用ができるアイテムです。中身のリフィルを気分によって付け替えれるので、どんなシーンでも活躍してくれる私だけの最愛のリップです」
出張記念に「ザ ロウ」のミニトートバッグ
AI/「エル」エディター
「ずっと憧れだった『ザ ロウ』。今年2月にNYコレクションで出張した際、世界でも数店舗しかないNYの旗艦店を訪れた記念に約10万円で購入しました。キャンバス地の2wayミニトートは、マチが広いので使いやすく、ちょっとしたお出かけにもぴったり。『ザ ロウ』ならではの洗練されたムードが相まったトートは、これからも大切に使っていきたい逸品です」