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『ファーストラヴ』公開記念！ヤヴァイ中村倫也が観られる映画＆ドラマBEST１０
カメレオン俳優の異名をとる、中村倫也の新作『ファーストラヴ』（2021年2月11日公開）での“ヤヴァイ”演技はもちろん、過去にもいろいろある“ヤヴァイ倫也”を厳選ピックアップ！
「美食探偵」「その恋、恋あたためますか？」など、クールに見えていい人の役どころが続いた中村倫也。でも彼の魅力が楽しめるのは、実はその真逆。いい人に見えてヤバい人のキャラクター。「ファーストラヴ」でも背筋も凍る芝居を見せている彼のこれまでに演じてきた危ないキャラをおさらい。
１.ファーストラヴ（2021）
倫也ヤヴァイ度 ★★★★
島本理生の直木賞受賞小説を映画化。アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺。彼女に興味を持った公認心理士の由紀は取材を申し込むが、担当弁護士は夫の弟で、自分の過去を知る迦葉だった。由紀に安心感を与える夫とは対照的に封印した彼女の過去を知る迦葉は恐怖を与える存在。
最近は「美食探偵」「この恋、あたためますか」など、クールに見えて実はいい人キャラが続いた中村倫也だが、ここで演じている迦葉のような、クールに見えて、中身はさらにクールな背筋凍り系キャラも実によくハマる！ 知れば知るほど遠ざかっていく冷徹な男、迦葉を体現した中村倫也は必見。
監督／堤幸彦 出演／北川景子、中村倫也、芳根京子、板尾創路、石田法嗣、清原翔、高岡早紀、木村佳乃、窪塚洋介ほか
2021年2月11日（木・祝）全国ロードショー。
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２．孤狼の血 (2018)
倫也ヤヴァイ度★★★
暴力団対策法施行以前の広島県を舞台に地場の暴力団・尾谷組と新たに進出してきた広島の巨大組織・五十子会系の加古村組の抗争が勃発、刑事たちが追い、三つ巴に。新しい『仁義なき戦い』と評価され、続編が制作中の人気作品。中村倫也は尾谷組構成員・永川恭二役。役所広司演じるベテラン刑事にも飛び掛かっていく、「狂犬」のようなキャラクターで、危険な色気が話題になった。白石和彌監督とは『日本で一番悪い奴ら』に続く3度目のタッグで、全幅の信頼を寄せられている。
監督／白石和彌
出演／役所広司、松坂桃李、真木よう子、滝藤賢一、田口トモロヲ、石橋蓮司、江口洋介、中村獅童、ピエール瀧、音尾琢真、中村倫也ほか
３．凪のお暇（2019）
倫也ヤヴァイ度★★★
空気を読みすぎて他人に合わせて無理をしすぎた28歳OL･大島凪が自分を見つめ直すため人生をリセット、本当に大切なことに気づく。中村倫也は黒木華演じる凪の隣に住むゴン役。人との距離感がわからず、誰にでも優しくするため、女性たちが次々と恋に落ちては心を病んでいき、付いたあだ名が「メンヘラ製造機」。ぬるっと人の心に入っていくという描写通り、あの笑顔で近寄られたら、誰も拒めない！ 小学生並みの恋愛観を持つ凪のドＳ元カレ、高橋一生と合わせてヤヴァい。ちなみにゴン役が大好評だった中村は再びコナリミサト原作の「珈琲いかがでしょう」に主演、今年放送予定。多くの読者の「ぜひ中村倫也で実写化を」の声が実現！
演出／坪井敏雄、山本剛義、土井裕泰、大内舞子
出演／黒木華、高橋一生、中村倫也、市川実日子、瀧内公美、大塚千弘、藤本泉、唐田えりか、吉田羊、武田真治、片平なぎさ、三田佳子ほか
４．ホリデイラヴ（2018）
倫也ヤヴァイ度★★★★
幸せな主婦に夫の不倫が発覚。子どものいる彼女は浮気相手と夫を別れさせようとするが……。既婚者4人の関係をサスペンスフルに描いたドロドロ不倫愛。仲里依紗演じる主役の夫、純平とダブル不倫する女性の夫が中村倫也の役どころ。放送開始すぐ話題になったのが執拗に純平を狙う不倫相手、里奈、松本まりかと彼女を支配するパワハラ、エリート夫、中村倫也のモンスター夫婦っぷり。特に彼女を攻める中村倫也の鬼畜さに癖になる人続出。中村倫也の名が定着するまではマアくん（「半分、青い。」）、江口さん（「崖っぷちホテル!」）そして、この渡と役名で認識されることが多かったのも彼が「カメレオン俳優」と呼ばれるようになった所以。
演出／松田礼人、山本大輔、小野浩司
出演／仲里依紗、塚本高史、中村倫也、松本まりか、山田裕貴、飯島寛騎、岡田龍太郎、壇蜜、平岡祐太、三津谷葉子ほか
５．愚行録（2016）
倫也ヤヴァイ度★★★★
未解決の一家惨殺殺人事件を取材する週刊誌記者がぞっとする真相にたどり着くミステリー。エリートサラリーマンの夫と美人で完璧な妻、そして一人娘。誰もがうらやむ一家が殺された。いったいなぜ？ 彼らの知人に取材していくうち、羨望、嫉妬、見栄、駆け引き、一見、普通の人々の裏に潜む闇の姿が浮き彫りになっていく。中村倫也は殺害された妻と大学の同級生だった尾形役。元カノから彼女に乗り換えておきながら、元カノの証言を気にする狭量な男。登場人物は誰もかれも最低だが、なかでも「女って……」の台詞一言で観客を即、イラっとさせる尾形は群を抜いている。
監督／石川慶
出演／妻夫木聡、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリ、平田満ほか
６．100万円の女たち（2017）
倫也ヤヴァイ度★★★
Netflixとテレビ東京がタッグを組んだ野田洋次郎のテレビドラマ初出演作にして初主演作。売れない男性小説家と、世話をしてもらう代わりに家賃および生活費として彼に毎月、100万円を払う5人の女性たちの不思議な共同生活を描いたミステリー。中村倫也は野田扮する小説家の慎とは真逆のキャラクターで、自信満々の売れっ子小説家、花木ゆず役。すべての言動に「俺様」感が漂う、鼻につくことこの上ない嫌みな花木をさらっと演じている。常に着ているボーダーＴシャツが妙に似あっているのもツボ。
監督／藤井道人、原廣利、桑島憲司
出演／野田洋次郎、福島リラ、松井玲奈、我妻三輪子、武田玲奈、新木優子、池田鉄洋、遠藤雄弥、吉村界人、筒井真理子、古舘寛治、山中崇、中村倫也、リリー・フランキーほか
７．「伊藤くん A to E」 （2017）
倫也ヤヴァイ度★★★
恋愛相談にきた4人の毒女たちのネタを新作ドラマに利用しようとした落ち目のアラサー脚本家・矢崎莉桜が、いつしか自分も深みにハマっていく。関わった女の子たちを次々と不幸にする痛男、伊藤くん。中村倫也は木村文乃演じる莉桜の憎めない後輩ライター、クズケンこと久住健太役。一見、彼女を慕っているように見えるが果たしてその実態は……。ドラマ版では莉桜の妄想で、クズケンがストーカー伊藤くんに変身。そのヤヴァイ度は文句なし、★★★★★の満点。映画、ドラマ合わせて楽しみたい。
監督／廣木隆一
出演／岡田将生、木村文乃、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、田口トモロヲ、中村倫也、田中圭ほ
８．闇金ウシジマくんSeason3（2016）
倫也ヤヴァイ度★★★★★
どんな金融会社からも融資を拒否された多重債務者相手に帳簿売りで金を貸す闇金融「カウカウファイナンス」経営者、丑嶋馨とその客たちの人間模様。'10年にTVシリーズが始まり、後に4本の劇場版が公開された山田孝之主演の人気シリーズ。最終シーズンとなるシーズン３は原作の「洗脳くん編」のエピソードを踏襲。普通のOLが雨宿りで出会った男、神堂大道。物腰柔らかな神堂との出会いが彼女だけでなく、その家族までも狂わせ、破滅へと導いていく。中村倫也は当然、神堂役。言葉巧みに相手を洗脳し、自分の手は汚さず、相手に犯罪をさせる。目を覆いたくなるような非道の連発はトラウマになりそう。
監督／山口雅俊 出演／山田孝之、綾野剛、光宗薫、中村倫也ほか
９．風俗行ったら人生変わったwww (2013)
倫也ヤヴァイ度★★★
「2ちゃんねる」に投稿されて反響を呼び、書籍にもなったネット小説を満島真之介の主演で映画化した純愛ストーリー。なんでもすぐにあきらめてしまう29歳の童貞男、遼太郎は自分を変えるため、風俗に行き、そこで出会った訳あり風俗嬢かよに一目ぼれ。性格もよくて容姿端麗のかよを演じるのは佐々木希。そんな彼女が風俗で働くきっかけを作る、大学の先輩でギャンブル依存症のヒモ男が中村倫也。なんの罪悪感もなく、どんどんかよから金を引き出す姿がクズ中のクズ。昨年末、佐々木希がインスタにあげた2ショットが「お似合い」と話題になったが、こんな思わぬカップル役で共演を果たしていた。
監督・脚本・編集／飯塚健 出演／満島真之介、佐々木希、松坂桃李、穂のか、谷村美月、佐藤二朗、滝藤賢一、中村倫也、山中総ほか
倫也ヤヴァイ度★★
遠藤憲一と渡部篤郎がダブル主演を務めたドラマ。51歳の男性2人が、「父VSその娘と結婚したい婿候補の恋人」として出会うホームコメディ。中村倫也は渡部篤郎演じる花澤紀一郎の息子で、蓮佛美沙子によるヒロイン、美蘭の兄役。父親のコネで有名企業に就職したものの何をするにも無気力。やがて唯一の趣味が女装することだと発覚する役どころ。中村の女装のクオリティの高さは昨年、『影裏』でも話題になったばかり。本当にドキッとするほど美しい。
