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【2020夏】地球に優しいダイヤやゴールドが続々! 最新サステナブルジュエリー18選
持続可能なものづくりが重視される今、毎日身につけるジュエリーもエシカルなものを選びたい。憧れジュエラーから、新進気鋭のブランドまで、環境や人に優しい取り組みで生まれた新作をお届け。
ティファニー/20年以上トレーサビリティーをリード
1995年にアメリカの内務省に、イエローストーン国立公園を脅かす金鉱山の建設を認可しないよう要請して以来、20年以上にわたって、自然環境のサステナビリティに貢献してきた「ティファニー」。
なかでもダイヤモンドは、トレーサビリティをリードするブランドとして、早くも1999年にキンバリー・プロセス認証制度(KPCS)への米国の参加に向けた取り組みを主導。
2000年には慈善活動に特化したティファニー財団を設立するなど、サステナビリティへの取り組みは、「ティファニー」の事業において、あらゆる分野の基盤となっているほど。
これまでのタイムラインや活動内容などをわかりやすく解説した特設ページは読み応えたっぷり。 ぜひチェックを。
2019年からは、0.18ct以上のダイヤモンドは全て、原産地の情報を提供するサービスをスタート。アイコニックなモチーフをあしらった新作の“ティファニー T ワン”にも採用されている。およそ2.36カラットのきらめくダイヤが生まれた背景に、思いを馳せてみて。
(写真)1980年代初めから採用されているアイコニックな“T”モチーフが主役の新コレクション。唯一無二の輝きを、ジュエリーから取り込んで。
バングル(RG×ダイヤモンド)¥2,100,000/ティファニー(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)
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ショパール/画期的なスキームで調達するエシカルゴールド
2013年より“サステナブル・ラグジュアリーへの旅”をスタートさせている「ショパール」。2018年には100%エシカルゴールドのサプライチェーンを実現し話題に。そして2020年5月に、新たに画期的なスキームを発表!
コロンビアの最貧困地域のひとつ、チョコ県にある小規模鉱山採掘者「Barequeros(バレケロス)」からゴールドを調達するというプロジェクト。女性が46%を占める採掘場では、伝統的な砂鉱床採掘技術により流し桶や選鉱鍋などの手道具を用いられ、水銀を使用しない手法によって、世界有数の生物多様性を保全する地域を守ることにつながっている。
(写真)映画『007』とコラボした限定品“ハッピーハート ゴールデンハート”もエシカルゴールド製。夏の腕元を彩るバングル他、ネックレスやピアスなど10種をラインナップ。
バングル¥380,000~(18KRG×ダイヤ)/ショパール(ショパール ジャパン プレス)
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ブルガリ/「セーブ・ザ・チルドレン」とパートナーシップ
コロナ禍の4~5月に医療従事者を応援する“ブルガリ お弁当プロジェクト”を積極的に行い話題となった「ブルガリ」。かねてよりチャリティ活動に熱心なブランドは、2009年より「セーブ・ザ・チルドレン」とのパートナーシップを通じた子供たちへの支援活動を続けている。
2019年までに150万人を超える子供たちに教育を中心とした支援活動を実施しているロングプロジェクト。「セーブ・ザ・チルドレン」100周年と、パートナーシップ10周年というメモリアルイヤーを記念して、2019年5月にスペシャルコレクションの第4弾となるネックレスをリリース。第3弾までと同じく、商品価格のうち1万800円が活動に寄附される仕組みに。
(写真)アイコニックな“ぶる・ゼロワン”がインスパイアされているスペシャルコレクション。
ネックレス(SLV×ルビー×オニキス)¥84,000/ブルガリ(ブルガリ ジャパン)
カルティエ/“キンバリープロセス”に基づいたダイヤモンドを保証
1847年の創業時より、優れた伝統を継承してきたメゾン「カルティエ」。伝統とは義務を意味するというポリシーのもと、クリエイション、ノウハウ、そしてサービス品質における確固たる義務を果たすことは、倫理的、社会的、環境的に責任ある方法で職務を全うすることでもある、と公式サイトにも明示。
なかでも“紛争ダイヤモンド”に対する取り組みを最優先事項として掲げている。
“紛争ダイヤモンド”は、シエラレオネやリベリア、アンゴラといったアフリカ諸国で紛争が勃発した1990年代に概念が登場。ダイヤモンドの産出国ほか、ダイヤモンド産業の関係者や非政府組織によって、地域の紛争終結に向けた貢献を呼び掛け、国連が定義を規定。
「合法的で、国際的に認められた政府に反対する軍や派閥が管理する地域を起源とするダイヤモンドで、それらの政府に反抗、または国連安保理の決定に反する軍事行動を財政的に支えているもの」
2000年に“キンバリープロセス”という国連、ダイヤモンド産出国、ダイヤモンド産業、非政府組織が立ち上げた制度が発足。世界のダイヤモンド原石市場から“紛争ダイヤモンド”を一掃することを目的に団結。
2003年1月1日には、ダイヤモンドの起源が非紛争地域であることを認証する「キンバリープロセス認証制度(KPCS)」が発効され、市場に流通するすべてのダイヤモンド原石は、輸出国政府が発行する認証ナンバーを記載し、偽造対策を施した証明書の原本と共に、コンテナーに封印することが義務付けられることに。
さらに定期的に検査が実施され、違反国に対しては制裁措置と、制度から排除されるという罰則も。それにより2006年には、市場に流通するダイヤモンド原石の99%以上が非紛争地域を起源としていることが証明されている。
2003年以降、「カルティエ」のダイヤモンドには、すべて保証書がつけられている。また、2005年に設立された「Responsible Jewelry Council(RJC:責任ある宝飾のための協議会)」に、創立メンバー14社のうちの1社として参加。鉱山から店舗に至るまでの一連の過程を対象に、ジュエリー業界における倫理規範を確立し、遵守することを目的として設立された非営利組織は、現在1000以上の企業が加盟する一大組織になっている。
創立当初から地球環境や社会活動の維持に取り組んできたダイヤモンドを取り扱っている「カルティエ」。確固たる実績をもつジュエラーの新作リング“エタンセル ドゥ カルティエ”も清々しい輝きを放っている。
(写真)パヴェダイヤモンドと存在感のあるカットやシェイプを組み合わせた繊細なコレクション。プリンセスカットのダイヤモンドをセンターにあしらったイエローゴールドと、ペアシェイプダイヤモンドをピンクゴールドをラインナップ。
リング上(YG×ダイヤモンド)¥317,000 下(PG×ダイヤモンド)¥317,000/共にカルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター)
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ブシュロン/100%倫理的なゴールドを追求
1858年の創業から、フランスジュエリー産業のアンバサダーとして、伝統的なノウハウやスキルの保護や向上に取り組んでいる「ブシュロン」。
2000年にケリングへ加わったことにより、グループの全ブランドを対象に策定された“ゴールド コード”を遵守。ゴールドの供給を統制する、共通の倫理的な枠組みを定めたコードにより、倫理的な仕入れシステムが整備されている。
また2006年には、ダイヤモンド、ゴールド、プラチナなど貴金属ジュエリーのサプライチェーン全体を通して、倫理的責任、人権、社会的活動、環境保全活動を推進するための基準設定団体「Responsible Jewelry Council(RJC:責任ある宝飾のための協議会)」のメンバーに。ダイヤモンドはもちろん“キンバリープロセス”を遵守したものを使用。
さらに2014年以降は、適切な労働条件、人権、環境基準を守る小中規模の鉱山で採掘される「フェアマインド」認証を受けた鉱山からゴールドを注文している。2020年までに100%のゴールドを倫理的なものにした「ブシュロン」。新作の“セルパンボエム”は、その魅力を堪能できるデザイン。ゴールドのビーズで縁取られたドロップモチーフに、ダイヤモンドの輝きを引き立てるハニカム細工など、卓越した職人技が光るコレクションに。
(写真)ゴールドビーズで縁取られたセルパン(スネーク)をパヴェダイヤモンドが彩って。モチーフが3つになった“セルパンボエム 3モチーフ リング”がとびきりフレッシュ。
リング(YG×ダイヤモンド)¥1,463,636/ブシュロン(ブシュロン カスタマーサービス)
グラフ/ダイヤの産地、南アフリカで様々なプログラムを実施
大粒かつ極上のダイヤモンドのみを取り扱うロンドンの宝石商「グラフ」は、自社の慈善団体であるFACET財団(For Africa's Children Every Time)を通じ、南アフリカの地域のパートナーと協力。創業者であり現在も会長を務めるローレンス・グラフ氏の思いのもと、子供たちの健康や教育、福祉の基準を改善する永続的なプログラムを実施している。
南アフリカのスイスと呼ばれるレソト王国では、HIVと男女平等に関する教育をすべてのプログラムとアプローチに組み込み、教育や心理社会学、リーダーシップ育成など地域社会に役立つ教育に特化。
ボツワナ南東部の都市、モチュディでは12~25歳の多様なライフスキルをもつ人材を育成。キャリアの機会を最大限に活用するサポートをはじめ、カウンセリングや福祉の支援を行っている。
南アフリカの西ケープ州では、経済的に恵まれない農村の子供たちへ教育の場を提供。移動図書館やコンピューターを通じ、数学や識字能力、PCスキルを向上させる活動を、アフタースクールの一環として実践している。
(写真)「グラフ」を象徴する極上のダイヤモンドで象られた新作“ザ ミニ バタフライ シルエット”。幸せを呼ぶバタフライを指に宿らせて。
リング(WG×ダイヤモンド)¥818,182/グラフ(グラフダイヤモンズジャパン)
ダミアーニ/アフリカの水をきれいにする取り組みを継続
国際基準により選定された宝石鑑定のエキスパートが活躍している「ダミアーニ」。
“キンバリープロセス”を遵守するサプライヤーからセレクトした最高級ダイヤモンドに、0.3カラットを越えるエンゲージメントリングにはブランドロゴと鑑定書番号を刻印している。
創業一族のダミアーニ家は、ダイヤモンド鉱山の近くに住むアフリカの人々への具体的な援助の提供に従事。国際的プロジェクトの発足に貢献。
2011年夏より、アフリカの水や衛生問題に取り組む非営利協会「ドロップ・イン・ザ・バケット」が援助する、“クリーン・ウォーター・プロジェクト”に参加。「ダミアーニ」は70を越える井戸の設置の資金を提供している。
2012年には “マジ”(MAJIはスワヒリ語で「水」の意味)コレクションを発表し、収益の一部を「ドロップ・イン・ザ・バケット」を通じて、“クリーン・ウォーター・プロジェクト”に寄付。
“マジ”コレクションは、社会活動に熱心なシャロン・ストーンがデザインに関わったことも話題に。研磨されない原石のままの形で使われるラフダイヤモンドを使用した、アフリカの大地を思わせる希少なデザインが高い評価を受けている。さらなる「ダミアーニ」が取り組むサステナビリティは、公式サイトで読み込んでみて。
(写真)日本上陸40周年を記念した、「ダミアーニ」の代名詞のクロス ネックレス“ベル エポック”が登場! クリーンな最高級ダイヤモンドと、涼やかなサファイアを組み合わせた日本限定“ベル エポック・アイスバーグ”は、大西洋に浮かぶ雄大な氷山の色調がインスピレーション。
ネックレス(WG×ダイヤモンド×サファイア)左¥545,000 右¥6,500,000(受注生産)/ダミアーニ(ダミアーニ 銀座タワー)
>>公式サイト内サスティナビリティに関するページはこちら
ポメラート/可能な限り人に優しい環境作りを推進
サステナビリティにおいて、人材を大切にしている「ポメラート」。イタリアの団体「Valore D」とのパートナーシップにより、革新的なビジネスモデルの導入を推進し、男女をめぐる固定観念の払拭に尽力。女性マネージャーに職業的に成長するための方法やスキルを提供し、経済や社会生活に参加するための文化的モデルを付与している。
また女性が労働市場にアクセスできるようサポートし、中でもドメスティックバイオレンスの被害者に対するコミュニティのチャリティプロジェクトを支援。
さらにクラフツマンシップの推進と保護にも注力。ミラノの教育機関「Galdus Goldsmith Academy」とのパートナーシップにより、優れた教育プログラムを構築している。イタリアのクラフツマンシップを保護しながら、才能ある若者をサポートすることにも余念がない。
「ポメラート」の色とりどりの宝石を輝かせる、金細工の伝統を擁護することも大切な役割。2018年には、責任ある金(レスポンシブル・ゴールド)の調達と持続可能な銀の調達を100% 実現。ダイヤモンドの調達についても追跡可能性と透明性を確保。カラーストーンのサプライヤーとの連携も強め、トレーサビリティの検証も十分に行っている。
すべてのサプライヤーに対して「環境損益計算書(EP&L)」という、新しい文化の啓蒙や推進に取り組みながら、エネルギー消費を抑えた製造方法を積極的に取り入れている。
(写真)2020年のアースデイを記念して4月22日に完全受注生産でお目見えした“デニム ラピスラズリ”コレクション。世界中から調達されたサステナブルな素材のみ使用。あたたかみのある光沢が特徴のコロンビア産のフェアマインドローズゴールドをベースに、チリのラピスラズリとタンザニア産ルビーのコンビネーション。
ブレスレット(RG×ラピスラズリ×ルビー)¥5,570,000/ポメラート(ポメラート・ジャパン)
フォーエバーマーク/サイの保護活動や女性支援などダイヤモンドを取り巻く環境を幅広く改善
ダイヤモンドのエキスパートとして130年以上の長い歴史を有するデビアス グループのダイヤモンド ブランド「フォーエバーマーク」。
採掘から私たちの手元に届くまで、社会的に正しいプロセスを経たダイヤモンドを継続的に供給するため、また産出国のサステナブルな未来のために様々な活動を行っている。
自然保護区「ダイヤモンドルート」の自然や野生生物、それらの生息環境の保護と保全に取り組むほか、ダイヤモンド原石の母岩“キンバーライト”の力を利用した、気候変動を抑制するための先駆的な研究など、多岐にわたるユニークな活動に注目。
絶滅の危機に追いやられているサイの保護プロジェクトにも積極的で、2019年には4万ポンドを寄付。南アフリカのサザン・アフリカン・ワイルドライフ大学と、ナミビアのセーブ・ザ・ライノ・トラストが行なう密猟防止活動やサイの保護活動の強化に充てられている。
さらに2017年にデビアス グループの一員としてUN Women(ジェンダー平等と女性のエンパワメントのための国連機関)との3年間のパートナーシップをスタート。写真家ソフィー エルゴートがボツワナで撮影した美しい写真で綴る特設ページも。さらに「フォーエバーマーク」とゆかりのある、自然保護活動家をゲストにしたポッドキャスト(英語)も。公式サイトで“清く正しいダイヤモンド”の秘密を覗いてみて。
(写真)ブランドデビュー当時から人気の“フォーエバーマーク エンコルディア コレクション”。固い絆を意味する“タイトノット シリーズ”は、ダイヤモンドの輝きを引き立てる、しなやかに編み込まれたループがポイントに。
>>”フォーエバーマーク エンコルディア コレクション”
>>サステナビリティに関する特設ページはこちら
>>フォーエバーマーク ポッドキャスト
※ペンダントやリングの価格や仕様は取扱店によって異なるため、詳細は近くのフォーエバーマーク認定ジュエラーまでお問い合わせを。https://www.forevermark.com
ミキモト/創業時から続く環境保護活動
「世界中の人々を真珠で飾りたい」という創業者の御木本幸吉による強い思いのもと、世界で初めて真珠養殖に成功。現在まで一世紀以上、資源・漁場・貝の健康を守ることを柱に、真珠研究を続け、画期的なシステムを開発している「ミキモト」。
2004年には、赤潮など海の異変を察知するシステム“貝リンガル”を実用化。二枚貝が生息環境の異常を察知すると通常時とは違う貝殻の開閉運動(殻体運動)を行うという生体反応を利用した、世界初の水質環境観測システムが大きな話題に。
2009年には、自然界への産業廃棄物の排出をゼロにするシステムづくりゼロ・エミッション型の真珠養殖実現へ向けた取り組みを発表。真珠養殖過程で真珠を収穫した後に排出される貝肉の一部が、コンポスト(堆肥)の原料として再利用できることを実証し、実用化している。
その他、倫理的なダイヤモンドの使用をはじめ、奨学金や基金などの活動内容は公式サイトの専用ページに。真珠を育む海と共生するための真摯な取り組みをチェック。
(写真)ブランドの頭文字“M”から想を得たコレクションから、アコヤ真珠をあしらった新作。
リング(あこや真珠×ダイヤモンド×YG)¥250,000/ミキモト(ミキモト カスタマーズ・サービスセンター)
>>公式サイト内「社会的な責任」ページはこちら
タサキ/10年を迎えた“MAGOKORO JAPAN”プロジェクト
東日本大震災で被災された人々を支援する目的で、2011年に発足した「タサキ」による“MAGOKORO JAPAN”プロジェクト。複数のハートが寄り添うデザインで、強い愛と絆を表現したジュエリーを毎年特別に制作、その売上全額を、東日本大震災や2016年からは平成28年熊本地震などからの復興を支援する活動に寄付してきた。
10年目を迎える2020年は、ピンクトルマリンと淡水真珠を組み合わせたブレスレットを、3月からオンラインショップで販売スタート。その売り上げを、東日本大震災の孤児遺児の支援を目的とした「公益社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構(3.11塾)」か、平成28年熊本地震からの復興支援を目的とした「一般社団法人FOR KUMAMOTO PROJECT」のいずれか、寄付先を選ぶ形式で購入可能に。
また5月14日(木)からは、コロナ禍における医療従事者への感謝を表明するプロジェクト“LIGHT IT BLUE”キャンペーンに参加。銀座本店とロンドンのニューボンドストリート店をブルーにライトアップしている。
(写真)ふたつのハートが寄り添いひとつになる様をイメージしたモチーフに、生命力や癒しを象徴するピンクトルマリンと、淡水真珠を組み合わせたデザイン。
ブレスレット¥19,000/タサキ
>>“MAGOKORO JAPAN”プロジェクト2020ブレスレットの詳細を見る
4 ℃/2008年より継続している社会貢献“AQUA PROGRAM”
世界中の女性たちを輝かせることを目的とした社会貢献活動として、2008年から取り組んでいる“アクアプログラム”は、ブランドの生い立ちから「水=AQUA」に深い関わりと共感をもつ「4 ℃」と、水問題のない世界の実現に向けて国内外のネットワークを通じてさまざまな活動を行なっている「日本水フォーラム」との共同プロジェクト。
世界では今も安全に管理された飲み水を使用できず、生活に必要な水を手に入れるために30分以上歩かなければならない人々が数多く実在。そして、水汲みという重労働のほとんどは女性の仕事に。
プログラムを通じて、ひとりでも多くの女性を輝かせ、すべての女性に「美しさ」と「ときめき」を――。そんな願いをもとに、対象地域の女性を水汲みの重労働から解放すべく活動を続けている。実績をはじめ、詳しくは特設ページをチェック。
(写真)ブランドの原点である“水”をモチーフにした“Noble of Water”より軽やかな夏のパールコレクションが登場。流れる水の柔らかさをまとったネックレスほか、ピアスやリングをラインナップ。2020年7月31日(金)~8月16日(日)までの期間、全国の4℃でチャリティフェアを開催予定。対象のジュエリーを購入すると、活動の賛同の証としてプレゼントを受け取れるサービスも(数量限定)。
ネックレス 左(10YG×淡水パール×ダイヤモンド)¥28,000 右(10YG×淡水パール)¥38,000/共に4℃(エフ・ディ・シィ・プロダクツ)
>>“AQUA PROGRAM”特設ページはこちら
スワロフスキー/自然保護団体を支援するジュエリーをペネロペ・クルスとコラボ
2019年から女優のペネロペ・クルスがグローバルブランド・アンバサダーを務めている「アトリエ・スワロフスキー」。持続可能性とクラフツマンシップというブランドのヘリテージにスポットライトを当てたコレクションより、2020年はペネロペ・クルスとのコラボレーションから生まれた“ボタニカル”シリーズがリリース。
アメリカに本部を置く自然保護団体「ザ・ネイチャー・コンサバンシー(The Nature Conservancy)」を支援するコレクション、収益はザ・ネイチャー・コンサバンシーがリードするプロジェクトに寄付される仕組みに。
(写真)絶滅の危機に瀕している草花からインスピレーション。繊細な草花をほうふつさせる可憐なデザインに。
ネックレス¥15,400/アトリエ・スワロフスキー(スワロフスキー・ジャパン)
ウパラ/インドの雇用と環境を守るため、あらゆる方策を尽くす
サンスクリット語で「宝の石」の意味をもつ「ウパラ」は、2020年にデビューしたばかりのジュエリーブランド。インドの伝統的な宝石の造形やパーツをモダンにリデザインするコレクションは、職人の伝統的な技術を継承している。
収益の一部より、国境無き医師団への寄付を定期的に行っているほか、様々な社会的な取り組みをしている「ウパラ」。
人的資源を最重要視し、ブランドのスタートから生産国インドでは女性を含む約300名以上の雇用を生む一大事業に。現地の従業員が安心して働けるよう、従業員や家族の医療手当てをはじめ、有給休暇や出産休暇といった休暇の充実や、障害に対する保障と扶養給付を、高い水準で受けることができるよう注力している。
また、低所得者層向けの労災保険制度に基づいた失業や休業に対する給付や、従業員積立基金と従業員年金基金に沿ったインドの年金制度への加入と、退職金制度に基づく退職金の支給も実施。万全の策で雇用を守っている。
さらに「ウパラ」ほか「ヌキテパ」などファッションブランドを展開する企業全体の取り組みとして、環境への配慮も。産業廃水を浄化するよう設計されたシステムを導入する工場とパートナーシップを結び、産業排水を再利用。環境に負荷をかけることなく安全に廃棄することができるようにシステムを整えている。
美しいジュエリーを生むために働く人と、育む環境にあらゆる対策を講じている「ウパラ」。優しい輝きを放つジュエリーを手に取ってみて。
(写真)「王妃」を表す“マハラニ”の豪華なジュエリーからインスピレーションを受け、パーツひとつひとつを手作業で作る技術を継承して生まれたコレクション“マハル”コレクション。
リング(K18×ルベライトトルマリン×ダイヤモンド)¥100,000/ウパラ
アルティーダ ウード/今できることをジュエリーに託して
2019年9月から継続的に行っているドネーション企画“I am”ドネーションプロジェクトを、3月末からコロナ対策にシフトチェンジした「アルティーダ ウード」。4月16日に発売した新作は、4000円のブレスレットを購入すると、最大1100円を寄付支援できるというもの。売上の⼀部を国境なき医師団の「新型コロナウイルス感染症危機対応募金」に寄付することを掲げ、5月末で471万円以上を集める結果に。
ブレスレットは即完売。もともとは3月に立ち上げた『インドに学校を建てるプロジェクト』だった今作。教育を受けることによって女性や子供たちが知識や技術を学び、身につけ、自分の人生を選びとる力と自由を得るために新たなドネーションのプログラムをローンチしていた。しかしながら、現在インドではコロナ拡大で予断を許さない状況が続くため、時期の目途は見えないながら、再生産を予定している。
ブランドスタート時より実施している、ポイント募金プログラムを継続中。購入金額の1%のポイントを、1円として国際NGOプラン・インターナショナルのBecause I am a Girlキャンペーンに寄付。その他、女性のエンパワーメントを推進するチャリティ活動や、生産地のインド・ジャイプールでの技術支援に、メタルやジュエリーパーツのリサイクルも行っている「アルティーダ ウード」。
2020年8月7日(金)には、待望のショップが渋谷・松濤にオープン予定。月に10日間のみで、オープン当初は予約制という体験型の空間に。新たな情報は公式サイトで手に入れて。
(写真)18万トンの地上在庫がありながら1%にも満たないリサイクル率のゴールドを活用した“Lettering Customize”コンテンツを2020年1月よりローンチ。
リング(K18)¥258,500/アルティーダ ウード(サザビーリーグ)
アガット/地球に優しい宝石にいち早く着目
均一的に美しく、次世代にわたって安定した供給を見込める合成ダイヤモンドを展開している「アガット」。
天然ダイヤモンドと同じ炭素だけで作られ、科学技術により人工的に作られた結晶を生成。
合成ダイヤモンドほか、リファインド技術により産出原石をすべて使えるアンバーにも注力。「アガット」が繰り出す最新ジュエリーに今後も期待!
(写真)2020年2月に発売された合成ダイヤモンドの新作コレクションより。リングほかネックレスやピアスなど多彩なラインナップ。
リング(K10YG×合成ダイヤモンド)¥26,000(一部店舗での展開)/アガット
ハスナ/日本初のサステナブルジュエリー認証ブランド
2014年に日本で初めて、責任あるジュエリー協議会(RJC)の認証を受け、サステナブルなジュエリーに定評のある「ハスナ」。
産地や採掘⼯程の透明性、自然環境への配慮を大切にしたエシカルダイヤモンドと、フェアマインド認証ゴールドを含む地金で作るジュエリーが人気。
真珠の季節にぴったりな“Bless”コレクションは、みかんの有機栽培や廃油石けん使用の推進など、地域が一体となって生態系を守ることで、とっておきのあこや真珠を産出している愛媛県西予市明浜町のものを使用。その他、こだわりのコレクションの数々を、公式サイトでご堪能あれ。
(写真)愛媛県産のあこやパールに、マットなテクスチャーに仕上げたエシカルゴールドと、ロシア産のエシカルダイヤモンドを組み合わせたコレクション。
ロングネックレス¥75,000 ロングピアス¥92,000 ショートピアス¥88,000 リング ¥62,000/以上ハスナ(ハスナ表参道本店)
ハム/“REFINE METAL”がジュエリーの新基準になる社会を目指して
2018年から“REFINE METAL(リファイン メタル)”プロジェクトを立ち上げた「hum(ハム)」。廃棄された携帯電話やPCなど“都市鉱山”からリサイクルした、天然の鉱山由来と同じ純度に精錬されたゴールドやシルバーなどの貴金属素材をを“リファイン メタル”と名付け、その普及と積極的な使用を呼びかけている。
「私たちのブランドだけの企画ではなく、素材サプライヤーからメーカー、デザイナー、消費者までジュエリー業界の全ての人がこの素材を選べるようになるために活動している」。新たな価値基準を提案すべく、初のコレクションをローンチしたばかり。より詳しいインタビューを、下記のページでチェックしてみて。
>>都市鉱山に注目! サステナブルジュエリーの新潮流、“リファイン メタル”とは?
(写真)コレクションは2020年6月30日(火)まで、ドーバー ストリート マーケット ギンザ 3Fにて販売。会期終了後は直営店やイベントなどでの展開を予定。
リング 上¥468,000 左下¥750,000 右下¥220,000/ハム
>>“リファイン メタル”プロジェクトの詳細はこちら