相性はバツグン♡ スクリーンで何度も結ばれた共演カップル25
実は、ハリウッドでは昔から共演が多い男優&女優ペアがいっぱい。スクリーン上で何度も恋に落ちている組み合わせも入れば、なかには実生活で結婚したカップルも!
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エマ・ストーン&ライアン・ゴスリング
共演作:『ラブ・アゲイン』(2011)、『L.A. ギャング ストーリー』(2013)、『ラ・ラ・ランド』(2017)
ともすれば凡庸になりがちな内容の『ラブ・アゲイン』で、全編を通じて人々を魅了した2人。ジョシュ・グローバンには申し訳ないけど、やっぱり光っているのはゴスリングだ。エマとゴスリングのありえないくらい素敵な『ダーティ・ダンシング』のシーンは必見。続く彼らの共演作『L.A. ギャング ストーリー』では赤いドレスで決めたエマに注目だ。そして、ついに我々が待ちに待ったダミアン・チャゼル監督による魅力満載のミュージカル『ラ・ラ・ランド』が公開間近! 同作品でエマはアカデミー賞の有力候補とされている(主演の2人ともオスカーの前哨戦となるゴールデングローブ賞を受賞済み)。
ブラッドリー・クーパー&ジェニファー・ローレンス
共演作:『世界にひとつのプレイブック』(2012)、『アメリカン・ハッスル』(2013)、『Serena(原題)』(2014)、『ジョイ』(2015)
2012年に公開されたデヴィッド・O・ラッセル監督の映画『世界にひとつのプレイブック』で共演したブラッドリー・クーパー&ジェニファー・ローレンス。クライマックス的でとても印象深い2人のダンスナンバーが登場する同作品で、ジェニファー・ローレンスは繊細でエモーショナルな演技が高く評価され、アカデミー賞主演女優賞を受賞している。以来、2人はラッセル監督の『アメリカン・ハッスル』や『ジョイ』などで共演を重ねてきたが、ようやく2014年の『Serena(原題)』で2人のスクリーン上の恋が復活。昔の時代の衣装に身を包む彼らの姿も楽しめる。
クリステン・スチュワート&ジェシー・アイゼンバーグ
共演作:『アドベンチャーランドへようこそ』(2009)、『エージェント・ウルトラ』(日本は2016年公開)、『カフェ・ソサエティ』(2016)
クリステンといえば、『トワイライト』シリーズで共演したロバート・パティンソンとの関係で知られるけど、実は彼女はジェシー・アイゼンバーグの恋する役として、同じくらい多くの映画で共演している。なかでも2人が初共演となったインディーズ映画『アドベンチャーランドへようこそ』はピカイチ。2人ともちょっとぎこちなくて、でも愛らしくて、とても魅力的に描かれている作品でおすすめだ。
ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー
共演作:『Mr.&Mrs. スミス』(2005)、『白い帽子の女』(2015)
悲しい終わり方をしたペアもご紹介。ありえないくらいセクシーで、エロティックで、アクション満載で楽しい『Mr.&Mrs. スミス』はブラピとアンジーがリアルでも恋に落ちるきっかけとなった映画。だけど、フィクションが現実となるのはその後も続き、アンジェリーナが監督したすれ違う夫婦を描いた『白い帽子の女』で共演した2人は、結局破局してしまった。ブランジェリーナのいない世界なんて未だに信じられない……。
ケイト・ウィンスレット&レオナルド・ディカプリオ
共演作:『タイタニック』(1997)、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(2008)
大作『タイタニック』での「私、飛んでるわ、ジャック」や「決してあきらめないわ」の名台詞を覚えてる? ウィンスレットとディカプリオが再び一緒になれるなら、何でもする!って思ったはず。でも、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』で飛ぶよりはむしろ壊れていく夫婦を演じた2人の姿を見て、「願い事には気をつけるべき」という教訓を痛感。もちろん、素晴らしい映画だったし、ウィンスレットは同作品でゴールデン・グローブ賞を受賞したわけだけど……でも、単純に2人は一緒になってめでたしめでたし、っていうのじゃだめなの!?
キャメロン・ディアス&トム・クルーズ
共演作:『バニラ・スカイ』(2001)、『ナイト&デイ』(2010)
ハリウッドスターの2人が初めて共演した『バニラ・スカイ』はこれまたダークな内容で、デイヴィット(トム・クルーズ)のセックスフレンドだったジュリー(キャメロン・ディアス)が、車の中で心中を図ろうとするもの。観た後に気分が沈むようなら、次の共演作『ナイト&デイ』で口直しを。昔ながらのロマコメで、彼らが映画界のビックスターだということを改めて実感できるはず。
ミラ・クニス&ジェームズ・フランコ
共演作:『サード・パーソン』(2013)、『オズ はじまりの戦い』(2013)、『デート & ナイト』(2010)
彼らがいつもスクリーン上で恋人役を演じているのは本当に不思議な感じがする。『デート & ナイト』ですごく変わったカップルを演じ、『オズ はじまりの戦い』では、西の悪い魔女の生い立ちをめぐるストーリーとして2人の難しい関係が描かれている。そして、あまり有名ではない作品だが、『サード・パーソン』では離婚した夫婦を演じていて、こちらはかなり暗い内容だ。
アン・ハサウェイ&ジェイク・ギレンホール
共演作:『ブロークバック・マウンテン』(2005)、『ラブ & ドラッグ』(2010)
革新的で美しい作品『ブロークバック・マウンテン』でイニス(故ヒース・レジャー)のことを忘れられないまま、ラリーン(アン・ハサウェイ)と結婚するジャックを演じたギレンホール。ジャックとラリーンは、イニス&ジャックとはまた別の愛の形で結ばれていたと考えることができる。(もしも、アンハサの演技力を疑っているようなら、彼女の電話のシーンは必見)『ラブ & ドラッグ』で再び恋人役を演じた2人。こちらはややハッピーな結末となっている。
マシュー・マコノヒー&ケイト・ハドソン
共演作:『10日間で男を上手にフル方法』(2003)、『フーリズ・ゴールド / カリブ海に沈んだ恋の宝石』(2008)
『10日間で男を上手にフル方法』や、『Something Borrowed/幸せのジンクス』、『ブライダル・ウォーズ』を見ればケイトのスター性は明らか。さらに他の映画に出演する必要が?とも思うけど、それはまた別の機会に。ともかく、この2人の相性の良さが端的に表れているのは#htlagitd(『10日間で男を上手にフル方法』)で決まりだ。互いに野心に溢れ、勝ちたいと思っている2人だけど、肩の荷を降ろして、振り返った時にお互いが特別な存在になっていることを気づいてからがこの映画の本領発揮。『フーリズ・ゴールド / カリブ海に沈んだ恋の宝石』で再びロマンティックな役柄で共演を果たした二人だけど、こちらは佳作。でも、彼らがまた一緒にいる姿を見られるだけで良しとすべし。
ドリュー・バリモア&アダム・サンドラー
共演作:『ウェディング・シンガー』(1998)、『50回目のファースト・キス』(2004)、『子連れじゃダメかしら?』(2014)
2014年、ジミー・ファロンのトーク番組『Tonight Show』でドリュー・バリモアのために『ウェディング・シンガー』内の楽曲「Grow Old With You」を披露したアダム・サンドラー。泣きそうになっているドリューの姿を見て、思わずジュリア&ロビーの愛は現実だったと嬉しくなったファンも多いはず。ファロンの番組に登場したのは2人が共演した軽めのラブコメ『子連れじゃダメかしら?』のプロモーションの一環だったわけだけど、それ以前に実現した2度目の共演作『50回目のファースト・キス』もお忘れなく。2人の恋愛模様を50通りも楽しめる、キュートな作品だ。
ジュリア・ロバーツ&クリーヴ・オーウェン
共演作:『クローサー』(2004)、『デュプリシティ 〜スパイは、スパイに嘘をつく〜』(2009)
ピンク色の髪をしたナタリー・ポートマンと、愛と人間関係に対する悲しみの反すうを描いたストーリーが印象的な『クローサー』(キャッチコピーは「体を重ねるたび、唇が嘘を重ねる」)。ロマンティックな裏切りが沢山登場する映画の中で、ジュリア・ロバーツとクリーヴ・オーウェンは、ひとつになり、そしてまた離れていく役を演じている。この嘘とサスペンスに満ちた作品が楽しかったのか、2人はスパイ同士が何度も出会うロマンティック・スリラー『デュプリシティ 〜スパイは、スパイに嘘をつく〜』で再共演を果たしている。
リチャード・ギア&ジュリア・ロバーツ
共演作:『プリティ・ウーマン』(1990)、『プリティ・ブライド』(1999)
もはや『プリティ・ウーマン」は古典的とも言えるけど、それでもこの2人の組み合わせが生み出すダイナミズムは認めざるを得ないはず。9年後に実現した再共演作品『プリティ・ブライド』は、それぞれの演じるキャラクターが互いを尊重しあうことで、愛を育むというストーリー展開で、とても楽しめる内容だ。
オーウェン・ウィルソン&レイチェル・マクアダムス
共演作:『ウェディング・クラッシャーズ』(2005)、『ミッドナイト・イン・パリ』(2011)
マクアダムスとゴスリングのペアは最も素敵な映画カップルとして人々の心を捉えたかもしれないけど、マクアダムスとウィルソンもなかなか悪くない組み合わせだ。『ウェディング・クラッシャーズ』の作品全体を引っ張るのはマクアダムスの飾らない魅力だけど、観た人は思わず、彼が狂おしいまでに彼女を愛していると信じるに違いない。一方の『ミッドナイト・イン・パリ』では、結婚が決まっていながらも、ちっとも愛し合っていないカップルを演じた2人。もしその姿に傷心してしまったら、再度『ウェディング・クラッシャーズ』を観れば大丈夫!
ベン・アフレック&ジェニファー・ロペス
共演作:『ジーリ』(2003)、『世界で一番パパが好き!』(2004)
ジェニファー・ロペスとベン・アフレックが付き合っていたというのは、ポップカルチャーにおける輝かしい歴史の一つのはずなのに、その関係から生まれた2つの共演作がいずれもひどい出来栄えというのは全く残念な話。『ジーリ』はあまりにもひどくて”サイテーな映画”と酷評されていて、ともかくベンアフがジェイローにぞっこんということはよく分かる内容、というだけ。次の『世界で一番パパが好き!』ではジェイローはベンアフの妻という役どころだけど、出産で亡くなってしまうという設定なので、彼女は劇中でほとんど登場しない。”ベニファー”の最良のコラボレーションを見たいなら、ジェイローの楽曲「ジェニー・フロム・ザ・ロック」のMVを観るべし。
タラジ・P・ヘンソン&テレンス・ハワード
共演作『ハッスル&フロウ』(2005)、『Animal(原題)』(2005)、『From the Rough(原題)』(2013)、「Empire 成功の代償」(2015~)
ドラマ「Empire 成功の代償」における最も天才的な判断は、タラジ・P・ヘンソンとテレンス・ハワードのタッグを再び実現させたこと。FOXが製作する同作品の随所で人間ドラマを炸裂させている2人だけど、彼らの初共演作は『ハッスル&フロウ』で、同作品の中でテレンス・ハワードはある意味『Empire〜』の主人公ルシウス・ライオンの前身とも言える、ラップ歌手を夢見る青年Dジェイを演じている。そして、タラジ・P・ヘンソン演じるシャグは、そんな彼を支える役だ。2人はR指定の『Animal(原題)』や、実話に基づく作品で、大学の男性ゴルフチームを率いた初の女性を描いた『From the Rough(原題)』でも共演している。
ペネロペ・クルス&ハビエル・バルデム
共演作:『ハモンハモン』(1992)、『それでも恋するバルセロナ』(2008)、『悪の法則』(2013)
デビュー作『ハモンハモン』で、未来の夫となるハビエル・バルデムと出会ったペネロペ・クルス。2008年、彼らはウディ・アレンの『それでも恋するバルセロナ』で再共演しており、レベッカ・ホールとスカーレット・ヨハンソン演じる2人の訪問者の介入によって、いっそう激しくなる情熱的なカップルを演じている。2人の協働関係は今も続いており、麻薬王のパブロ・エスコバルを描いた公開予定作品で彼らが一緒の姿を再び見ることができそうだ。
トム・ハンクス&メグ・ライアン
共演作:『ジョー、満月の島へ行く』(1990)、『めぐり逢えたら』(1993)、『ユー・ガット・メール』(1998)
カルト映画『ジョー、満月の島へ行く』で始まったトム・ハンクスとメグ・ライアンのスクリーン上での蜜月関係だけど、彼らを銀幕上のベスト・カップルとして印象付けたのは、『めぐり逢えたら』に登場する、古典的名作『めぐり逢い』を意識したエンパイア・ステート・ビルディングの屋上でのシーンだろう。2人が再共演して話題となった『ユー・ガット・メール』は、登場するAOLメールと書店ばかりに目がいってしまい、今では古めかしい印象。
サンドラ・ブロック&キアヌ・リーヴス
共演作:『スピード』(1994)、『イルマーレ』(2006)
『スピード』でデニス・ホッパーがあなたをじっと見ている間に、”爆発寸前”のケミストリーを発散していたサンドラ・ブロックとキアヌ・リーヴス。そんなわけで、10年越しで2人が『イルマーレ』で再共演を果たした時には、話題の映画ニュースとして取り上げられた。同作品は名作とは到底言えないけど、映画の中で彼らが再び結ばれるというノスタルジーだけで、タイムトラベルのカラクリ(あるいはその欠落)も十分受け入れることができるはず。
ジンジャー・ロジャース&フレッド・アステア
共演作:『空中レヴュー時代』(1933)、『コンチネンタル』(1934)、『トップ・ハット』(1935)、『ロバータ』(1935)、『艦隊を追って』(1936)、『有頂天時代』(1936)、『踊らん哉』(1937)、『気儘時代』(1938)、『カッスル夫妻』(1939)、『ブロードウェイのバークレー夫妻』(1949)
気の利いた軽口の叩き合いと、ダンスフロアでの素晴らしいケミストリーで人々の心を打ったアステア&ロジャース。『有頂天時代』からのこちらのシーンや、『トップ・ハット』での名曲「Cheak to Cheak」に合わせた一連のダンスシーン、そして思わず惚れ惚れする『踊らん哉』でのラストなど、ぜひチェックしてみて。
スペンサー・トレイシー&キャサリン・ヘプバーン
共演作:『女性No.1』(1942)、『火の女』(1942)、『愛はなく』(1945)、『大草原』(1947)、『愛の立候補宣言』(1948)、『アダム氏とマダム』(1949)、『パットとマイク』(1952)、『デスク・セット』(1957)、『招かれざる客』(1967)
いつだって、ウィットに富んでいて、タフで、とっても面白い、ハリウッドが誇る相性抜群のコンビ。『アダム氏とマダム』では、2人は法廷で対立し、『デスク・セット』では、職場で口げんかを繰り広げる(超巨大な昔のコンピューターにもびっくり)。そしてもちろん、2人の素晴らしい演技に圧倒される『招かれざる客』は必見だ(同作品でヘプバーンは2度目のオスカーを受賞)。