夏にトライしたいヘアアレンジ！　プロ直伝、 ビーチウェーブヘアを作る４つの方法

一見、手入れ不要に見えるラフなビーチウェーブ。とはいえ、このこなれ感を作り出すには、いくつかのステップを踏む必要がある。

でも、ご安心を。ビーチウェーブは家にあるアイテムで簡単に作り出すことがきると教えてくれたのが、セレブ御用達ヘアスタイリストで、「マーク ライアン サロン」の創立者、ライアン ・トリグスタッド。

彼曰く、美しいビーチウェーブとは正しいステップと使用する製品のバランスが上手く取れてはじめて完成するのだとか。

「まず、アイテムを準備しましょう。ビーチウェーブは、ディフューザーかヘアドライヤーで髪を乾かし、その後にヘアアイロンやカーラーを使用してテクスチャーを加えれば完成します」

「より不規則でランダムなウェーブを作りたい場合は、ドライヤーで髪を乾かしたあと、アイロンでところどころストレートな風合いもMIXさせます。全体がカジュアルでウェービーなスタイルになります」

ビーチウェーブは髪質や長さによって多種多様な表情を見せてくれる。エマ・ロバーツやローラ・ディーンをクライアントに持つライアンは、ビーチウェーブの基準をこう考えている。

「ビーチウェーブは、ロングヘアであればあるほど映えるウェーブといえるでしょう。ですが、このウェーブ自体はカールヘアと比べてもナチュラルなもので、毛先に向かうほどストレートになります。このヘアスタイルは、海で泳いで、その後に太陽のもとで自然乾燥させた髪と似たような質感になります」

次頁からはビーチウェーブを作る４つの方法を紹介。自宅にあるツールを上手に活用してみて。

最も短い時間でビーチウェーブを作る方法のひとつは、フラットアイロンを使うことだ。最初に２つの三つ編みをつくり、その後、ヘアアイロンで軽くプレスする。

「フラットアイロンの温度をミディアムに設定します。アイロンを三つ編みに沿って上から下に向かって押さえていきます」と、ライアンはアドバイス。

“ビーチウェーバー”のようなやや細めのコテは、とても便利なツール。

「このユニークなデザインで、長めのカールをつくることができます。『R+Co』のようなライトな仕上がりでマットなヘアスプレーを使用して質感の仕上げを行ってください。アイロンを使う前に、髪の外側全体にサッとまとわせるのもおすすめのテクニックです」

ライアンが好む方法のひとつに、カールアイロンを使うというものがある。

「まず髪をディフューザーで乾かしたら、太めのカールアイロンを使ってビーチウェーブを。より太いアイロンほど、カールをナチュラルにつけることができます」

「私は『オリベ』の“アプレ ビーチ”や『R+Co』の“コールドプレス ウオーターメロン スプレー”、あるいは“バンブル＆バンブル サーフ”を好んで使います」

短時間でビーチウェーブらしく仕上げたい場合は、５cmずつ髪を取りながら髪を巻こう。

「この方法もまた、髪に奥行きと立体感をもたらす素晴らしい方法です」と、ライアン 。

熱もダメージも加えずにウェーブを手に入れたい場合は寝る前に、髪を２つに分けて三つ編みをつくり、ゴムで留めてみよう。一晩眠って朝になれば、ビーチウェーブが完成しているはず！

「寝る前に髪を三つ編みにすることで、寝ている間にテクスチャーをつくることができます」と、ライアン 。

小さい頃カールを作るために実践していた方法は間違っていなかったのかも!?

Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI