”推し活”から恋愛に発展♡　”推し”と結婚したセレブ＆一般人のエピソード8

ここまでは「芸能一族とスターの華麗なる交流」のような話だけれど、ヘイリーは「ガチファン」だったよう。たとえば、ファンやメディアから、2011年から12年ごろのジャスティン宛てのツイートの数々、ホテル前で彼を「出待ち」するファン軍団のなかに彼女らしき姿が発見されている。

※父、スティーブン・ボールドウィンが娘、ヘイリー・ボールドウィン（旧姓）をジャスティン・ビーバーに紹介する姿が映し出されている。

ただし、モデルとして大成し、ジャスティンと交際、結婚したヘイリーは2018年「熱心なファンだったわけじゃない」とファン説を否定。

※2009年、ジャスティンの楽曲「Never Say Never」のプレミアにて。

一度掴んだチャンスは逃さない！　8歳からの「推しと結婚」野望を約20年越しで叶えたジェイソン・モモア

「推しとの結婚」、その無謀な計画を叶えたラッキーファンこそ、映画『アクアマン』で知られるジェイソン・モモア。1980年代、8歳ごろにTVで12歳年上の女優、リサ・ボネットを観たジェイソンは「残りの人生をかけて追い続けて、この人を手に入れる」と心に決めたそう。　

※写真：ジェイソン・モモアとリサ・ボネット

成長して俳優となったジェイソンは、2005年ごろ、ついに友人の紹介でリサ本人と会えることに。その時の彼の気合いの入れようは凄まじかったらしく、なんと当時のリサとおそろいのドレッドヘアーにして挑んだそう。憧れの人と邂逅を果たしたジェイソンは歓喜の叫び声をあげ、彼女に「家につれていってほしい」と懇願したとか。

※リサ・ボネットと結婚後のジェイソン・モモアのインタビュー。

その後、無事カップルとなり、結婚も果たしたジェイソンとリサ。幼少期より大ファンだったことについては「不気味に思われるから」２人の子どもに恵まれるまで明かさなかったそうだけど、その人生を「ただずっと彼女に会いたかった。彼女はずっとクイーンだった」と表現した。

※ジェイソンはリサの元夫レニー・クラヴィッツやその娘ゾーイとも仲良し。ブレンデッドファミリーとして、妻の誕生日にはレニーとお祝いツーショットをあげて話題 に！

出会いはコンサート会場!?　メンバー全員が一般人ファンと推し婚

「推しとの結婚」と言っても、結局はセレブ同士ばかり……。そんな落胆を癒してくれるのが、1990年代の人気ボーイバンド、ハンソン。なんと、三兄弟であるメンバー全員がコンサートで出逢ったファンと結婚している。三男ザックは、関係者枠で来場した女性ファン、さらに次男テイラーはその女性の同伴者と結婚（つまり、ザックとテイラーの妻たちは友人同士）。

※左から、テイラー・ハンソンの妻ナタリー、テイラー・ハンソン、ザック・ハンソンとその妻ケイト、アイザック・ハンソンと妻ニコル

長男アイザックの場合、オーディエンス５列目にいた女子に一目惚れし、公演後、クルーに助けてもらいながらナンパしたそう。やっぱりライブは前列に限る？

※ハンソンの、実際のライブでの写真。ここで出会いが生まれていた！

その後、２人が初めてキスを交わしたことにより、遠く離れたアドリエナを想って「彼女を夢見てる、彼女は2000光年離れたところにいるから」と歌うグリーン・デイの初期曲「2000 Light Years Away」が誕生。途切れ途切れの関係になったものの、出会いから4年ほど経ってアドリエナがカリフォルニアに引っ越したことで結婚に至り、今では30周年に近づくロックシーンを代表する有名夫婦に。ちなみに、遠距離が解消された引っ越しについて書かれた楽曲「Westbound Sign」には、前出「2000 Light～」をもじった喜びの一節が。「悲劇は2000マイル先かな？　彼女が出発する！」

※グリーン・デイ「2000 Light Years Away」MV

無事恋が成就し、キムと結婚して子どもたちにも恵まれたカニエだけれど、2021年には離婚申請に至ってしまった。その後、カニエはモデルのイリーナ・シェイクとデートしたようだけれど、実は彼女もカニエの憧れの人の一人だった。2009年、自身のブログに、水着を着たイリーナの写真に「カニエはどこ？（WHERE ARE YOU YEEZY???）」と吹き出しを加えたらしき画像をアップしていた。翌年には楽曲「Power」のミュージック・ビデオにイリーナを出演させている。好きなセレブリティ多いカニエ、その真っ直ぐさゆえに「推し」を射止めがち？

※カニエ・ウェスト「Power」のMV

2012年には離婚に至ってしまったものの、思われていたよりケイティがスーパーファンだったことが判明した後日談も。ドラマ「ドーソンズ・クリーク」共演者メアリー・ベス・ペイルによると、前述インタビュー前年の楽屋で、ケイティは「トム・クルーズについて話しだすと止まらなかった」そうで、元妻や信仰など、彼について「なんでも知っていた」とか。推しについて喋りだしたら止まらず、周りの人を引かせてしまうのは、推し活における反面教師かつ共感ポイントかも……。

※「ドーソンズ・クリーク」出演時のケイティ・ホームズ（写真中央下）

ちなみに、キーラいわく、ケヴィンは「まったくタイプではなかった」そう。自分の好みではないはずなのに惹かれてしまう……彼女のみならず、推し活の第一歩にありがちな、魅惑的な謎。

※1988年、第45回ゴールデン・グローブ・アワードにて

マージョリーからすれば、好きな既婚コメディアンに突然のプロポーズを受ける衝撃展開。しかも、そのあと、ハーヴェイは彼女のもとから姿を消したそう。彼いわく、求愛する女性のためにきちんとキャリアと稼ぎを得たかったとか……。色々とスキャンダラスだけれど、2005年、離婚したハーヴェイはマージョリーと交際を開始し、2年後に結婚。2021年現在でも夫婦生活をつづけている。

※初対面プロポーズを再現するハーヴェイ夫妻