離婚後に主演した映画『グリッター きらめきの向こうに』ではサウンドトラックも制作したマライア。その1曲「Loverboy」ではイエロー・マジック・オーケストラの「Firecracker」を使ってサンプリングしようとしていた。しかしこの情報を入手した元夫のモトーラが妨害。当時マライアはレーベルを移籍していたがこのサウンドトラックはソニーからリリースされる予定になっていた。「ソニーの重役たちは私の新曲を聞いた後、レーベルにいる他の女性歌手(私の知らない人)に同じ曲をサンプリングした曲を急遽作ってリリースさせた」。マライアはこの女性歌手の名前は挙げていない。でもかつてマライアがインタビューで「ジェニファー・ロペスについてどう思う?」と聞かれ「彼女のことは知らないわ」と答えたことを思いだせば、これが誰か一目瞭然。モトーラがマライアに嫌がらせするために彼女のアイディアを盗み、ジェニファーに与えたと示唆している。その証拠に映画が公開された2001年にリリースされたジェニファーの「I’m Real」には「Firecracker」が使われている。
(写真はジェニファーとモトーラ。2人は交際していたこともある)