バッグの中身は? エリザベス女王に関するちょっと意外な雑学40
女王が4月21日で96歳を迎えたことを祝して、実はあまり知られていないトリビアをご紹介。
実名は、エリザベス・アレクサンドラ・メアリー。1926年4月21日、午前2時40分にロンドンのメイフェア地区で誕生した。1952年に即位して以来、英国史上最も長い期間君主を務め、国内外で絶大な人気を誇るエリザベス女王。女王が4月21日で96歳を迎えたことを祝して、実はあまり知られていないトリビアをご紹介。知れば女王をもっと好きになる!
仲良し姉妹
きょうだいは妹のみ。1930年8月には、妹のマーガレット王女ことマーガレット・ローズが誕生。しかし、2002年に71歳で亡くなっている。
公式ポートレートは129以上
初めての肖像画は1933年、女王が7歳だったときハンガリーの画家フィリップ・アレクシス・ド・ラースローによって描かれた。フィレンツェのピエトロ・アンニオーニといったようなアーティストが彼女を描き、2012年には、アーティストのクリス・レヴィンが、1万枚の画像を重ねて作ったという史上初のホログラフによるポートレートを手がけた。
8歳のときに未来の旦那様と出会う
夫のフィリップ王配ことフィリップ・マウントバッテンは、ギリシャ&デンマークのアンドレアス王子と、妻のバッテンバーグ(英語名はマウントバッテン)家のアリス妃の長男として、1921年6月10日に誕生。実は2人はともにヴィクトリア女王の血を引いており、高祖父母が同じ(みいとこ)という関係。2人が最初に出会ったのは1934年、女王がわずか8歳の時だったとされている。その後女王が13歳の頃、18歳のフィリップに再会、女王がフィリップにひと目惚れし、文通を重ねて愛を育んだそう。そして第二次世界大戦後の1947年11月20日に婚約&結婚。
ウェディングドレスは配給券で
約4メートルのトレーンを引き、アメリカから輸入された1万粒以上のパールを使用した美しいウェディングドレス。結婚式が行われた1947年は、第二次大戦による財政難の時代で、イギリス政府から200枚の配給券のギフトを受け取り、それを使用してドレスを作った。配給券を手紙で送ってきた王室ファンの国民もいたのだとか。もっとも、配給券の権利は譲渡できないため、それぞれに手紙を添えて送り返されたという。
イルカに白鳥、クジラも所有
1324年、エドワード2世の下で制定された法令により、君主はイルカ、クジラ、チョウザメ、ネズミの権利を主張することができるようになり、それは現在も続いている。
また女王が所有しているウィンザー周辺のテムズ川の特定区域や支流にいる白鳥の数を知るために「スワンアッピング」と呼ばれる5日間の恒例行事で、毎年白鳥の個体数を数えている。