90年代の伝説的カップルは今もやっぱりすごい、を検証！

ブラッド・ピット（56歳）&ジェニファー・アニストン（50歳）

'90年にドラマデビューし、'94年の『フレンズ』にブレイクしたジェンと、'92年に『リバー・ランズ・スルー・イット』で注目の的となったブラピ。ブラピがジェンの大ファンだったことをきっかけに結婚した二人は、まさに'90年代を体現するようなカップルだった。かつて製作会社「プランB」（現在はブラピが所有）にも参加していたジェンは、離婚以降は精力的に自身の作品の製作にも関わり、「ブロンドの愛され女子」のイメージから完全に脱却。いまやハリウッドで最もパワフルに活躍する大人の女優の一人に。一方のブラピは、製作者としても『それでも夜は明ける』『ムーンライト』『バイス』など毎年オスカーに絡む活躍ぶり。ちなみにジェンが'18年、ブラピが'19年に離婚成立。いつまでたっても、復縁か……とうわさが立つのは、愛されカップルだった証拠だ。

『アド・アストラ』

壮大な宇宙の映像が素晴らしいSF大作『アド・アストラ』など、自身が製作を手掛ける作品では常に新たなことに挑戦。デジタル配信、DVD発売中。

『ザ・モーニングショー』

朝の情報番組の男性キャスターが性的暴行を告発され、ジェン演じる相棒キャスターは窮地に。AppleTV+オリジナル作品 独占配信中 。

『セブン』

ラストが世界中に衝撃を与えたサイコサスペンスで、イケメンアイドルのイメージを払拭。演技での評価も獲得した。

『フレンズ』

高校時代の仲良し6人の共同生活を描いたシットコム。ジェンは世間知らずで無邪気なレイチェル役で大人気に。

トム・クルーズ（57歳）&ニコール・キッドマン（52歳）

ハリウッドでは無名だったニコールを、トムが自身の相手役に大抜擢し、さらに結婚したのが'90年。20代のニコールは「トム・クルーズの超美人妻」として認識され、30代のトムはオスカーに絡む大人の俳優を目指して奮闘していた時代だ。そのあり方は'01年の離婚でガラリと変わる。ニコールは“つけっ鼻”で美しさをかなぐり捨てた'03年の『めぐりあう時間たち』でオスカーを獲得。一方のトムはオスカーに見切りをつけたかのように、体を張ってファンを喜ばせる娯楽作を自らのプロデュースで連発。それぞれの現在の確固たる地位は、この時代の頑張りによって築かれたものかも。最近のインタビューで、「トムの力があったおかげで、自分はハリウッドのセクハラから守られていた」と発言したニコール。彼女のキャリアにとって最高の結婚と離婚だったといえそう。

ニコールと同様、共演者にすぐ夢中になっちゃうトム。でも別れても遺恨が残らないのも、愛あふれるトムならでは⁉

『スキャンダル』

TV局社長のセクハラを告発した人気キャスターの実話を描く。シャーリーズ・セロン、マーゴット・ロビーと共演。2月21日、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。

『アイズ ワイド シャット』

離婚がうわさされた頃、夫婦役でW主演したスタンリー・キューブリックの遺作。トム演じる夫が謎のセックスクラブにハマる物語も話題に。

『デイズ・オブ・サンダー』

オーストラリア時代の作品でニコールを見いだしたトムは、客を呼べる究極の美人相手役をゲット。ニコールには大女優へのチャンスに。