お腹から赤ちゃんが出てきた途端、あら不思議、体形が元通り!なんていうのは現代のおとぎ話(あるいは怪談)。
ぽっこりと出て一向に引っ込まないお腹、横に張った腰回り、余った皮膚や妊娠線、全身をうっすらと覆う脂肪。以前とは違う体の様子に、自分が自分じゃなくなってしまった!という感覚に陥った経産婦は多いはず。そして、それはセレブといえども例外ではない。
ここでは、産後ダイエットに取り組んだセレブ6人の、産後すぐの姿と変身後の姿をご紹介。実践した方法はもちろん、ダイエットは誰のためでもなく、健康や自分らしさの自信をとりもどすため、ということを実感させてくれる、彼らの等身大な発言にも注目だ。
ブレイク・ライブリー
Before
2016年9月に次女のイネスを出産したブレイクが、産後初めて出席した大きなイベントが、同年12月15日に行われた夫ライアン・レイノルズのハリウッド殿堂入りのセレモニーだ。ブレイクはふっくらした体形を隠さず、グラマラスなブルーのドレスに身を包んで公の場に姿を表した。
ちなみにブレイクは産後の体形の変化について、17年2月の「E! News」の取材で普段の自分の体つきではないものの、これはこれで好きだとし、「繰り返し自分の体を愛する術を学んでいるところなの。これは女性にとって大変なことだと思うし、だからこそ多くのことを学んだわ」と語っている。
約1年半かけて27キロの減量を実践
After
次女出産から約1年半後、ブレイクは自身のインスタグラムで産後ダイエットが成功したことを発表。男性トレーナーの横で、贅肉のない見事なスタイルを披露し、「インスタグラムを眺めてどうして自分はあんなビキニ姿のモデルみたいになれるんだろう、って考えているだけじゃ妊娠で増量した61ポンド(約27キロ)は落とせなかったわ。私に喝を入れて、まとめ上げてくれたドン・サラディーノ、ありがとう。増量に10カ月、それを落とすのに14カ月かかったわ。とても誇らしい気持ち」と、努力が実を結んだ喜びをファンと共有した。
加工食品やジャンクフードを控えた食事と、高頻度のジム通いで手に入れた体形には、トレーナーのドンも「彼女は本当によくやった」とお墨付きを与えている。
ジャネット・ジャクソン
Before
2017年1月にカタール人の大富豪ウィッサム・アル・マナとの間に長男イーサを授かったジャネット。50歳での第1子妊娠・出産とあり、当時メディアでは大きく取り上げられた。写真は、同年2月に産後初めてロンドンでキャッチされたジャネットの様子。産後まもない体をいたわるような、ゆったりとしたオールブラックの服装に、ファーのケープをまとったコージーなスタイルだ。
ワークアウト&食事療法でマイナス31キロ!
After
妊娠・出産でワールドツアーをお休みしていたジャネットだが、産後3カ月目から減量のためのトレーニングを開始。専属トレーナーの指導のもと、週4回の筋力トレーニングとタンパク質中心の食事で妊娠中に増量した70ポンド(約31キロ)を約7カ月の短期間で健康的に落とした。
2017年9月から開始した北米ツアー「State Of The World Tour」では、細く引き締まった体でパワフルなステージをこなし、世間を驚かせた。
クロエ・カーダシアン
Before
昨年4月に第1子となる長女トゥルーを出産したカーダシアン家の三女クロエ。
出産直前に夫のトリスタン・トンプソンの浮気が発覚するなど、相変わらずの”お騒がせ”っぷりだったが、産後のトレーニングについては慎重に行動。主治医の許可を待ってから、産後4週目より運動を開始した。写真は、その初めてのジムワークに出かけているところ。
習慣だったトレーニングを復活させ、みるみるサイズダウン
After
大柄で、昔からカーダシアン姉妹の「太った子」と言われ続けてきたクロエは、もともと地道なトレーニングで美ボディを手に入れた努力の人。産後ダイエットについては「自分にプレッシャーをかけることはなかった」としながらも、妊娠以前から習慣にしていた週5~6回のトレーニングを再開し、33ポンド(約15キロ)減量したことを自身のアプリとウェブサイト(ともに現在は閉鎖)で明らかにしている。ダイエット前の写真と比べるとウエスト・腰回りの変化が明らか!
キャンディス・スワンポール
Before
ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルとして、同ブランドの顔を務めるキャンディス・スワンポールは、2018年6月に第2子となる男の子を出産。
産後すぐに、ビーチでくつろぐ様子がパパラッチされたキャンディスだが、体形の変化について騒ぎ立てるメディアに対して、自身のインスタグラムのストーリーを通じてコメント。「これは息子を産んでからたった12日後の私の姿よ。その事について何か嫌味が言いたいなら、自分を見てごらんなさい。社会は時に一人の誰かに対してとても意地悪になる時がある。美の基準はこの頃の女性にとって不可能なものになりつつあるわ」と手厳しく批判した。
ヒラリア・ボールドウィン
Before
俳優アレック・ボールドウィンの妻ヒラリア・ボールドウィンは2018年5月に第4子(!)となる長男を出産した。
妊娠中も妊婦のトレーニング・ルーティンを紹介するなどソーシャルメディアで自身のヨガ・インストラクターとしての矜持を発信してきたヒラリア。息子が生まれた翌朝に自身のインスタグラムで出産直後の体形を披露し(写真)、「目的は、産後体形について(これが普通だと)一般に知ってもらうためよ。これからの数日、数週間、そして数カ月をかけて、私が自分の体を鍛えて、妊娠していない状態の私の姿に戻るまでを見せていくわ」と発表した。
ヨガを武器に超スピードでリシェイプ
After
前述のインスタグラムの投稿で「私の妊娠を一緒に走ってくれた皆さん、今度は私が自分自身に戻るのについてきて」と綴ったヒラリアだが、産後は(ついていけないほど?)恐るべきスピードで体形をリセット。写真は同年9月に撮影されたもので、ぺたんこのお腹と、きゅっと引き締まった美脚には目を見張るものがある。
彼女のインスタグラムには子どもたちとの日常風景とともに、育児のスキマ時間でできるトレーニングの動画が多数投稿されている。
キャサリン・ハイグル
Before
ドラマ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」で知られるキャサリン・ハイグルは2016年12月に第1子となる息子ジョシュアJrを出産。写真は出産から4カ月後にLAで撮影されたレッドカーペットでの様子で、妊娠前と比べると一回り大きくなった印象。
キャサリンが自身のブログで語っているが、妊娠で増えた50ポンド(約22キロ)のうち、30ポンド(約13キロ)は産後10日でまたたく間に落ちたが、そこからの9キロは長い道のりだったという。
なかなか落ちない脂肪に長期戦で挑む!
After
そして出産から14カ月後の昨年2月、自身のインスタグラムで産後ダイエットの完了を報告したキャサリン。体形の変化が分かるように、左から産後1カ月、1年、現在のビキニ姿を並べて見せた。
「ジョシュアJrが生まれてからもうじき14カ月になるけど、体形を戻すまで本当に長い時間がかかったわ。(中略)もうすぐビーチで過ごす休暇を控えていて、4月からは新しい撮影もスタートする。そして、健康的で強く、セクシーになりたい、という強い願いが、最後の産後太りを解消して隠れた脂肪を探し当てるよう、2カ月前から私を駆り立ててくれたわ」と、ダイエットの動機を語った。キャサリンはオーストラリア人カリスマトレーナーのカイラ・イチネスが考案したBBG(Bikini Body Guide)というメソッドに感銘を受け、アプリも上手く併用しながら、自宅で地道にトレーニングを重ねたという。
自分の体と心に真剣に向き合ったセレブたちの姿に拍手を送りたい!