『タイタニック』(’97)でキング・オブ・ザ・ワールドに上り詰めたジェームズ・キャメロン監督といえば、画期的な撮影技術を生み出す才能に恵まれた天才肌の映画人。ただし、完璧主義すぎるために、アシスタントをはじめとする撮影スタッフや俳優への要求がハードなことでも有名。特に撮影スタッフは長時間の残業は当然で、撮影が始まると休日すら取れない日が続く。どんなにいい仕事をしても、「神は細部に宿る」的な粗探しをされて、きつい言葉でお叱りを受ける職場環境とか。しかも「クビにするのは慈悲と同じ」と公言し、職場離脱すら認められない。そのため、心が折れるスタッフ続出!? マネジメント能力に欠けているとしか思えない証拠に、『タイタニック』(’97)でヒロインを演じたケイト・ウィンスレットは「もう二度とキャメロンとは組まない。出演して欲しかったら、相当のギャラをもらわないとやってられない」とコメント。
ジェームズ・キャメロン(James Cameron)