ドキュメンタリー「Framing Britney Spears」に全米騒然! ブリトニー・スピアーズを応援するセレブたち
メンタルヘルスへの偏見と女性蔑視の犠牲になったブリトニーに対する支援の声が拡大中
1998年にシンガーデビュー、瞬く間に世界のポップアイドルとなったブリトニー・スピアーズ。でもその人生は波乱万丈。1999年頃からジャスティン・ティンバーレイクと交際を始めるけれど2002年に破局。このころからプライベートでファンを不安にさせる動きが続発。2004年には幼馴染の男性と酔った勢いで結婚して、すぐに婚姻無効を申請するという騒ぎを起こし、その直後にダンサーのケヴィン・フェダーラインとの結婚を発表。息子2人をもうけるも2006年に離婚してしまう。その後精神的に不安定になってしまったブリトニーは成年後見制度の適用を受けることに。父親ジェイミー・スピアーズが彼女の生活や財産を管理するようになった。また息子たちの親権はフェダーラインが取得、ブリトニーは彼に高額な養育費を払い続けることになる。
その彼女の半生を追ったドキュメンタリー番組「Framing Britney Spears」が今月始め、全米で配信された。この番組は後見人制度や彼女と父親の確執、過去の恋愛関係に焦点を当てたもの。これまでのブリトニーを特集した番組と違うのは、彼女を女性蔑視や精神的な病気への偏見などの犠牲になった女性という視点で描いていること。この番組をきっかけにブリトニーに対する支援の声が高まり、成年後見制度から解放しようという運動「#FreeBritney」が改めて過熱している。そこでこれまでブリトニーをサポートしてきたセレブたち、ドキュメンタリーをきっかけに彼女への応援メッセージを発表したセレブたちをピックアップ!
(写真はヒモ男と悪名高い元夫、ケヴィン・フェダーライン)
カーディ・B
今回のドキュメンタリーが放送される前からブリトニーをサポートしていたカーディ・B。2019年のインタビューでは「名声が人ををおかしくするだけではない。人がお金持ちになるとみんながお金を奪おうとする」「みんながあなたを監視するようになる。プライバシーもない。本当にひどい。ブリトニーのように長い間そんな目にあっていたらどうなるのか、想像もつかない」とブリトニーへの共感を語っていた。
マライア・キャリー
マライア・キャリーもブリトニー同様、過去にメンタルヘルスの問題に苦しんだ1人。双極性障害だと診断されたことをカミングアウトしている。昨年10月に出演したラジオ番組で、ブリトニーのメンタルについて聞かれると「他の人の個人的な状況についてコメントするのは落ち着かない。特にその問題が大きくなっている場合はね。だから彼女にはただ愛を贈るわ」。
パリス・ヒルトン
パリス・ヒルトンも以前からブリトニーを応援していた1人。昨年9月に出演したラジオ番組で「ブリトニーをものすごく愛している。大人であれば誰からもコントロールされず、自分の人生を生きることができるべきだと思う」と#FreeBritneyに賛同していることを表明。「私自身もコントロールされていたからそう感じるし、それがどういうことか理解できる。今も自分がそういう状況に置かれていたらどう感じるか、想像もできない」「ブリトニーが自分の人生をコントロールできないなんてフェアではないと思う」。
マイリー・サイラス
マイリー・サイラスはツアーにブリトニーのボードを登場させたこともあるほどのファン。もちろんこれまでずっと#FreeBritneyを主張し続けてきた。 ドキュメンタリーが放送された翌日に出演したスーパーボウルのプレイベントのステージでも「私たちはブリトニーを愛してる」と宣言!
ジャスティン・ティンバーレイク
2002年にブリトニーと破局後、恋人から裏切られた男性の心情を歌った「Cry Me a River」をリリースしたジャスティン・ティンバーレイク。この曲のせいで世界中が「2人が別れたのはブリトニーの浮気が原因」と判断、ブリトニーをバッシングするという事態に。ドキュメンタリーでジャスティンとブリトニーの関係に改めて注目が集まるとジャスティンの行動に対する批判の声が過熱。ジャスティンはこれに対して声明を発表した。「過去に僕の行動が問題を引き起こし、軽率に口を開き、正しいもののために声を上げなかったことがあるのを申し訳なく思っている」「ブリトニーに謝罪したい」と彼女の名前を出して謝った。
ルーシー・ヘイル
ドキュメンタリーを見た女優のルーシー・ヘイルはインスタグラムのストーリーにブリトニーへの想いを綴っている。「ブリトニーは子どもの頃の私のアイドルで、ある意味今もそう。彼女は私に初めて、女性がセクシーに振る舞い、それに対して弁解する必要がないということを見せてくれた人。私たちはメンタルヘルスに関する会話につきまとうタブーについて考え直すべき。そして彼女を神経衰弱へと追い込んだパパラッチたちを批判するべき。いずれにしても私はブリトニーを愛してる。これまでもこれからもずっと愛してる」。
サム・アスガリ
2016年からブリトニーと交際しているダンサーのサム・アスガリはドキュメンタリーが放送された直後、インスタグラムのストーリーにメッセージを発表。「今、みんなが理解するべき大切なことは僕たちの関係をコントロールしようとし、絶えず邪魔してくる人を僕がまったく尊重していないということ。僕に言わせてもらえばジェイミーは本当にムカつく野郎だ」。ブリトニーの父を名指しで非難した。
ヴァレリー・バーティネリ
女優のヴァレリー・ヴァーティネリはこれまでブリトニーに関わった男性たちが彼女を食い物にしたと痛烈に批判。ドキュメンタリー配信後「彼女の人生にはひどい男と血を吸うヒルたちだらけ」とコメント、ブリトニーの父ジェイミーや元恋人のジャスティン・ティンバーレイク、元夫のケヴィン・フェダーラインの名前をツイートしている。
チャーリー・プース
シンガーのチャーリー・プースは以前からブリトニーのファンだった1人。「僕が初めて聞いたポップミュージックはブリトニーの曲だった。彼女から受けた影響は今も昔もとても大きい。彼女が落ち込んでいるときにみんながとても残酷な仕打ちをするのはなぜだろうと戸惑ってしまう。今の世界はメンタルヘルスの問題に気を遣っているのに、ブリトニーにはこんなに時間がたってもそう接しないなんて苛立たしいよ」。
エリー・ゴールディング
シンガーのエリー・ゴールディングはモデル兼アクティビストのマンロー・バーグドルフのコメントをシェア。マンローはドキュメンタリーを見てSNSにこう綴っている。「社会がメンタルヘルス、女性のセクシュアリティについて語るのを拒んでいた時代、女性や少女に関する報道を消費するやり方、社会が楽しむために誰かを持ち上げ、それから引きずり下ろして感じていた喜びの中に女性嫌悪が氾濫していた時代、ブリトニーは成功のために大きな代償を払った」。
ヘイリー・ウィリアムズ
バンド、パラモアのヘイリー・ウィリアムズは「どんなアーティストもマスコミ、社会、女性嫌悪主義者たちから与えられる苦痛に耐える必要はない。今あるようなメンタルヘルスの啓蒙に関する会話はブリトニーが払った代償なしにあり得なかった」。この投稿にはシンガーのサム・スミスも同意、シェアしている。
ケイシー・マスグレイブ
カントリーシンガーのケイシー・マスグレイブもドキュメンタリーを見てブリトニーへのメッセージを投稿。「ブリトニーが本当に大丈夫なのかは誰にもわからない。そのことがとても苦しい。もし彼女が大丈夫でないなら、それをなんらかの方法で表明できることを祈っている。そして私たちみんなが彼女が幸せかどうかを気にかけていると知っていてほしい」。
クロエ・カーダシアン
クロエ・カーダシアンもドキュメンタリーでショックを受けた1人。インスタグラムに「クイーン・ブリトニーのために祈っている。彼女の置かれた状況はとてもとてもとても悲しい」とコメントしている。
シャロン・ストーン
女優のシャロン・ストーンはドキュメンタリーを見て現実的にアドバイス。「あなたは家族から当てがわれたのではない弁護士を雇う権利がある。自分の弁護士を雇って! あなたにはその資格がある」。
サラ・ジェシカ・パーカー
ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」でおなじみのサラ・ジェシカ・パーカーもドキュメンタリーを見てブリトニーをサポート。「#FreeBritney」とツイートしている。