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6人の美容エキスパートが伝授する、バスタイムに完全リラックスする方法
体のみならず、心までじんわりほぐしてくれるバスタイムは、この時期の強い味方。そこでUK版「エル」が、6人の美容エキスパートにお気に入りの入浴方法をインタビュー。入浴剤はもちろん、アロマオイルやリップパックまで、早速、今夜のバスタイムから取り入れてみて。
海藻パウダー、香木などあらゆるアイデアが勢ぞろい。 エプソムソルトも根強い人気!
バスタイムは究極のセルフケア
夏を迎えようとしている今、バスタイムに夢中になるには決して理想的な時季ではないかもしれない。けれども世界的な外出自粛が起きている状況下では、リラックスできる方法としてバスタイムはとても理想的な時間。ストレス解消のためのセルフケアとして最適といえそうだ。自然派スキンケアの専門家アニー・デ・マミエールはこう言う。
「入浴は体を洗う以上の意味を持ちます。太陽の光にあたったときと同じように、肌が温かいお湯に触れると気持ちを高揚させるエンドルフィンが分泌されます」
つまり入浴は肌に良いばかりではなく、脳にも良いということだ。
恋人に会えないときこそリラックスバスを
神経学者タラ・スワ―ト博士も入浴による効果を信じている。
「温かいお湯につかることで、孤独感を弱める効果を持つホルモン、オキシトシンが分泌されます。私たちの脳は、あたかも妻や恋人による愛情表現を実際に受けているかのような感覚を持つのです」
外出自粛中、多くの人は最愛の人から何カ月もの間隔離されているので、入浴などで心のバランスを整えることが大切。では、バスタイムをよりリラックスした時間にするにはどうすれば良いのだろうか。次頁からは6人のエキスパートが実践しているアイデアを紹介。
【自然派スキンケア専門家】アニー・デ・マミエール
「私は時間をたっぷりかけて自分の浴室を聖域に変えるのが大好き。乾いたブラシで体をこするドライブラッシングもおすすめです。乾燥肌が改善されますよ。また、顔を洗った直後にセラムを塗り、フェイスマスクをのせると肌がたっぷり潤います」
バスルームを聖域にするアイテム
香りのないキャンドル
「エッセンシャルオイルの香りを主役にするためにも、キャンドルは香りのないものを」
パロサント(香木)、ローズクオーツ
「香木の香りで浴室を満たし、空間を浄化します」
バスソルト
「これは必須です! ミネラル成分が含まれるヒマラヤ岩塩や、かゆみを癒す死海の塩、あるいは走った後の筋肉疲労を軽減するエプソムソルトなどをブレンド。夜に入浴する場合は、入眠を促すマグネシウムフレークも投入します」
ローズマリー
「浴槽に入れたり、オートミールと混ぜてハーブボールをつくります」
死海の深層部で取れる天然塩。美肌、冷え性改善、むくみ解消に。
ミネラルたっぷりのお風呂で体を温めることは、免疫力アップにも。
サステナブルな香りの楽しみ方として注目のパロサント。
香りのないシンプルなキャンドルを選んで、バスオイルやエッセンシャルオイルの香りを主役に。
オートミールボールでスキンケア効果アップ
「粉末オートミールとローズマリーをブレンドしたらそれをクロスで巻いてエスプレッソカップ大のボールをつくり、紐で縛ります。お湯を柔らかくすることができますし、肌の炎症にも効果的です」
「湯船につかったら深呼吸を。鼻から吸って口から出します。こうすれば自分自身をしっかり内側に留めることができます。あとは、考え事をしたり本を読んだりと、のんびり過ごします」
「入浴後、タオルで軽く体の水気をとったら、私のハッピーの源である『デ・マミエール』“サベーションボディオイル”で、たっぷり肌を潤します」
【アロマセラピーアソシエイツ ディレクター】クリスティーナ・サルセーダ
「入浴をするときは、本腰を入れて臨みます。キャンドルを灯し、BGMにリラックスできる曲をかけ、照明を消します。そしてカップ1杯のブレンドしたバスオイルを手のひらに垂らし、体全体にオイルが行き渡るようバスト、ヒップ、腰、肩にそれぞれなじませます」
「次に、両手で鼻と口を覆い、鼻で吸って口で吐く大きな深呼吸を数回繰り返します。できるだけ時間をかけ、オイルの香りが体のすみずみに行き渡っていることを確認します。体に良いオイルを吸い込むことで、この自粛期においても幸福感を味わえていることを確かめてください」
精油は体調に合わせてセレクト
「もし迷ったら、鎮静作用があることで知られるベチバーの精油を含んでいるブレンドを探しましょう。また、心身ともに落ち着かせる効果のあるカモミール、サンダルウッドを活用するのもおすすめです」
「また、気持ちを高めてくれるイランイランやリラックス効果のあるラベンダーは、忙しく働いた日の夜に心を落ち着かせてくれます。もし不安がぬぐえないときや、落ち着かない気分の日は、フランキンセンスやペティグレンを投入しましょう。心がすっきり晴れますよ」
【バスルームを聖域にするアイテム】
バスオイル、キャンドル、音楽
夜のリラックスしたいバスタイムにはやっぱりラベンダーの精油が効く!
イランイラン系のバスオイルならこちら。
【ラッシュ ディレクター】クレア・コンスタンティン
「この時期は多くの人が、リラックスの方法を模索しています。優雅な気分で入浴することは、セルフケアのためのとても自然な行動です。私はお風呂に入る前、庭に出てたくさんのお花を摘み取り、バスブリッジの上に置きます。浴室に自然の要素を加えるのは、気分を上げるとても素晴らしい方法だと思います」
「さらにスパで流れるような優しい音楽をかけます。音楽は、どんなシーンでも気持ちをほぐしてくれますよね。なお、お風呂は専用の温度計を使って完璧な温度にします。私には39度ぐらいが適温ですが、37〜41度の間で自分なりのベストを見つけると良いでしょう」
ミントで気分もリフレッシュ!
「入浴前は、自分の気分を見つめて“バスボム”を慎重にチョイス。今のような時期は、嗅覚を刺激しリフレッシュしてくれるペパーミントオイルがたっぷり含まれた“インターギャラクティック”を選びます。泡が発生するとき、お湯のなかに素晴らしいアートを見出すでしょう。あとは、ポットに入れたハーブティーやチャイ、そして本を持って入浴。至福のひとときです!」
【バスルームを聖域にするアイテム】
新鮮な花、音楽、温度計、バスボム、チャイティー、本
ペパーミントオイルが初夏にぴったり。
数多くある楽しい“バスボム”。こちらはジャスミンとイランイランが香る“セクシーダイナマイト”。
【ビューティパイ クリエーター】マルシア・キルゴア
「A型、RH+の性格を持つ私は、同時に複数のことを精一杯行うタイプ。バスタイムもDIYが好きです。正しく計画を立てて実行すれば、フットケアや全身の角質ケアができるばかりでなく、同時にリラックスも保湿も叶うからです」
「私は自身が手がける『ビューティパイ』の“Soul Providers Relaxing Bath And Shower Oil”のような、ラベンダーの香りがするバスオイルを熱いお湯にたっぷり入れます。BGMにはポッドキャストを流しています」
髪にはトリートメントをON
「入浴前はやすりで足を軽く磨きます。顔には、酵素を含んだ“ワンダースクラブ”を使い、老廃物や古い角質をオフ。体全体にスクラブをなじませる日もあります」
「髪はキューティクルを補修するためにトリートメントをなじませてから入浴。照明を落とし、体の芯までぬくもるよう、長めにつかります。また、2本のキャンドルに火を灯し、フェイスマスクをのせて深呼吸をしたり瞑想にふけたりすることもあります」
【バスルームを聖域にするアイテム】
ボディポリッシュ、ラベンダーバスオイル、足用角質ケアアイテム、ヘアマスク、キャンドル、フェイスマスク、ポッドキャスト
【The Antidoteファウンダー】スザンヌ・ダッケット
「朝、昼そして夜、入りたいと思えばいつでも入浴します。例えば外出する準備のために、長い1日の仕事を終えて帰宅したとき、朝起きたとき、心を静めるときにとさまざまです。温かくバスオイルがたっぷり入ったお風呂は、不安な気持ちを取り除いてくれます」
「一方、バスソルトが入ったお風呂は気持ちがたるんでしまったときに心を浄化してくれます。凍りつくような冷水シャワーを使うのもひとつのワザ。冷たいシャワーをさっと浴びて温かい浴槽に戻る方法は、私の二日酔いリセット術です」