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Paramount ジェニファー・ロペス 『ジーリ』(2003)
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Paramount ジェニファー・ロペス 『ジーリ』(2003)
Now 30% Off
¥1,100
Credit: amazon検察官の息子を誘拐したチンピラ、ジーリのもとに謎の美女が現れ、奇妙な共同生活が始まる。ラジー賞最低作品賞、最低カップル賞、過去25年の最低コメディ賞など、数々の栄誉に輝いたクライム・コメディで、日本は未公開。笑えないし、ドキドキもせず、劇中では化学反応皆無なのに、なぜか主演のベンアフとJ.Loは共演中、交際に発展。当時は「ベニファー」と呼ばれるほど、いつでもどこでも一緒で、ベンがハリー・ウィンストンの6.1カラットものピンクダイヤモンドの婚約指輪を送ったことも話題になった。ベンはいまだにJ.Loと定期的に連絡を取っているらしいが、思い出の作品がこの有様では結婚しなかったのは正解。
監督/マーティン・ブレスト 出演/ベン・アフレック, ジェニファー・ロペス, クリストファー・ウォーケン, アル・パチーノほか
人気アメコミ「バットマン」に登場するキャットウーマンにハル・ベリーが扮したアクション。とはいえ、オスカー女優×アメコミでも大赤字の大失態。ハル・ベリーがわざわざその年のラジー賞授賞式に参加して、ニュースになった。失敗の理由は「猫へのこだわり過ぎ」。さすがはオスカー女優。有り余る演技力で猫になりきり、滑稽の域。観客が見たいのは猫ではなく、あくまでもキャットウーマン。後のアン・ハサウェイのキャットウーマンはなんとお色気むんむんでかわいかったことか。この失敗を『キャッツ』も学ぶべきだった。
監督/ピトフ 出演/ハル・ベリー, ベンジャミン・ブラット, ランバート・ウィルソン, フランシス・コンロイ、シャロン・ストーンほか
元FBIのストリッパーが活躍するサスペンス。ストーリーはどうでもよく、見どころはデミ・ムーアのストリップ。スカスカの筋を埋めるがごとく、何度も何度もショータイムが開演。作り上げた体と凝りに凝ったダンスをこれでもかと披露するデミは体を張った演技で、当時女優のギャラとして最高額の1250万ドルをゲット。ちなみに劇中、ヒロインが娘にストリップ姿を見られ、トラウマを与えたのではないかと悩むのだが、なんと娘役は本物の娘、ルーマー・ウィリス。毒親確信犯。
監督・脚本/アンドリュー・バーグマン 出演/デミ・ムーア、バート・レイノルズ、アーマンド・アサンテほか
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ヒラリー・スワンク『ベスト・キッド4』(1994)
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ヒラリー・スワンク『ベスト・キッド4』(1994)
¥407
Credit: amazonノリユキ・パット・モリタ扮する日系人ミヤギが子どもに空手を教えて成長させる「ベスト・キッド」シリーズ。4作目で初めて主人公が女の子にチェンジ。そのかわいらしい女子高生役が後のオスカー女優、ヒラリー・スワンク。不思議日本風寺で修業して、空手が強くなるヒラリー・スワンクは当時から水原希子似の美人で、運動神経もよさそうだが、まさか四番煎じの味薄々企画からアカデミー賞女優までのぼりつめるとは、誰も思わなかったはず。
ベスト・キッド4(1994) 監督/クリストファー・ケイン 出演/ノリユキ・パット・モリタ, ヒラリー・スワンクほか
5 アン・ハサウェイ『裸の天使』(2005)
amazon 『プリティ・プリンセス』で映画デビューし、お嬢様キャラ一辺倒だったアン・ハサウェイが一念発起し、ヌードを披露。裕福な家庭の子どもたちが堕落していく姿をドキュメンタリー・タッチで描く。アン・ハサウェイはイメージチェンジを焦りすぎたのか、キャラクターがあまりにも本人とかけ離れすぎていて、せっかくの大胆露出も痛々しいかぎり。王女様からドラッグ依存症とは振り幅が大きすぎたか。不良仲間に若き日のジョセフ・ゴードン=レヴィットがちらり。
監督/バーバラ・コップル 出演/アン・ハサウェイ、ビジュー・フィリップス、シリ・アップルビー、マイケル・ビーンほか
ロマコメ女王、メグ・ライアンが『プルーフ・オブ・ライフ』で共演したラッセル・クロウとの不倫などのお騒がせの後、演技派に転向しようとして、足を踏み外し、大転落するきっかけとなった愛と性のサスペンス。愛欲におぼれていくヒロインを演じるメグ・ライアンはこの映画でヌード姿を披露。ただ、長年の整形のやりすぎなのか、この辺りから、顔立ちが激変。顔が気になって、ヌードの思い切りの良さの評価どころじゃなくなり、演技の善し悪しも見届けられない
監督/ジェーン・カンピオン 出演/メグ・ライアン、マーク・ラファロ、ケヴィン・ベーコン、ジェニファー・ジェイソン・リー、ニック・デミッチほか
7
スカーレット・ヨハンソン『スパイダー・パニック』 (2002)
7
スカーレット・ヨハンソン『スパイダー・パニック』 (2002)
¥100
Credit: amazon子役から活躍しているだけに、スカーレット・ヨハンソンにもこんな時代が。汚染物質のせいで巨大化した蜘蛛がうようよ出現し、街を襲い、人類に迫るモンスター・パニック。巨大な蜘蛛がB級映画感満載。不機嫌なティーンエイジャー役のスカヨハも例にもれず、蜘蛛に壁ドンされるわ、糸にぐるぐる巻かれて繭状にされるわ、散々な目に遭う。いまと変わらない魅力的なハスキーボイスで絶叫しまくり。
監督・脚本/エロリー・エルカイェム 出演/デヴィッド・アークエット、カーリー・ワーラー、スカーレット・ヨハンソン、ダグ・E・ダグ、スコット・テラ、リック・オーバートンほか
8
ジェニファー・ローレンス『ボディ・ハント』(2012)
8
ジェニファー・ローレンス『ボディ・ハント』(2012)
¥2,037
Credit: amazon一家惨殺事件が起きた家の近所に越してきた母娘が怪事件に巻き込まれてゆくスリラー。果たして黒歴史なのか、ジェニファー・ローレンスの抜群の演技力で、つい物語に引き込まれずにはいられない。一見すると、ブロンド美女だが、実は猛烈に強いジェニファー・ローレンスのキャラクターはこの頃から既に一貫しており、普通の女子高生のはずなのに殺人犯もたじたじのサバイバル能力を発揮する。いまとなってはお宝映像なのはまるでやる気のない弾き語り。
監督/マーク・トンデライ 出演/ジェニファー・ローレンス、エリザベス・シュー、マックス・シエリオット、ギル・ベローズ、ノーラン・ジェラルド・ファンク、アリー・マックロード、エヴァ・リンク、ジョーダン・ヘイズ、クリスタ・ブリッジスほか
9レネー・ゼルウィガー『悪魔のいけにえ~レジェンド・オブ・レザーフェイス~』(1995)
AFLO ホラー映画は若手俳優の登竜門。というわけで、若き日のレニー・ゼルウィガーとマシュー・マコノヒーが出演しているのは「悪魔のいけにえ」シリーズの4作目。当時のクレジットがレニー・ゼルウェッガー、マシュー・マクノウジーって誰だよ状態。高校の卒業パーティを抜け出したジェニーたちは、テキサス郊外で、顔の皮で作った仮面をかぶり、愛用のチェーンソーで人肉を切り刻む殺人鬼、レザー・フェイス一家と遭遇する! 逃げ惑うヒロインにレネー、殺人鬼一家長男にマシュー。いまでは考えられない実力派俳優渾身の鬼ごっこはなんとも贅沢。
製作・監督・脚本/キム・ヘンケル 出演/レニー・ゼルウィガー、マシュー・マコノヒー、ロバート・ジャックス、トニー・ペレンスキー、ジョー・スティーヴンス、リザ・ニューマイヤー、ジェイムズ・ゲール、タイラー・コーン、ジョン・ハリソンほか
10【おまけ】歌姫の主演映画は黒歴史になるのが必至だった?
AFLO 近年はレディー・ガガなどの成功例もあるが、いつまで経ってもラジー賞常連のマドンナを筆頭に、アーティストとして成功しても女優として認められることはなかなか厳しい。なかでも大根二大金字塔といえば、この二人、マライア・キャリーとブリトニー・スピアーズ。全く動かないお人形さんのような表情、抑揚のない台詞回しから、やらされ感が駄々洩れ。「初主演作!」と銘打っているが、主演映画はこれが最初で最後間違いなし。当然、二人とも仲良く、ラジー賞最悪主演女優賞受賞。マライアはその後、2000年代最低女優賞も獲得したので、格上か。両作とも「スターを目指す女の子の苦悩のち成功」って、アーティストの主演映画はどこかで聞いたような話ばかり。