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王室暴露本『Battle of Brothers』でわかったハリー王子とロイヤルファミリーの関係を巡る12の事実

ハリー王子とメーガン妃の王室との関係、知られざる兄弟ゲンカの様子も明らかに!

Headshot of ELLEgirl編集部By ELLEgirl編集部
wedding of pippa middleton and james matthews
WPA Pool//Getty Images

英国王室の歴史を研究するロバート・レイシーが出版した新たな著作『Battle of Brothers: The Inside Story of a Family in Tumult(兄弟の確執:混乱の一家の内幕)』。歴史家としてキャリアを重ねてきたレイシーが書いたこの作品は王室スタッフの証言や事実に基づいていて、単なる暴露本以上の信憑性があると評判。そこでこの本の内容をダイジェストで大公開! ウィリアム王子とハリー王子、そしてキャサリン妃、メーガン妃をめぐる12の事実を紹介したい。

メーガン妃の「分娩室入り」発表は偽情報だった

the duke  duchess of sussex pose with their newborn son
WPA Pool//Getty Images

2019年5月6日に長男アーチーを出産したメーガン妃。王室はこの日の午後2時に「メーガン妃の陣痛が始まった。ハリー王子とともに分娩室に入った。赤ちゃんの誕生はまもなく発表される」と声明を発表したが、実はこの8時間前にアーチーは誕生していた。妊娠中からずっと秘密主義を貫いていたメーガン妃とハリー王子。赤ちゃんとともに静かにウィンザー城に戻ってくるために声明もあえて出産後に出し、マスコミの注目をそらそうとしたそう。それに不快を感じたのがウィリアム王子。「ハリー王子とメーガン妃のやっていることは自分の思い通りにならないと怒り出すプリマドンナのようだと思い、2人の行動を評価しなかった」とレイシーは書いている。

ハリー王子は「僕は自分の好きなことができる」と発言していた

anwar hussein archive collection
Anwar Hussein//Getty Images

レイシーは1980年代後半にダイアナ元妃と王子たちのボディガードを務めたケン・ウォーフの証言を入手。あるとき一家が週末の小旅行に出かけたときのエピソードを紹介している。「2人の王子は車のバックシートでケンカを始めた。ハリー王子はウィリアム王子に『兄さんはいつか王になる。僕はならない。だから僕はなんだって自分の好きなことができる』」。これを聞いたダイアナ妃はハリー王子が一体どこからそんな考えを思い付いたのだろうと驚いていたという。

王室のクリスマスに招待された恋人はメーガン妃が初めてではなかった

queen elizabeth ii and the duke and duchess of cambridge visit the east midlands
WPA Pool//Getty Images

ロイヤルファミリー のクリスマスは、エリザベス女王の私邸サンドリンガムハウスで過ごすのが伝統。ここには厳密に王室のメンバーである人しか参加できないと言われ、王子の恋人や婚約者は招かれない。2017年にまだ結婚前だったメーガン妃が女王に招待され、ロイヤルファミリーとクリスマスを過ごしたときには異例なことだと注目を集めた。レイシーによるとキャサリン妃も結婚前に一度招待されているそう! でも妃は「私はまだ婚約していないから」と辞退。レイシー曰く「女王が王室メンバーの非公式な”ガールフレンド”を招待したのはキャサリン妃が初めてだった。でも妃はクリスマスにサンドリンガムに行くことがあれば、それは正式なロイヤルファミリーになり、それを証明する指輪をはめたときだと考えていた」。

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ウィリアム王子はダイアナ元妃の弟に助けを求めていた

prince harry and meghan markle attend anzac day services
WPA Pool//Getty Images

女優だったメーガン妃と交際をスタートさせたハリー王子が結婚を急いだことに対して危機感を抱いたウィリアム王子。ハリー王子に忠告し、そこから大ゲンカになってしまったのはこれまでも多くのマスコミや暴露本で指摘されてきた。でもレイシーによるとこれまで知られていなかった事実が1つあるそう。それは「ウィリアム王子はダイアナ元妃の弟のスペンサー伯爵に助けを求めた」。ウィリアム王子は叔父から「焦って結婚しないようにと」ハリー王子をアドバイスしてもらおうと思ったという。でもレイシー曰く「このことが却って兄弟の関係を悪化させた。ハリー王子は叔父のことは責めなかった。兄が他の家族を自分たちの争いに巻き込んだことに対して怒り狂った」。

ハリー王子とメーガン妃が財団を分割したのは「自分を取り戻す」

the queen attends a service at westminster abbey marking the centenary of ww1 armistice
WPA Pool//Getty Images

結婚後、ウィリアム王子とキャサリン妃とともに財団「ロイヤルファウンデーション」を運営、チャリティ活動に取り組んでいたハリー王子とメーガン妃。でもすぐに財団を分割、自分たちの財団「サセックスロイヤル」を設立する。ロイヤルファミリーにとってオフィスに当たる宮廷も兄とは別に持つ道を選んだ。レイシーによるとこれは「自分たちを取り戻すための方法の1つだった」。2019年、南アフリカ外遊中にハリウッドのPR会社サンシャイン・サックスと契約し、独自のPR戦略を展開するようになったのもそれが理由だったという。

ウィリアム王子とチャールズ皇太子は険悪な関係だった

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今ではこんなに仲のいいウィリアム王子とチャールズ皇太子。でもチャールズ皇太子とダイアナ元妃が結婚していたとき、親子関係は険悪だったとか。レイシー曰く「ダイアナ元妃の存命中、ウィリアム王子は彼女の味方だった。父のチャールズ皇太子にこう怒鳴ったこともあった。『パパのことが大嫌いだ。ものすごく嫌いだ。どうしていつもママを泣かせるようなことをするんだ?』」。

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ウィリアム王子を救ったのはエリザベス女王だった

75th anniversary of the battle of britain
Max Mumby/Indigo//Getty Images

チャールズ皇太子とダイアナ元妃が離婚したとき、ウィリアム王子は14歳。両親の破局にとても傷ついていたという。レイシーは「エリザベス女王はウィリアム王子が精神的に衰弱してしまうのではないかと心配し、側近にその懸念を打ち明けていた」。そのため女王はウィリアム王子と週に1回ランチをし、コミュニケーションをとることで王子を支えていたそう。その結果、王子は「壊れそうになっていた弱い男の子からタフな男性へと成長していった」とレイシーは綴っている。

王子たちはチャールズ皇太子とカミラ夫人の結婚を祝福していた

trh prince charles  the duchess of cornwall attend blessing at windsor
Pool//Getty Images

ダイアナ元妃を心から愛していたウィリアム王子とハリー王子。でもダイアナ元妃が亡くなった後、チャールズ皇太子がカミラ夫人と正式に交際を始めたときにはそれを認めていたという。ウィリアム王子は2人の関係を祝福し「カミラ夫人に会いたいとリクエストし、ダイアナ元妃が亡くなった翌年に対面した」とレイシー。「2人の王子は父に『自分の幸せを考えて行動して欲しい』と常に言っていた」。

ウィリアム王子は「直系写真」でハリー王子にメッセージを伝えていた

今年初めに英国王室はバッキンガム宮殿の「王座の間」で撮影したエリザベス女王、チャールズ皇太子、ウィリアム王子とジョージ王子の4人のポートレートを発表した。これはチャールズ皇太子のアイディア。王室のメンバーを少なくし、人数も予算もスリム化したいという考えを表明する意図があったそう。この写真の発表を後押ししたのがウィリアム王子。レイシー曰く「君主となる直系が誰なのか、しっかりと目に見える形で示すという案にウィリアム王子は非常に熱心に賛成していた。言葉では何も言わなかったが、ウィリアム王子は弟にメッセージを伝えようとしていた」。自分たちがロイヤルファミリーのメインメンバーだとアピールしようとしていたという。

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女王が「ロイヤル」の使用を許さなかったのはハリー王子の過去の行動のせいだった

members of the royal family attend events to mark the centenary of the raf
Max Mumby/Indigo//Getty Images

2020年1月初めに「王室離脱」を発表したハリー王子とメーガン妃。レイシーは「信頼できる情報筋によると女王は、離脱したいと言った王子と妃に対して好意的だった。2人がアーチーと共にカナダで新しい生活を始めることを祝福していた」と書いている。でも2人が離脱後「ロイヤル」という名称を使って活動することは禁じた。その理由は「それまで2人が見せた行動が衝動的で一貫性がなかったから」。2019年にハリー王子とメーガン妃がタブロイド紙を訴えたことなどが女王を心配させたと見られている。

最後の公務で軽んじられたことにヘンリー王子は激怒していた

commonwealth day service 2020
WPA Pool//Getty Images

ハリー王子とメーガン妃の最後の公務は2020年3月9日に行われたコモンウェルスデーの礼拝。エリザベス女王が寺院に入場したとき、その列に加わったのはチャールズ皇太子夫妻とウィリアム王子夫妻だけ。ハリー王子とメーガン妃は入場の行進に参加しなかった。これは王室が直前に決定したこと。レイシー曰く「ハリー王子は、テレビ中継もされた礼拝で自分たちが「目に見える形で蔑ろにされたことに激怒していた。これ以上明確に”予備の王子である”ことを伝えるものはなかった」。

ハリー王子は最初から「王室離脱」の見直しを拒否していた

prince harry marries ms meghan markle   windsor castle
WPA Pool//Getty Images

ハリー王子とメーガン妃の王室離脱に関する話し合いの中でエリザベス女王は「1年後に取り決めを見直ししましょう」と提案、王子と妃に戻ってくる意思があればいつでも迎え入れると伝えていたという。でもレイシーによるとハリー王子はこれを辞退。「王子自身は王室離脱を1年だけ試してみるというアイディアを受け入れなかった」。王子と妃がイギリスに帰ってくる可能性についてレイシーは「もともと2人はアメリカとイギリスを気軽に行き来するという計画を立てていた。コロナ禍がなければ夏にフロッグモアコテージに帰ってくる予定だったし、クリスマスや新年もイギリスで過ごすつもりだった」と綴っている。ちなみにレイシーは2人の計画について「エコの観点から過剰な大陸間の旅行に対して王子と妃が否定的なことを考えると”興味深い矛盾”だ」と皮肉っている。

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