ジムで運動をしていると男性の視線が気になる、男性の近くで腕を上げたり脚を広げたりするのが気まずい……そんな経験をしたことがある女性なら、アメリカ・カンザス州の女性専用ジム「BLUSH FITNESS」に行ってみたいと思うのでは?

23歳のフィットネスインフルエンサー、Heather Huesman(ヘザー・ヒュースマン)は地元にある「BLUSH FITNESS」に訪れたときのことを自身のTikTokに投稿。これが思いがけず大きな議論を巻き起こしている。

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カンザス州エリア唯一の会員制女性専用ジムを謳う「BLUSH FITNESS」は、24時間365日、女性のみが利用できる巨大施設。入り口の窓にはのぞき防止のために特殊な加工が施されていて、男性スタッフの勤務時間はジム内にあらかじめ提示、無料のベビーシッターや生理用品の無料提供マシンなど、女性が喜ぶサービスが目白押し! もちろんワークアウト器具も豊富にそろっていて、プライベートまたはグループワークアウトセッションのためのスペースも完備されている。

男性差別? 女性専用車両ならぬ女性専用ジムにsnsで賛否両論「最高!」と喜ぶ女性たちと「不当だ!」と怒る男性たち
Courtesy of heatherhuesman via TikTok

ヘザーは「男性がいない環境ですばらしい運動ができた」「最高のジム!」と「BLUSH FITNESS」を絶賛。Newsweekの取材に対して「男女共用のジムは緊張して行けなかったので、あのジムに入ったときはまるで新鮮な空気を吸ったような気持ちになった」「すぐにみんなにも知ってほしいと思いTikTokに投稿した」とコメントしている。

男性差別? 女性専用車両ならぬ女性専用ジムにsnsで賛否両論「最高!」と喜ぶ女性たちと「不当だ!」と怒る男性たち
Courtesy of heatherhuesman via TikTok

この動画は600万回以上再生され190万以上のいいねを獲得しているけれど、男性たちからは批判の声が殺到。「男性差別では?」「男性専用ジムも作るべき」「女性たちは男女平等を求めているのになぜこんなことをする?」と怒りのコメントが相次いだ。

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「BLUSH FITNESS」のオーナーであるケリー・ゲラリーは、“女性に安全で快適なワークアウト環境を提供する”というミッションのもと「女性が異性に判断されたり、見つめられたり、声をかけられたりすることなく、自分のスペースでエクササイズをしたいというニーズがありました。女性のために、保護された安全な場所を作る必要があると感じたのです」と語った。

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動画に対して多くの批判コメントを受けたヘザーは、アンチたちに真っ向から反論。「何度でも言うけれど女性専用ジムは絶対に必要!」と題してさらに動画を投稿。「これは差別ではないし、男性専用ジムだってそれを必要としている人がいるのであれば賛成。問題は女性専用ジムに対して怒っている人たち」「安全で守られていると感じながら運動できるジムが好きだし、男女共用のジムに行くよりも、家でワークアウトするほうがいいと思っているたくさんの女の子たちにおすすめしたい」と改めて主張した。

日本でもたびたび議論を巻き起こす“女性専用〇〇”。あなたはどう思う?