パンセクシャルとは、相手の生物学的な性やジェンダーに関わらず、その人そのものに惹かれること。バイセクシャルと似ているように見えるけれど、バイセクシュアルは「2つ以上の性に関して魅力を感じること」。性が関わってくるのに対して、パンセクシャルは性やジェンダーという枠に囚われない。セレブ界にもパンセクシャルをカミングアウトしている人たちがたくさん。そのコメントを聞けば、パンセクシャルや取り巻く状況について一層理解を深められるはず。
最近、雑誌『バラエティ』のインタビューで自分のセクシャリティについて語ったカーラ・デルヴィーニュ。「私はこれからもずっとパンセクシャル。”彼ら”とか”彼”、”彼女”と定義づける人もいるけれど、私はその人そのものを好きになる。私はその人そのものに惹きつけられるの」と語っている。
2015年のインタビューで当時交際していた元アシスタント、アリシア・カーガイルとの関係について聞かれると「この3年か4年、考えていたのだけれど多くの人が自分がゲイなのか、もしくはストレートなのかを決める必要がないという人がもっと増えると思う。人がどう思おうと自分の好きな人を好きになればいいのよ」とコメント。パンセクシャルという言葉は使っていないけれど、ジェンダーに縛られない恋をしたいと語っている。
ケシャもパンセクシャルという言葉は使っていないけれど、2013年のインタビューで「私は人を好きになるの。ジェンダーは関係ない」とコメント。パンセクシャルの定義に当てはまる恋愛をしていることを明らかにしている。「一緒にいる相手から醸し出される精神が大切なの」。
2016年にバイセクシャルだとカミングアウトしたベラ・ソーンは昨年夏に出演したテレビ番組で「私はパンセクシャルだと思う。自分でも知らなかったけれど、友達がパンセクシュアルについて説明してくれてわかったの。その人の存在を好きになるということよ。”女の子”とか”男の子”、”彼”とか”彼女”、”これ”とか”あれ”とかは関係ない。その人の人格、存在そのものを愛する感じ」。
2015年のインタビューで「私はパンセクシャル」と語ったマイリー・サイラス。昨年のインタビューでも「人は人に恋をするの。ジェンダーとか見た目とかそういうものではない。私はその人のスピリチュアルな部分で恋をする。セクシャリティは関係ないの。新しい世代の恋愛やパートナーシップにとってセクシャリティとかジェンダーへのこだわりはないと思う。セックスは些細なことだし、ジェンダーも小さな部分にすぎない。恋愛にとってはほとんど関係ないものよ」。
過去には自分をバイセクシャルだと認識していたというジャネール・モネイ。2018年のインタビューで「パンセクシャルについて読んだとき、これって私のことだと思ったの。今では自分がどんな人間なのか学ぶことにオープンよ」。セクシャリティについても新しい捉え方や概念を学んでいきたいと語っている。
シンガーのリゾは2018年のインタビューで「セクシャリティとかジェンダーに関して言うと、私はこれ、と特定することはできない。”私はこの種類に属する”とは説明できないの。だからLGBTQ+のシンボルカラーはレインボーなのよ。連続して変化していくものなの」とコメント、セクシャリティやジェンダーを異性愛と同性愛、男性と女性の2つに分けて考えることに異議を唱えた。「今はみんな白と黒に分けて考えようとしているけれど、それは私には合わない」。
男性でも女性でもないノンバイナリーだと告白しているニコ・トルトレッラ。リゾと同様、セクシャリティやジェンダーは区別できるものではなくて、連続するスペクトラムだと語っている。「僕はパンセクシャルという流動的なものに自分が位置していると思っている」。でもバイセクシャルだと言われても構わないとも。「LGBTQ+の“B”はずっと闘ってきた。僕は『いや、僕には“P”がふさわしい。“B”は嫌』ってなる人間じゃない。僕のような人のために道を切り開いてきた人たちを応援したい」
パニック!アット・ザ・ディスコのブレンドン・ユーリーは2018年のインタビューでパンセクシャルだと告白している。「僕は女性と結婚していて、彼女をとても愛している。でもそれは男性を拒否しているわけではないんだ。僕はその人のことが好きなんだ」「だから、僕をパンセクシャルだと言って構わないよ。まったく気にしないから。その人が素敵なら、その人は素敵なんだ。僕はいい人が好きなんだ。正しい心を持っているような人が。だから僕は男性にも惹かれる。僕はただその人に魅力を感じる」。
2009年のインタビューでこれまでの恋愛について語ったシーア。「有名になる前から私はいつも”私は男の子とも女の子とも、その間の性の人たちとも付き合ってきた”と言っていた。その人のジェンダーは気にしない。その人がどんな人なのかが大切なの。最近カミングアウトしたのではなくて、私が有名になっただけ」。パンセクシャルという言葉は使っていないけれど「私は……そうね、フレキシブルっていう言葉を使うのがぴったりくるかな」。
今は自分を同性愛者だと語っているアマンドラ。でも2016年のインタビューではパンセクシャルだと説明している。「私はみんなに対しては自分をバイセクシャルだと説明しているけれど、自分のセクシャリティについて話すときにはパンセクシャルという言葉も使う。バイセクシャルという単語を使うのは、必ずしも相手がパンセクシャルという言葉を知っているわけではないと思っているからよ。バイと言う方が簡単だから」。
Photo: Getty Images
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