実際に“泊まれる”！『ザ・クラウン』ほか人気ドラマのロケ地になった家7選

ヒュー・グラントとニコール・キッドマンが夫婦役で共演する新作ドラマ「The Undoing／フレイザー家の秘密」で、夫の秘密が明るみになった後にグレイス（ニコール・キッドマン）が避難場所として滞在するビーチハウスがこちら。

レンタル専用物件として「Airbnb」に登録されている建物は、以前はロングアイランドの救命ステーションと使用されていたもので、6つのベッドルームで構成。スイミングプールを備え、岩場のビーチ（グレースが目の前で崩壊していく自分の人生について思いをはせながらそぞろ歩く場所）にもアクセス可能。広々としたキッチンも注目だ。ちなみに、レナ・ダナムの「GIRLS/ガールズ」でも登場しているので探してみて。

写真の「ザ・ヴァンパイアズ・ワイフ」のワンピースしかり、ヴィラネルの殺人にはラグジュアリーなワードローブが欠かせないが、ラグジュアリーな家もまた、その舞台として見逃せない。ドラマのファンならシーズン3から登場するジョディ・カマー演じる主人公の華麗なアールヌーボースタイルのバロセロナのアパートメントのことを覚えているはず。こちらは「Airbnb」で宿泊可能だ。

マリアンの素敵な前髪や、コネルのシルバーのチェーンネックレスだけじゃなくて、私たちが「ふつうの人々」に惹かれた理由は、ドラマの中で描かれたイタリアの風景だろう。コネルと友人のナイルはヨーロッパのバックパックの旅の途中でイタリアに向かい、マリアンの家族の別荘に滞在する。この舞台となったヴィラは「Airbnb」で宿泊可能。イタリア、ローマ郊外にあり、山を背景にした美しいプールも実在している。

まるで絵に描いたようなカリフォルニアの町モントレーは、「ビッグ・リトル・リーズ」のドラマに、美しく落ち着いた背景を提供している。同ドラマでは素晴らしい海の景色に山道、登場人物たちが運転する高級車が印象的だが、レナータやセレステの住まう豪邸も我々の記憶に強く残っている。

中でもリース・ウィザースプーン演じるマデリンが家族と暮らすビーチフロントの家は象徴的だが、実はこちらの物件はレンタル可能だ。情報番組「Today」によると、このマリブの豪邸は７つのベッドルーム、8つのバスルーム、ジャグジーを備え、マスターベッドルームにつながるプライベートバルコニーでは屋外の焚き火も楽しめるとか。気になるお値段は1泊3,000～5,000ドル！

イギリス王室が所有する宮殿や邸宅をドラマのセットで再現するのは並大抵のことではない。そう考えると、「ザ・クラウン」のクルーが全国を回って、さまざまな場所をロケハンしているのも納得だ。

スコットランドの女王の邸宅であるバルモラルの外観撮影に使われているのは、スコットランドにある「Ardverdikie Estate」で、19世紀に建てられたゴシック様式の邸宅には、まるでスコットランドの隠れ家といった雰囲気の、休日利用可能なコテージの宿泊施設が揃っている。

そのほか、「ザ・クラウン」の人気のロケ地には、結婚式場のバッキンガムシャー州の「Hedsor House」やドーセット州の「Somerly House」がある。

億万長者の家族を描いたドラマ「キング・オブ・メディア」では印象的なセットが次々と登場する。このヒットドラマでは、米国ハンプトンズの豪邸や超大型クルーザー（週に100万ドルの余裕があればこちらもレンタルも可能）、ニューヨーク州にあるオヘカ城やイギリスの絢爛な城が撮影に使用された。

第1シーズンの最後の2話でシヴ・ロイとトムの結婚シーンを撮影した、「イーストナー城」はイギリスのヘレフォードシャー州にあり、結婚式での利用や滞在が可能だ。

「セックス・エデュケーション」の舞台、ムーアデール高校とその周辺は、時にイギリスのように、時にアメリカのように見えるかもしれないが、それもそのはず。同ドラマは、実際にイギリスのウェールズや西部で撮影が行われている。

そして、オーティスとセックスセラピストの母ジーンの家、すなわちオーティスとエリックが放課後に自転車でなだらかな丘を登って辿り着く、シーズン2で大きなパーティーを開いた山の中のあの家も、現在レンタルとして貸出しされている。「ザ・シャレー」と名付けられたその家は、イングランドとウェールズの州境にある、美しい景観を誇るワイ・ヴァレーからも近い。詳細が気になる場合は、ぜひリンクをチェックしてみよう。

Translation & Text : Naoko Ogata

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