元恋人からカニバリズム趣味で危険な男と暴露されたアーミー・ハマーについて『ヴァニティ・フェア』誌が更なる暴露記事を上梓! 曽祖父が成した財産が実はアーミー父には遺されなかったことや、祖父や父親が犯した犯罪(殺人、恐喝、詐欺)などが明らかに! アーミー個人とは関係ないけど、血は争えない的な書かれ方をしていて、気の毒としか思えない。でも家族のスキャンダルでさえ命取りになるのがセレブリティの辛いところ?
アーミー・ハマー
元恋人から性的虐待などで訴えられたアーミー・ハマーは、エージェンシーからも解雇され、俳優生命は風前の灯。世間的には名門ハマー家の一員なのだが、実はこの家族は問題アリなのだ!? ハマー家の犯罪史は1919年に遡り、アーミーの高祖父ジュリアスが恋愛関係にあったロシア人外交官の妻の妊娠発覚を恐れ、強制的に堕胎させた結果、死に至らしめたというもの。服役した父親の薬品会社を受け継いた息子アルマンドは悪名高いスターリンの庇護を受け、ビジネスを拡大。しかし死後にロシアのためのスパイ活動やマネーロンダリングをしていたことが明らかに! 国家反逆罪だ。アルマンドの息子ジュリアンも26歳の誕生日翌日にギャンブルの借金を巡って米兵を殺害したが、父親が大金と政治力で事件を揉み消している。ジュリアンの息子マイケルがアーミーの父親で、アルマンドの死後に祖父の遺産を持ち出してオフショア口座に埋蔵した疑惑がついてまわる怪しい人物。祖父から受け継いだNYのギャラリーで贋物を高額で売却した事件では多額の賠償金を支払っていて、祖父の遺産を横取りしたのは間違いなさそう。金の亡者だらけの家族を持ったアーミーが歪んだのも納得というか、お気の毒というか……。
写真左から:曾祖父アルマンド・ハマー(Armand Hammer)、弟ビクター・ハマー(Viktor Hammer)、父マイケル・ハマー(Michael Hammer)、アーミー・ハマー(Armie Hammer)
リース・ウィザースプーン
#MeTooムーブメントに続く、#TimesUpムーブメントを牽引したリースの頭の片隅をよぎったに違いないのが、性的暴行未遂で逮捕されて有罪判決を受けた兄ジョン。『キューティ・ブロンド(‘01)』や『メラニーは行く!(’02)』でドル箱スターに躍り出た妹と違ってうだつの上がらないジョンは2003年のある夜、近所に住む女性の家に無断で侵入し、寝ていた女性をレイプしようとしたのだ!? 異常事態で目覚めた女性が警察に通報し、そのまま逮捕。「酔っていて、何も覚えていない」という言い訳は通じず、2年間の保護観察処分と和解金60万ドルを支払う羽目に(多分、リースが肩代わり)。その10年後、今度は父親ジョンに重婚の容疑が!? リースの両親は1996年から別居していたものの、離婚はしないまま。しかしジョンはトリシアン・テイラーという女性との結婚を新聞紙上で公表。仰天した妻ベティが裁判所に訴え、ジョンの再婚は無効となった。
写真左から:リース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)、021兄ジョン・ウィザースプーン(John Witherspoon)、母
ケリー・ピックラー
「アメリカン・アイドル」出身で、テイラー・スウィフトともコラボするカントリー歌手のケリー。とってもスウィートな彼女だけど、両親はかなりハードコアな人たち。母親はケリーが2歳の時に家出し、犯罪→服役→釈放→犯罪を繰り返していた。父親は最終的には殺人罪で有罪となり長期刑に! 同じ頃、小切手詐欺と偽の処方箋を使って手に入れたドラッグ売買に手を染めていた母親も刑務所へ! ケリーは12歳の頃から祖父母と一緒に暮らしていたとはいえ、両親がやらかした犯罪に心痛めていたのは間違いない。とはいえ、貧しい田舎の人間が味わう苦痛や失恋、喧嘩などを歌うカントリー・ソングにはある意味、相応しい生い立ちなので、最悪な両親も彼女の歌作りの役には立ったのかも。
写真左から:父クライド・ピックラー(Clyde "Bo" Pickler)、ケリー・ピックラー(Kelly Pickler)
ジャッキー・チェン
香港のアメリカ領事館で働くコックのチャーリーとメイドのリーリーを両親に持つ、と信じていた人気俳優ジャッキー。でも両親には映画もびっくりの秘められた過去があったのだ。母リーリーは上海でアヘン密輸に手を染め、「大姐」と呼ばれて、黒社会でも一目置かれる存在だった。そんな彼女の荷物からアヘンを発見したのが1940年代後半にマフィアに雇われて上海港で荷物検査官をしていたチャーリー。彼はアヘンを没収し、ボスに報告しようとしたものの、リーリーが髪に青い花を挿していたことに気づいて見逃したそう。これは子供も夫も亡くした女性の証だった。実はチャーリーは元国民党スパイで、息子二人を残して中国から逃亡したために同類意識が生まれたのかも。絆を深めたふたりは、共産党が政権を握ると手に手を取って香港に渡り、そこで生まれたのがジャッキー。母親の死後に父親から家族の秘密を告げられたジャッキーがびっくり仰天したのも当然でしょう。
ジャッキー・チェン(Jackie Chan)
ビリー・ボブ・ソーントン
今まで6回も結婚し、4人の子どもがいる個性派俳優ソーントンと長女アマンダ・ブラムフィールドとの確執はゴシップ界では有名。不誠実な父親を責めるアマンダに対し、ソーントンは無視を決め込んでいて、父娘関係は冷え切っていた。その長女が2008年に1歳半の幼児を殺害した罪で逮捕された際もソーントンは娘を心配するそぶりも見せないまま。アマンダの裁判が彼女に不利なまま進行したのは、有名俳優の娘としてメディアの注目を集めたのが逆に作用したのかも。アマンダは無罪を主張したけれど、過失致死で有罪となり懲役20年の判決が下された。コメントを求められたソーントンが「彼女とは連絡も取っていない」と冷たく言い放ったのは、犯罪者と関わりになりたくない一心? 服役してからも無罪を主張したアマンダは、イノセント・プロジェクトの尽力で昨年出所。無罪を主張しないという条件付きの早期釈放なので、前科は消えないまま。
写真左から:ビリー・ボブ・ソーントン(Billy Bob Thornton)、アマンダ・ブラムフィールド(Amanda Brumfield)
キモラ・リー・シモンズ
13歳でカール・ラガーフェルドのミューズとなったキモラは、モデルからデザイナー、実業家へと歩みを進めたパワーウーマン。でも、そんな彼女を取り巻く家族には犯罪歴が!? まずは父親ヴァーノン・ウィットロックJr.は、キモラが小学生の時に違法薬物の売買で逮捕され、懲役20年の判決が下された。しかし元保安官だったヴァーノンは、検察にドラッグ売買に関する情報を提供し、刑期を3年に短縮することに成功。その後は違法なこととは無関係だったキモラだけど、2018年にはゴールドマンサックス勤務の夫ティム・ライスナーがマレーシア国有投資会社1MDBを軸にした史上最大の汚職事件に関して多額の横領を認め、2000万ドルの保釈金に加え、4300万ドルの罰金を支払うことを了承。最初の夫ラッセル・シモンズはセクハラ疑惑が噂されているし、キモラは犯罪者マグネットなのかも。
シャシ左から:キモラ・リー・シモンズ(Kimora Lee Simmon)、夫ティム・ライスナー(Tim Leissner)