眉がキマれば顔がキマる！　セレブ御用達プロが指導する、ベーシックな眉毛の描き方＆整え方

完全なアイブロウをつくるには、90年代から使っているママのツイーザーだけではだめ。最新の道具が必要と語るのは、「ジョーイ ヒーリー アイブロウ スタジオ」のオーナー兼セレブの美容ディレクターも務めるジョーイ・ヒーリー。

「パウダーにペンシル、そして最新のツイザーを用意しましょう。自宅で自眉で過ごすことが多くても、パウダーなどで眉の隙間を埋めれば即パーフェクトなアイブロウに変身できるからです」

早速次頁から、ジョーイならではの眉毛の整え方をマスターしよう。

幸せは眉に宿る!?　セレブの眉ビフォー＆アフター14

まず第一にすべきこと。それは眉毛の形を客観的に捉えるという作業だ。

乾いた、何もついていない状態のアイブロウにスクリューブラシを走らせ、毛をしっかりとかしてみよう。

「このワンステップで特に長すぎる毛を見つけたり、毛が生えてこなくなって地肌が見えてしまっている部分を発見したりすることができます」

「アイブロウの表面の部分だけを先にトリミングしましょう。スクリューブラシを片手に持ち、眉に押しつけながら上に向かってとかすのがポイントです」

「そして利き手にハサミを持ちましょう。もし数本飛び出ている毛があったらそれを1本ずつカットしましょう。一直線に切ってしまったりうっかり短くカットしたりすることを避けられます」

もしアイブロウがまとまらない場合は、少しだけジェルを塗って整えよう。その後、次のステップのためにジェルを拭き落とすのを忘れずに。

さあ、解剖学の時間がスタート。顔のどの位置から眉が始まっているのか、眉山や眉尻がどこなのか。それらをマークしたらいよいよ本格的に眉を抜いて整えよう。

「ツイーザーを鼻筋に押しつけてください。この垂直線が、眉頭のスタート位置を教えてくれます。骨格に合わせて眉毛の形を把握したら不必要な毛をツイザーで抜きます」

「とはいえ、もしこの垂直の線からはみ出している産毛がわずかにあっても、完璧に抜く必要はありません。ここではハサミを再び取り出し、少しカットするだけで十分。ナチュラルに仕上がりますよ」

「また、拡大鏡を使わないのも重要。拡大鏡の中の眉毛は正しく映らないこともありますし、近距離で眉毛を抜くと、全体の姿を捉えることができません。眉頭は遠くから見て美しくあるべきものなのです」

「次に、ツイザーを寝かせて眉毛のラインを確かめましょう。眉山は顔の印象をつくる重要なポイントです。眉毛のアーチが安定していないと、左右非対称に見えてしまうので、ここは慎重に高さを見極めましょう」

ツイザーの片側を鼻の頭にあて、もう片側の先端が目じりに来るよう斜めに置いてみて。これが眉尻の正しいポイントになる。

「眉毛がこめかみまで伸びてしまうと、瞳が下がって見えてしまうので気をつけて。また、眉尻は抜きすぎないよう、ある程度毛量をキープするように細心の注意を払ってください」

「多くの人が毛量を軽くしたいばかりに、眉毛の中央を抜きすぎてしまいます。アーチをくっきり作ったり、毛量を半分以上減らしたいと思うようなのですが、それは驚くべきことです。アイブロウは眉頭、そして眉尻の位置もぴたりと合っていることが大切。眉尻を無理やり長くしてアーチを作ろうとしないでください」

「なお、眉を抜くときは肌をピンと張り、毛をゆっくり抜いて下さい。そして最後に、鏡から一歩下がって眉毛全体をチェックしましょう。もしはみ出している毛があれば抜いてください」

「泡立てた洗顔料やシェービングフォームをのせて肌をピンと張り、カミソリの刃をこめかみ、額などの産毛を剃りたいところに沿わせてください。産毛を取り除くことで眉毛をより際立たせることができますよ。これはもちろん、口周りにも応用できる方法です」

「仕上げに、ペンシルやパウダーなどで必要な箇所だけを埋めてください。色をのせると改めて不必要な毛が見えてくる場合もあるけど、そのときはハサミやツイザーで微調整を。最後に完璧なアイブロウの形を見出せます」

アイブロウサロンに通うことが難しい時期。これらのステップを行って、マスクメイクでもオンライン会議でも、生き生きとした表情を演出できるはず。

顔まで変わった!? セレブ眉ビフォーアフター第２弾！

Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI