近年、相次ぐベビーラッシュでたくさんのかわいい継承者が誕生したスウェーデン王室。ヴィクトリア王太子のファミリーを中心に、親しみやすいオープンな雰囲気と、ファッションアイコンとしての存在感で支持を集める次世代王室の、7人の幼きプリンセス&プリンスについておさらいしてみよう。
ヴィクトリア王太子 & ダニエル王子夫妻ファミリー
カール16世グスタフ国王と、シルヴィア王妃の第1子であるヴィクトリア王太子と夫のダニエル王子の家族。スウェーデンの次期国王であるヴィクトリア王太子は、彼女の元スポーツトレーナーで一般人だったダニエル王子と7年越しの愛を貫いて2010年に結婚を成就。2012年に第1子エステル王女、2016年に第2子オスカル王子を授かった。親しみやすくてしっかり者のヴィクトリア王太子と、愛らしいエステル王女が人気を牽引する、スウェーデン王室のなかでも好感度ナンバーワンの家族だ。
1. エステル王女
2012年2月23日、ストックホルム・ソルナのカロリンスカ病院で誕生したヴィクトリア王太子の第1子エステル・シルヴィア・エヴァ・メアリー王女。王位継承順位は母に次いで第2位となる。スウェーデンは欧州の中でもいち早く長子優先の王位継承法に改正した国であり、エステル王女は生まれながらにして将来女王になることが決まっている。写真は同年5月に行われた洗礼式での写真。
現在7歳のエステル王女はプリスクール・クラスを無事に修了し、今月から小学校1年生に。父ダニエル王子によると、エステル王女は競争心が強いタイプらしく、それは両親から受け継いでいるかもしれない、とのこと。スポーツではスキーが得意で、ダニエル王子も舌を巻くほどだそう。
2. オスカル王子
2016年3月2日に姉エステル王女と同じ病院で誕生したヴィクトリア王太子の第2子オスカル・カール・オーロフ王子。王位継承権は姉に次いで第3位。誕生は祝福をもって迎えられたが、実は姉のエステル王女は弟よりもハムスターを欲しがっていた、というかわいい逸話も。
3歳になった王子の最近のポートレート。父ダニエル王子そっくりの容姿で、カメラの前ではポーカーフェイスが多いが、ときおり見せる無邪気な笑顔に王室ファンはメロメロ。
カール・フィリップ王子 & ソフィア妃夫妻ファミリー
カール16世グスタフ国王とシルヴィア王妃の第2子、カール・フィリップ王子が一般人で元モデルのソフィア妃と結婚したのは2015年。欧州王室きってのイケメンであるカール・フィリップ王子と、リアリティスターとしても名が知られていたソフィア妃は、まさしく美男美女のお似合いカップルだ。2人は共通の友人が開いた昼食会で出会い、互いに一目惚れだったそう。結婚翌年にアレクサンダー王子、その次の年にガブリエル王子を授かっており、現在は4人家族。
3. アレクサンダー王子
カール・フィリップ王子とソフィア妃の第1子アレクサンダー・エリク・フーベルトゥス・ベルティル王子は両親の結婚1周年を待たず、2016年4月19日にスウェーデン・ストックホルム北部のダンデリード病院で誕生した。王位継承権は現在父に次いで第5位。同年9月に行われた洗礼式(写真)では、終始落ち着いた王子の貫禄ある態度が話題に。
今年4月に公開された3歳を記念したポートレートでは、父カール・フィリップ王子似の暗い色の瞳と、柔らかな巻き毛を披露している。
4. ガブリエル王子
2017年8月31日、ソフィア妃は第2子となるガブリエル・カール・ヴァルター王子を出産。王位継承権はアレクサンダー王子の次で、第6位だ。誕生に際して、父カール・フィリップ王子は「素晴らしい気分です。純粋に喜ばしいことです。彼は小さくてとってもチャーミングですし、ソフィアは素晴らしい母親です」と喜びを語っている。
昨年公開されたガブリエル王子1歳のときのポートレート。ソフィア妃に似た青い瞳が美しく、すでにかなりの美男子ぶりを発揮している。1年でどれくらい成長を遂げているのか、明日の2歳の誕生日でリリースされるであろう近影が楽しみ!
マデレーン王女 & クリストファー・オニール夫妻ファミリー
カール16世グスタフ国王とシルヴィア王妃の3人の子供のなかで、一番末っ子のマデレーン王女。生粋の王族でありながら、女優クラスの美貌を誇る彼女はスウェーデン版『ELLE』の表紙を2度も飾っている。2011年にフィナンシャル・アドバイザーで米国と英国の二重国籍を持つクリストファー・オニールと交際開始。2012年に婚約し、翌年ストックホルム宮殿のチャペルで式を挙げた。2人の間には現在レオノール王女、ニコラス王子、アドリアンネ王女という3人の子供がいる。一家はオニール氏の仕事の都合でスウェーデンと海外を行き来しながら暮らしており、昨年秋からはアメリカ・フロリダ州に生活の拠点を置いている。
5. レオノール王女
マデレーン王女の第1子、レオノール・リリアン・マリア・ベルナドッテ王女は2014年2月20日に、当時両親が生活の拠点をおいていたNYで誕生した。王位継承権は母マデレーン王女に次いで現在第8位。王女の洗礼式(写真)は母国スウェーデンで同年6月に行われた。
現在5歳のレオノール王女は王室きってのおてんば娘として有名で、昨年には妹アドリアンネ王女の洗礼式で裸足で転げ回るムービーが話題に。母マデレーン王女は、そんな活発な王女のエネルギーを発散させるために、バレエを始めさまざまなお稽古事に励ませているのだとか。
6. ニコラス王子
マデレーン王女の第2子でレオノール王女の弟となるニコラス・ポール・グスタフ王子は2015年6月15日にスウェーデン・ストックホルム北部のダンデリード病院で誕生。ニコラスはスウェーデン王室では珍しいファーストネームということだが、ミドルネームは祖父であり現国王のカール16世グスタフへの敬意を表して、その名を受け継いでいる。王位継承権は現在第9位。
姉のレオノール王女に比べて、「おっとりした性格」と両親から評されているニコラス王子。4歳の近影でもその柔らかな雰囲気がにじみ出ている。
7. アドリアンネ王女
2018年3月9日にマデレーン王女の第3子・次女として誕生したアドリアンネ・ヨセフィーネ・アリス王女。王位継承権は兄ニコラス王子に次いで第10位。スウェーデンの王室雑誌『Svenskdam』によると、アドリアンネという名前はシルヴィア王妃のお気に入りで、マデレーン王女が生まれた時の名前の候補としても挙がっていたのだとか。写真は誕生後、家に迎えられレオノール王女とニコラス王子の歓迎のキスを受けるアドリアンネ王女。
アドリアンネ王女近影。両親、そして姉と兄からの愛情を一身に受けてすくすく成長中のアドリアンネ王女。顔はパパ似?
今はただそのかわいらしさで私たちを魅了するプリンセス&プリンスたちだけど、将来は、年の近いいとこ同士で協力しながら新たな王室を築いていくはず。スウェーデン王室の明るい未来に乾杯!