お気に入りのワードローブは繰り返し着用するなど、着回し上手のキャサリンは、3人の子どもたちのスタイリングにも上手に“お下がり”を活用中。子供の服はすぐサイズアウトするから、という実用的な理由での使い回しアイテムから、王室の伝統を感じさせる父から子への継承ルックまで、“お下がり”をキュートに着こなす英国ロイヤルキッズをチェック！
1. ストライプ柄のオーバーオール
今年の「チェルシー・フラワー・ショー」でキャサリン妃のデザインした庭を訪れたケンブリッジ公爵夫妻一家。末っ子のルイ王子が着用していたのは、一見ショートパンツに見えるけど、赤と白のストライプ柄のオーバーオール。
これはもともとジョージ王子のもので、2014年6月に生後11カ月のジョージ王子がポロの試合の観戦に訪れたときに同じアイテムを着用している姿がキャッチされている。
2. ブルーの模様編みカーディガン
昨年5月に公開されたルイ王子の写真がお披露目された際、生まれて間もないルイ王子に優しくキスをするキュートな姿が話題になったシャーロット王女。このときシャーロット王女が着ていたブルーの模様編みカーディガンも実は“お下がり”だ。
2016年4月に公開されたエリザベス女王の90歳の誕生日を祝うポートレートに写った、ジョージ王子の姿に注目。同じカーディガンを赤いショートパンツと合せてノーブルに着こなしている。
3. ネイビーのサイドスナップ・シューズ
ケンブリッジ公爵夫妻が昨年のクリスマスカードとして公開した写真では、再び同じカーディガンを着たシャーロット王女に目が行くが、ルイ王子が小さな足に履いているネイビーのサイドスナップ・シューズにも注目。
デイリー・ミラー紙やガーディアン紙によると、このシューズは、ジョージ王子が2014年にオーストラリア・シドニーを外遊で訪れたときに履いていたものと同じだという。
4. 白のカバーオール×白ニット
昨年5月に生まれてすぐのルイ王子のポートレートが公開された際、王子が着用していたのはスペインブランド「Irulea（イルレア）」の新生児期に着せやすい白のカバーオールと白ニットのセットアップ。
5. 33年前のヘンリー王子のルックをそのまま拝借
世代を超えた“お下がり”も。先月8日、エリザベス女王の93歳を祝う公式祝賀式典「トゥルーピング・ザ・カラー」で公式デビューを果たしたルイ王子。このとき着用していたスモッキング刺繍のブラウスと青のショートパンツはルイ王子の叔父にあたるヘンリー王子のお下がりだ。
遡ること33年前、1986年に行われた「トゥルーピング・ザ・カラー」では、アン王女に抱かれ、同じルックでバルコニーからこちらを見つめるヘンリー王子の写真が残されている。
6. 父から子に受け継がれたメモリアルピース
さらにもう一例。2015年、「トゥルーピング・ザ・カラー」デビューしたジョージ王子は白いフリルがついたブルーのロンパースにわざわざ着替えてバルコニーセレモニーに臨んだが、これにはある理由が。
実はこの衣装はウィリアム王子が1984年に「トゥルーピング・ザ・カラー」でバルコニーデビューしたときに着用していたもの。当時チャールズ皇太子の腕に抱かれた幼子が、今では父親に……と考えると感慨深い！
7. ヘンリー王子の赤い靴はシャーロット王女へ
世代を超えた“お下がり”はシャーロット王女にも。2017年にポーランドを外遊で訪れた際、シャーロット王女が履いていた赤いストラップシューズは叔父ヘンリー王子のものだと言われている。
1986年にハイグローブ・ハウスの庭園で撮影された、同じ靴を履いたヘンリー王子の写真が残っている。
最新のキッズファッションを追いかけるのも悪くないけど、こうやってあるものを大事に着て、受け継いで行く姿勢も今の時代は大切。ぜひお手本にしたい！
