ハイスペック彼氏は女子たちの憧れの的! って本当に? 結婚相手のスペックを重視するそんな流れにずっと前から疑問を抱いている女性たちも、コレをみればきっと何かが解消されるはず。高スペック(未遂含む)を狙って結婚し、そこから不幸になった歴代女性たちはセレブだけでもこんなにいます。
マライア・キャリー×トミー・モトーラ
ここ数年でもっとも話題になった不幸系高スペック婚の代表格といえば、この夫婦。マライアが23歳のときに20歳年上のレコード会社社長にして、当時の音楽界に君臨していたトミー・モトーラと結婚した際には、「まさにシンデレラ婚!」と憧れの目で見つめたメディアが続出。ところがどっこい、夫は権力を笠に着たメンタリティを家庭内でも発揮! 始終監視し、自分が目の届かないところでは使いを遣らせてまで見張ったそう。セクシーさを強調するのも仕事のうちなのに、仕事用の衣装を着る度に不機嫌になったり……。離婚後、トミーは自伝内で謝罪をしているけれど、マライアは今でもこのときの結婚生活は相当なトラウマになっていると告白している。エグゼクティブにはサイコパス傾向をもつ人が一般人の3倍(※)という研究結果も出ているので、それにひっかかってしまった可能性高しで本当にお気の毒。
※2014 『Journal of Forensic Psychiatry and Psychology』
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ジャクリーン・ケネディ×ジョン・F・ケネディ
家柄が家柄だけに高スペック男子、しかもハンパない超高スペック男子を狙わないといけなかったジャクリーン。「アメリカの王族」と言われたケネディ一族の御曹司を見事ゲットして、現在でも世紀のファーストレディとして憧れられているけれど、結婚生活は最悪。舅のモラハラ、セクハラ、夫の女性関係の後始末に家庭内暴力などなど、決して公にはされなかったものの、妻としては屈辱的な役回りを担わなければならず、ファーストレディの座と引き換えにしてもどっこいどっこい。そのうえ子どもたちも次々に謎の死を遂げるし、ふんだりけったり。これで「それでも幸せだった」と言えるのであれば、それもまた天晴れだけれど残念ながら幸せそうには見えない。
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ジャクリーン・ケネディ・オナシス×アリストテレス・オナシス
大統領が暗殺されたあとにジャッキーが選んだのも、超超高スペック婚。「20世紀最大の海運王」と言われ、とんでもない富豪だったギリシャのアリストレス・オナシスと結婚したのはいいが、基本的に一緒に暮らすことはせず、結婚生活らしい生活はほぼなかった模様。というのも、夫は愛人マリア・カラスとずっと縁が切れなかったうえ、義理の娘息子ともずっと不仲。オナシスと結婚したのは「ケネディ家を狙った何者かから身を守るため」という都市伝説もずっと消えないけれど、それが本当だとしたら悲しい結婚だということに……。義理の息子もこれまたなぜか飛行機事故でわずか22歳で亡くなってしまうし、義理の娘は37歳で病死。結婚には常に不幸がつきまとった。
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ダイアンドラ・ルーカー×マイケル・ダグラス
世界で10本の指に入るとも言われた高額離婚慰謝料、50億円超で終止符を打ったふたり。ダイアンドラ21歳のころ、12歳年上の二世スター俳優マイケル・ダグラスと結婚。名優カーク・ダグラスの義娘にもなれたし、下半身スキャンダルがとまらない彼に年貢を収めさせて満足していた? と思いきや、23年続いた結婚生活について「8~10年早く離婚しておくべきだった」と最近になっても後悔するほど。“ミセス・ダグラス”として映画プロデューサー業に手を出せたりしたけれど、それと引き換えにしても、夫のセックス依存症は治らないし、息子はヘロイン所持で刑務所に入ってしまうし、結局自分よりずっと年下の女優キャサリン=ゼタ・ジョーンズに夫を取られるしと散々。慰謝料を50億円以上をもらえても、すっきりはしていない様子。その証拠に、離婚後『ウォール・ストリート』の続編を製作するときには、その利益も分配するように訴訟まで起こした。
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セーラ妃×アンドルー王子
PRにギャラリスト、そして出版社勤務……ハイスペック希望女子が狙いそうなキャリアをひと通りさらったセーラ・ファーガソンは、めでたく27歳のとき英国王室のモテ男、アンドルー王子(チャールズ皇太子の弟)をゲット! しかし、結婚後もアンドルー王子は男女かかわらず下半身を緩めたままでいらっしゃったため(しかも少女買春疑惑まで!)、2人の娘をもちながらも早くから夫婦生活は破たん。王室関係者から「下品な女」といじめられたからか、本人も上昇志向丸だしで、“王族”をビジネスにしてやりたい放題。最終的には、セーラ妃が夫への紹介料(数千万クラス)を受け取った証拠がすっぱ抜かれ、アンドルー王子と男性とのイチャイチャシーンがパパラッチされて終了。セーラは王室からも追放。スペックと愛が乖離していたが故に不幸になった良い例。
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ヴァネッサ・ブライアント×コービー・ブライアント
10代でスペック婚を狙い打ちしたのがバスケットのスター選手、コービー・ブライアントを若干17歳で落としたヴァネッサ。スペック婚のために高校卒業という最低限のスペックさえもかなぐり捨てたものの、夫はレイプ疑惑事件を引き起こす始末。そんな辛い時でも味方をしてあげたヴァネッサ。スターの妻の座を守る為、必死に頑張った。にもかかわらずその後も夫は浮気を辞めず、相手の女性の数はどんどん増えて行き3ケタ超え。なのに、事件から15年近くたった今も別れていない! 「セレブ妻」としてしか生きていけない弱さを人質に取られ、完全に夫に支配されてしまった最悪の例。
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タリサ・ゲッティ×ジョン・ポール・ゲッティ・ジュニア
ファッション・アイコンとして60年代を駆け抜けたタリサは、ミック・ジャガーにマリアンヌ・フェイスフルにサン=ローランなど名だたる有名人と交流。とくにサン=ローランはミューズとして彼女を敬愛していたほど。そんな彼女が26歳で結婚したのが、アメリカの大富豪一家、ゲッティ一族の御曹司ジョン・ポール。彼は20代前半のとき一度結婚をしていたバツ1で、結婚当時は8歳年上。大富豪で離婚歴ありの冴えないおぼっちゃま(?)を、自分色に染め夫婦で華やかな世界に頻繁に登場。きらびやかな夫婦生活! 豊かな生活と、グラマラスなお友だち……。けれど、流されやすく一途な夫はタリサにとってどんどんつまらなく感じられるようになり、若い愛人をもつように。そのうえ夫はタリサのヘロイン中毒を止められず、破局に向けてノンストップ! その結果、タリサはたった30年でこの世を去ってしまった。しかもタリサの死の2年後には、ジョン・ポールの長男が誘拐される事件が発生。妻の死でボロボロになっていた彼には身代金が払えず、父に泣きついたところ拒否されてしまう。結果、犯人により長男の片耳が切り落とされたのは有名な話。
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【未遂】アン・ハサウェイ×ラファエロ・フォリエリ
真面目な家庭に生まれたお嬢さんで、秀才女優のアンが4年も付き合っていたのが、イタリア人実業家ラファエロ・フォリエリ。あの鼻っ柱が強かった若かりし頃のアンが、レッドカーペットやパーティに連れて行き、コネクションづくりに協力していたほどの熱の入れっぷり。ところがこの彼氏の“実業”に詐欺が含まれていたことで大変なことに。勘付いて急いで縁を切ったが、時すでに遅し。ラファエロはすぐに米国外追放となり、その後女優としてのイメージは急落。今になってもトランプ大統領に「彼氏が窮地に立った途端に別れやがった不実な女」などと、頓珍漢な攻撃を受けたりと、このときの過去は消し去りたいはず。スペックを棄てて旦那さんを選んで本当によかった。
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