世界の感染者数累計が2000万人を超え、感染者数増加のペースも加速の一途を辿る新型コロナウイルス。もはや私たちの誰もがいつ感染してもおかしくない状況で、実際に新型コロナウイルス（COVID-19）感染を経験し、その心身への影響について詳細に語ったセレブたちの言葉を紹介。AU版『ELLE』より。
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レナ・ダナム
ドラマ「GIRLS/ガールズ」の作者レナ・ダナムは7月31日に長文をインスタグラムに投稿して、3月半ばにCOVID-19に感染していたことを告白した。
「コロナウイルスは人々を死なせているということを私たちはそれを知っています。でも、コロナウイルスは感染した多くの人の体や経験をも、予想だにしない方法で変えてしまいます」と彼女。そして、それはこれまで健康問題を抱えてきた数年間にさえ経験したものではなく、「自分が具合が悪くなることをどんなに甘くみていたか」思い知ったという。
彼女は投稿の最後に「もしあなたが自分や周りの人を守るための適切な処置を行えば、あなたは彼らを辛い世界から救うことができます。彼らを、我々がまだ理解できていない多くの結果を伴う誰にも必要のない経験から救えます。我々を連れ去るこの高波に備えられていない、大勢の人々を手助けし、あらゆるレベルのサポートをして救うことができます」
「我々全員が思慮深く思いやりを持つことが非常に重要です。なぜなら、本当にそれ以外の選択肢がないからです」
ゾーイ・ドゥイッチ
ドラマ「ザ・ポリティシャン」のゾーイ・ドゥイッチは米エンターテイメントサイト「Vulture」で自分がCOVID-19陽性だったことを明らかにした。ゾーイは「シャットダウン前」に検査で陽性がわかり、「その後1カ月は陽性のままで、それは言われているよりも長かった。今は大丈夫。自分の健康に感謝してるし、ある意味OKになることに後ろめたさも感じてしまう」と正直な心情を吐露した。
ドジャ・キャット
注目の女性ラッパー、ドジャ・キャットは7月のラジオ局「Capital XTRA」のインタビュー内でCOVID-19に感染したことを告白。以前は「コロナなんて怖くない」と豪語していた彼女がどうやって感染し回復したのかをシェアした。
「COVIDになっちゃった。正直言って、どうしてこうなったか分からないけど、たぶんポストメイトで何か頼んで……どうして感染したかは分からないけど、感染しちゃったの」と説明したドジャ。今は「大丈夫」だけど、「4日間最悪の症状」だったことを明らかにした。
デビ・メイザー
ドラマ「Younger」に出演しているデビ・メイザーは3月22日、自身のインスタグラムを更新。COVID-19に感染したことを明らかにした。その長文投稿のなかで、彼女は最初に経験した奇妙な症状について「1カ月前、家族みんなが（夫と2人のティーン・エイジャーの娘たちも）、奇妙な症状を経験したの。微熱と、頭痛、喉の痛み、そして体の痛み、耳鳴り、空咳。それはすぐに治ったわ。季節性のものかと思ったかって？ いいえ、それはいつもとはちょっと違う感じだった……」と綴った。
そして彼女はフォロワーに向けて「ともかく、みんな家にいて！ 自分と自分の愛する人を守りましょう。免疫システムを強化して。幸運と神のご加護を祈ります！」と訴えた。
アンナ・キャンプ
『ピッチ・パーフェクト』で知られる女優のアンナ・キャンプは７月21日、たった一度マスクをしなかった後にCOVID-19に感染したことを告白した。
「ハイ、みんな……自分がついにCOVID-19に感染したことをシェアするのは自分の責任だと感じてるわ。今では陰性になったけど、3週間の間本当に具合が悪くて、今でもぐずついた症状が残ってるわ」と綴った彼女。
「私はすごく安全に気をつけてた。マスクをして、手の消毒もしてた。一度だけ、世間が再開しはじめたときに、マスクなしで外出してみたの。たった、一度、だけね。そして、私はコロナに罹ってしまった」と説明した。
「私は幸運よ。なぜなら、死ななかったから。でも死んでいく人々もいるの」と続け、フォロワーの人々にマスクをつけることを促した。「お願いだからマスクをして。いつでも起きうるの。そして、誰にでも。自分が安全だと思っているときでも。みんなで変えていきましょう。マスクをすることは命を救うことなの」
イドリス・エルバ & サブリナ・ドゥーレ
2020年3月、イドリス・エルバとその妻のサブリナ・ドゥーレはCOVID-19陽性と判明。ツイッターを通じて感染を明らかにした初めてのセレブの一人となった。「今朝、検査でCOVID-19陽性がわかった。具合は良くて、今の所どんな症状もないけど、自分がウイルスに暴露された可能性があると分かってからは、自主隔離している。みんな家にいて、実利的になろう。自分の様子についてはアップデートする予定だよ。パニックにならないで」
それから数日後、妻のサブリナもCOVID-19陽性であることが判明。「イドリスがウイルスに暴露した可能性があると聞いてすぐに、でかけているところでしたが彼と一緒にいたいと思いました。行ってあげて、世話をする、それは妻としての本能のようなものだと思います」と「Oprah Talks COVID-19」で語った。
「お互いの接触の仕方は変えませんでした。別の部屋に行って、接触しないという決断もできましたし、人々はそうすることを選ぶと思います。それはとても辛い決断です。しかし、私は彼のそばにいて、彼に触れつづけるという決断をしました」
サラ・バレリス
シンガー・ソングライターのサラ・バレリスは自身のインスタグラムのストーリーズで、今は良くなったものの、コロナウイルスに感染していたことを明らかにした。
「一応伝えておくと、私はコロナになりました。今は完全回復したけど、念の為」と彼女。「今この時を経験しているすべての人々のことを考えて、愛を贈ります。そして、楽にできる呼吸や、歩き回れる日々に感謝します。今はとても静かにしていますが、すべてを受け入れて、多くの感情を抱きながら、静かでいることを続けます」
ピンク
2020年4月、ミュージシャンのピンクはインスタグラムで、彼女の家族がコロナウイルスの症状が出始めたこと、検査の結果自分が陽性だったことを明らかにした。
「私の家族はすでに家にこもっていました。そして、担当医の指導に従って、これまでの2週間もそれを継続しました。つい数日前に私たちは再検査して、幸いにも陰性になりました。私たちの政府が検査しやすい体制を作らないのは本当におかしい状況ですし、間違っています」
トム・ハンクス & リタ・ウィルソン
オーストラリアで映画の撮影を行っていた3月、トム・ハンクスは自身のインスタグラムを更新して、自分と妻がコロナウイルスの検査で陽性になったことを明らかにしている。彼らはいち早くコロナウイルス陽性を明らかにしたセレブだ。
「私たちは、風邪のときみたいな倦怠感があり、体に痛みも感じました。リタは悪寒と微熱もありました」と綴ったトム。「世界の状況を鑑みて、正しい行動を取るためにコロナウイルスの検査を行い、結果陽性でした」
アンディ・コーエン
有名TV司会者のアンディ・コーエンは3月にインスタグラムで「数日間の自主隔離の後、気分があまり良くなくて、検査の結果コロナウイルス陽性だった」と綴った。
「＃WWHL（深夜番組「Watch What Happens Live with Andy Cohen」）を家からやるためには何でも出来るという気持ちでしたが、今はそれを保留して、よくなることに努めます。私たちのために疲れを知らずに働いてくれるすべての医療関係者の方に感謝するとともに、みなさんが家にいて、体調管理に気をつけることをお願いします」
ブライアン・クランストン
「プロトコルにきちんと従っていたにも関わらず」ウイルスに感染してしまったという俳優のブライアン・クランストンはフォロワーたちに「ともかくマスクを付けて」と訴えた。
7月30日、ブライアンはインスタグラムに動画を投稿。声明のなかでウイルスに感染した中では、自分は「ラッキーな方」だと感じていると明らかにした。
「もう少しの辛抱をお願いしたいと思っています」と綴ったブライアン。「私はルールにかなり厳密に従っていましたが、それでも、ウイルスに感染してしまったのです」
「私は幸運な方です。症状は穏やかでした。自分が恵まれていることをきちんと考え、みんながともかくマスクをして、手洗いをし、社会的距離を保つことを願います。私たちは勝てます。しかし、それはルールに従った場合に限り、です。安全に、健やかでいてください」
Translation & Text : Naoko Ogata
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