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英国王室の波乱の90年代がどう描かれる?『ザ・クラウン』シーズン5について知っておきたいこと

『華麗なるギャツビー』のエリザベス・デビッキがダイアナ妃役に抜擢!

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英国王室の波乱の90年代がどう描かれる?『ザ・クラウン』シーズン5について知っておきたいこと
Getty Images

ピーター・モーガンが原作・脚本を手がけ、英国王室の歴史を描いた『ザ・クラウン』は、これまでに数々の賞を受賞。Netflixが莫大な予算を投じたことでも知られ、2シーズンごとに役者を入れ替えることで、何十年にも及ぶロイヤルたちの年齢や見た目を反映させている。

シーズン1、2では、クレア・フォイとマット・スミスがエリザベス女王&フィリップ王配役を演じ、その後、オリヴィア・コールマンとトビアス・メンジーズに役を引き継いだ。シーズン3ではエリン・ドハティがアン王女、ジョシュ・オコナーがチャールズ皇太子、エメラルド・フェンネルがカミラ夫人を好演。

シーズン4では女優のエマ・コリンがダイアナ妃役に抜擢され、ジリアン・アンダーソンが「鉄の女」マーガレット・サッチャー役を演じるなど、1970年代と80年代の英国の様子を映し出している。

昨秋にシーズン4が配信されて絶賛されたばかりだが、シーズン6で完結すると発表されて以来、早くもシーズン5についての噂が広まっている。 『ザ・クラウン』シーズン5について現時点でわかっていることを以下におさらい。

Photo: Getty Images, Courtesy of The Crown via Instagram Translation: Masayo Fukaya From ELLE

『ザ・クラウン』シーズン5は、1980年代後半~90年代前半をフィーチャー

英国王室の波乱の90年代がどう描かれる?『ザ・クラウン』シーズン5について知っておきたいこと
Tim Graham//Getty Images

シーズン4がサッチャー首相の就任、ダイアナ妃&チャールズ皇太子の結婚、ウィリアム王子&ヘンリー王子の誕生など、70年代と80年代に焦点を当てていたことを考慮すると、シーズン5は80年代の後半、もしくは1990年代の前半から描かれると予想される。

英国王室にとって波乱の10年

英国王室の波乱の90年代がどう描かれる?『ザ・クラウン』シーズン5について知っておきたいこと
Anwar Hussein//Getty Images

90年代は英国王室にとって波乱の10年間だった。エリザベス女王の3人の子ども(チャールズ皇太子&ダイアナ妃、アンドルー王子&サラ・ファーガソン、アン王女&マーク・フィリップス)の結婚生活が破綻し、ウィンザー城では火災が起きたことから、女王が1992年を「ひどい年」と呼んだことでも知られている。

特に1997年にダイアナ妃が悲劇的な死を遂げた影響で、90年代の王室に対する世論の評価は非常に低かった。

シーズン5が2000年代に突入するかどうかはわからないが、女王は2002年にゴールデン・ジュビリー(即位50周年)を祝い、その数週間後に母のエリザベス皇太后と妹のマーガレット王女を亡くすという辛い経験をしている。

『ザ・クラウン』シーズン5のキャスト: エリザベス女王役はイメルダ・スタウントン

英国王室の波乱の90年代がどう描かれる?『ザ・クラウン』シーズン5について知っておきたいこと
Pacific Press//Getty Images

エリザベス女王役にはイメルダ・スタウントンが抜擢されたことが、今年に入って明らかになった。『ハリー・ポッター』シリーズのドローレス・アンブリッジ役で知られるイメルダは、『恋におちたシェイクスピア』(1998)や『ヴェラ・ドレイク』(2004)への出演でも知られており、「大好きな『ザ・クラウン』の最後に関わることができて、心から光栄に思っています」と語った。

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『ザ・クラウン』シーズン5のキャスト: マーガレット王女役はレスリー・マンヴィル

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Tim P. Whitby//Getty Images

ヴァネッサ・カービー、ヘレナ・ボナム=カーターからマーガレット王女役を引き継ぐのは、レスリー・マンヴィル。姉妹役を演じるイメルダとは『ヴェラ・ドレイク』(2004)を含むさまざまな作品で共演している。

ほかにも、『ファントム・スレッド』(2017)や、テレビドラマ『Mum(原題)』(2016-19)や『Save Me Too(原題)』(2020)などへの出演で知られる。

『ザ・クラウン』シーズン5のキャスト: フィリップ王配役はジョナサン・プライス

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Steve Granitz//Getty Images

フィリップ王配役は、現在73歳のジョナサン・プライスにバトンタッチ。直近ではアカデミー主演男優賞にノミネートされた『2人のローマ教皇』(2019)で知られているが、シェイクスピアの作品を含む舞台にも多数出演している実力派。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや、歴史ドラマの『ウルフ・ホール』(2015)、グレン・クローズの夫役を演じた『天才作家の妻 40年目の真実』(2017)でも知られるベテラン俳優。

『ザ・クラウン』シーズン5のキャスト: ダイアナ妃役はエリザベス・デビッキ

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Daniele Venturelli//Getty Images

Netflixは昨年8月、残り2シーズンのダイアナ妃役にオーストラリア人女優のエリザベス・デビッキをキャスティングしたと発表した。バズ・ラーマン監督の『華麗なるギャツビー』(2013)でジョーダン・ベイカー役を演じたエリザベス。

『ザ・クラウン』のダイアナ妃役に抜擢されたことについて、「本当に名誉なことです」「ダイアナ妃の精神や言葉、行動は、今も多くの人々の心に刻まれています」との声明を発表している。

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『ザ・クラウン』シーズン5のキャスト: サッチャー首相役は引き続きジリアン・アンダーソン?

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サッチャー首相が1992年まで辞任しなかったことを考えると、少なくともシーズン5の前半までは、ジリアン・アンダーソンがサッチャー役を続投する可能性が高い。

『ザ・クラウン』シーズン6は製作される?

イメルダ・ストーンが女王役を演じると発表した際、ピーター・モーガンは『ザ・クラウン』をシーズン5で完結させると語っていたため、シーズン6の製作を予定していなかった。

しかし、ピーター・モーガンはその考えを改め、2020年7月にはNetflixがシーズン6を製作することを発表。

これを聞いたファンの間では、ヘンリー王子&メーガン妃の結婚から王室離脱までの道のりや、アンドルー王子と性犯罪者のジェフリー・エプスタインとの友情などといった、最近の出来事が描かれるのではないかとの憶測が飛び交ったが、モーガンはこれをすぐに否定した。

『The Hollywood Reporter』の報道によると、モーガンは「シーズン5について議論を始めたとき、物語の豊かさや複雑さを正当に描いていくためには、当初予定していたシーズン6を製作するべきだということがわかった」「憶測を呼ばないように説明すると、シーズン6はこれ以上現代に近づくことはない。シーズン5と同じ時代をより詳しく描いていく」と語ったそう。

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