女子ラグビー選手が試合中に生後13週目の娘に授乳→その後再びピッチに戻り称賛「人前でする授乳への偏見なくなってほしい」
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世の中の母親たちの間でさまざまに意見が分かれる人前での授乳。「まったく気にしない」派から「抵抗感がある」派まで考え方は人それぞれだけど、ある女性アスリートの行動が「インスピレーションを与えてくれる!」と話題。

女子ラグビー選手が試合中に生後13週目の娘に授乳→その後再びピッチに戻り称賛「人前でする授乳への偏見なくなってほしい」
Courtesy of StanningleyRL via Twitter

イギリスに住む29歳のエミリー・ブライアリーは、スタンニングリー・レディース・ラグビー・クラブに所属する女子ラグビー選手。2021年6月13日(日)に開催された試合で、生後13週目の娘に授乳したあとピッチに戻ったことで注目を集めている。

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WalesOnlineによると、エミリーが試合に出場する直前まで授乳していた娘アラベラは、前半終了頃にお腹を空かせていたそう。そのときベンチに下がっていたエミリーはすぐに授乳を行ったあと、さりげなくシャツを着直してフィールドに戻り、チームの勝利に貢献したとのこと。

所属するスタンニングリー・レディース・ラグビー・クラブ曰く、その日はエミリーの「産後復帰してから初めての試合」だったそうで「どれほど誇りに思っているか伝えたい」とエミリーの写真をSNSに投稿した。

エミリーは反響の大きさに「圧倒された」と驚きつつ、この写真によって公共の場での授乳に対する偏見がなくなることを願っているとコメント。「悲しいことに、人前で授乳することへの否定的な意見はいまだに残っています。胸を露出することから『性的だ』と言う人がいますが、私は自分の子供に食事を与えているだけなのです」「私が伝えたいのは、日常生活を送りながら好きなことをしても、立ち止まる必要はないということ」「女の子たちがポジティブなメッセージを受け取ってくれることを願っています」と語った。

母親と赤ちゃんの大切なコミュニケーションの方法のひとつでもある授乳。エミリーのようなパワフルなアイコンが、子育てや育児に関する古い価値観を少しずつ変えるきっかけとなるはず。