メーガン妃(meghan, duchess of sussex)
Chris Jackson//Getty Images
メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)

昨年12月、女性起業家が立ち上げたウェルネス企業「クレバー・ブレンズ」に投資し、個人投資家としてデビューしたことを明らかにしたメーガン妃。王室を離脱して初めての民間投資だったことからも注目を集めた。クレバー・ブレンズは妃が現在住んでいるサンタバーバラを拠点にオーガニックの原材料を使ったインスタントラテやチャイを販売している。同社によるとこれらの飲み物にはストレスや不安感の軽減作用もあるという。妃は親友オプラ・ウィンフリーにもインスタントラテをプレゼント、オプラはSNSでこの商品をプロモーションしていた。

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courtesy of Oprah Winfrey via Instagram

ところがこのクレバー・ブレンズが新疆ウイグル自治区にある中国企業から原材料を輸入していたことが新聞「メール・オン・サンデー」の取材で発覚。首府ウルムチ市を拠点とするXinjiang Haiyan International Trade(以下XHIT)から19トンのオーツミルクパウダーを購入していたという。中国政府が新疆ウイグル自治区でイスラム教徒に弾圧を加えているのはご存知の通り。そのイスラム教徒のほとんどはウイグル人で、中国政府は彼らを中国共産党の再教育キャンプに強制収容されていると報じられている。各国の人権団体は自治区内にある中国企業がキャンプにいるイスラム教徒たちを強制労働させていると指摘、先進国の企業に自治区内の中国企業との取引を止めるように訴えている。 XHITが実際に強制労働させているかは明らかにされていないが、同紙はXHITの本社が強制収容所の近くにあることを指摘、疑いの目で見ている。

同紙によるとクレバー・ブレンズは数か月前にXHITとの取引を停止し、アメリカの企業からオーツミルクパウダーを購入し始めたという。とはいえこの企業はオーガニックな材料をエシカルな取引で購入していることがポリシー。ホームページでもそれをセールスポイントとして掲げている。今回の報道が企業イメージに影響する可能性は高そう。

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