ボディランゲージの専門家で『Methods of the Masters』の著者であるブランカ・コブ氏は、「公の場でのフィリップ王配とエリザベス女王の姿の向こうには、フィリップ王配の女王に対する愛と憧れをはっきりと見ることができます」と『グッド・ハウスキーピング』誌で語っている。彼は妻に身を寄せるためにはどんなことも厭わず、この場合では、杖を脇にどけて二人の間の距離を縮めている。
一方のエリザベス女王はほとんどの場合においてむしろ構え気味で、自身の独立性をはっきりと示そうとしている。「エリザベス女王は常に自立しているように見せることを心がけています」とボディランゲージの専門家で『SNAP: Making the Most of First Impressions, Body Language, and Charisma』の著者であるパティ・ウッドは語っている。
エリザベス女王は愛情というより、必要性から夫に自分の体を預けている。これは彼女が夫に愛情を抱いていないということではなく、単純に世間が彼らを見ていないときまで待っている、というだけだ。
写真/エリザベス女王とフィリップ王配。1972年10月撮影。